校長より

 ようこそ、千葉県立八千代東高等学校のホームページにお越しいただきました。千葉県立八千代東高等学校第17代校長の遠山宗利(とおやま むねとし)です。2年目となります。地元の村上地区の小中学校や関係団体との連携を強め、八千代市に貢献できる八千代東高校へ、さらなる成長をめざします。 
  
50期生入学 

 令和8年4月7日の入学式では、第50期生199名の入学を許可しました。今年の桜は昨年度より早く満開を迎えました が、なんとか入学式まで、その花を咲かせてくれていました。新入生は少し緊張した様子はあったものの、笑顔で式に臨んでいました。新入生代表は、とても新入生とは思えないほど、落ち着いて堂々とした態度で宣誓してくれました。高校生活を精一杯頑張りたいとの強い意思を受け、我々職員一同、新入生が充実した高校生活を過ごせるよう、精一杯の支援をしてまいります。 
 
教育目標と本年度重点目標 

 本校の校訓は「仰高(ぎょうこう)」です。理想を求め、大きく飛躍せよとの願いを込めて開校時に制定されました。【出典は「論語」子罕(しかん)編】 
その校訓を受け、教育方針は、

(1)人類愛に燃え、社会に貢献できる人を育てる

(2)学問と正義を愛し、継続的に努力できる人を育てる

(3)心身とも健やかで、個性豊かな人を育てる です。

 特に(1)については、JRC部が高校生ボランティア・アワード全国大会に連続出場するなど、ボランティアに力を注ぐ生徒が増えてきたことに見られるように、本校の教育方針が生徒へ浸透していると感じております。 

 さて、本年度の重点目標は、

 (1)豊かな人間性や社会性を持つ生徒を育成する。

 (2)自分の生き方を見据え、自ら思考し表現し、挑戦する生徒を育成する。

 (3)安全安心でウェルビーイングな学校づくりを目指す

 (4)生徒との対話や職員間の情報共有の時間を創出する。

としました。教育の目的は「人格の完成」であるという原点に立ち返り、AIの進化する社会において、より求められる豊かな人間性を育むことを中心に考えた学校運営を行う所存です。生徒の皆さんには、学校行事や授業、友達との触れあいなどを通して、豊かな感情と思いやりの心を育み、人間らしい人になって欲しいと願っています。また、何事にもチャレンジし、やり遂げようとするたくましさも身につけて欲しい力です。予測困難な時代において柔軟に変化へ対応し生き抜く、たくましくやり遂げようとする力が必要となってきます。予測困難な時代、AIの進化が急激に進む時代だからこそ、人間性の育成に力を入れるべく、今年度の重点目標を設定しました。保護者の皆さま、地域の皆さまも、ぜひ、本校の教育目標を御理解いただき、学校運営への御協力を賜りますことをお願いいたします。 
 
新入生に伝えた三つのこと (入学式式辞より一部抜粋) 

 まず一つ目は、「将来、自分はどう生きていきたいのか」を考えることです。 
 皆さんは、将来どのような大人になり、どのような人生を歩みたいと考えていますか。夢や目標がはっきりと見えている人もいれば、まだ漠然としている人もいるでしょう。それで構いません。 
 夢は、描くからこそ実現に近づきます。将来、大人になったときの自分の姿を思い描くことで、今、この高校時代に何をすべきか、どのように過ごすべきかが、少しずつ見えてくるはずです。 
 遠い将来が思い描けない人は、二十歳前後の自分でもかまいません。どのような学生でありたいか、どのような仕事に就いていたいかを考えてみてください。 
 人生百年時代と言われる中で、高校生活は、わずか三年間しかありません。その貴重な三年間を無駄にしないためにも、自分なりの夢や目標を胸に、高校生活に臨んでほしいと思います。 
 二つ目は、「やり抜くこと」です。 
 この春休み、選抜高等学校野球大会の中継を目にした人も多いことと思います。高校野球が長年にわたり多くの人の心を打ち続ける理由は、選手たちが日々の練習を積み重ね、仲間と切磋琢磨し、勝敗にかかわらず、試合終了の瞬間まで全力でプレーし、自分たちの野球をやり抜く姿にあるのではないでしょうか。 
 近年では、サッカーやバレーボール、バスケットボールといった競技、さらには吹奏楽、合唱、百人一首、将棋、ロボットコンテスト、演劇などの文化活動も、全国大会の様子が多く取り上げられています。 
そこに共通するのは、一つの目標に向かって、仲間とともに努力を重ね、最後までやり抜く姿があるからこそ、人の心を動かすということです。結果がどうであれ、やり抜いたからこそ得られる達成感と、悔しさが、次の成長につながっていきます。 
 新入生の皆さんにも、高校生活三年間で、ぜひ「これだけはやり抜いた」と胸を張って言えるものを見つけてほしいと思います。部活動はもちろん、学業、ボランティア活動など、どのようなことでも構いません。大きなことでなくても結構です。何か一つ、やり抜く経験を重ねて、卒業式の日を迎えてください。 
 三つ目は、「コミュニケーション力を高めること」です。 
高校生活は、実社会で求められるコミュニケーション力を身に付けるための、大変重要な時期です。小中学校とは異なり、価値観や考え方、個性の異なる人たちと出会い、人間関係が広がっていきます。一生付き合える友人との出会いも、この時期に生まれることでしょう。 
 また、自分とは異なる考えを持つ人、自分とは合わないなと思う人たちと、どのように向き合い、理解し合っていくかを学べるのも高校時代です。同じ八千代東高校で学ぶ仲間として、互いを尊重し、多くの人と積極的に関わってください。 
そして、コミュニケーションの基本は挨拶です。社会に出てから「挨拶がきちんとできる人」は必ず評価されます。評価される大人を目指し、毎日、明るく元気な挨拶を心がけてください。 
 新入生の皆さん、三年後の自分の姿を思い描きながら、今日から始まる高校生活を大切に過ごしてください。教職員一同、皆さんの成長を全力で支えてまいります。(以下、略) 
 
 
本校概要 

 本校は、昭和52年(1977年)に開校し、本年度で49年目を迎える全日制普通科の県立高等学校です。校章は、「自律節制」という花言葉を持つ躑躅(つつじ)からデザインされました。躑躅(つつじ)は八千代市の市木でもあることから、この校章は、本校が、地域の期待を担う学校となるべく社会に貢献する生徒育成を目指そうとする象徴ともなっています。 
 本年度は創立50周年を迎え、令和9年度の50周年記念式典、令和10年度の学校統合の他、今年度からいよいよ始まる大規模改修等、「やちひが リ・スタート」を順次進めて参ります。 
 ぜひ、授業や部活動の見学など、一度、御来校ください。皆さまのお越しを心より歓迎いたします。

(令和8年4月) 

校長日誌

校長日誌

桜と躑躅

4月7日(火曜日)に199名の新入生を迎え、8日(水曜日)から、久しぶりに3学年が勢揃いしました。学校の至る所で、新学期らしい楽しそうな声が聞こえてきます。学業に、部活動に、ボランティアに、その他自分なりの活動に、精一杯取り組み、最後までやり抜いて欲しいと願います。
今日は1年生がオリエンテーション2日目でした。図書室オリエンテーションでのグループワーク(課題解決ゲーム)は、どのクラスも楽しそうに取り組んでいました。

さて、学校周辺の桜はすっかり葉桜になってしまいましたが、まるで桜に替わるかのように校門前の躑躅が花を付け始めました。本校の校章は躑躅をモチーフにしています。躑躅は本校のシンボルです。躑躅のシーズンこそ、本校の1年が本格スタートする時期です。生徒のみなさん、夢を持ち、夢が叶うよう、日々取り組んでください。
※学校公式NOTEスタートしました。校長からのメッセージも8年度版に更新しましたので、併せてご覧ください。

2学期終業式

12月上旬、都内の某飲食店で高校の同期会が開かれました。卒業生450名(当時は1クラス45名、学年10クラス)のうち、約50名が集まりました。大部分が40年ぶりの再会でしたので、会場に入るまでは「誰が誰だかわからないのでは」と少しドキドキしていました。しかし、会が進むにつれ、それぞれの顔に高校時代の面影が重なり、気持ちだけはタイムスリップしたようでした。
恩師から「高校時代の仲間というのは、何十年会っていなくても、会ったその瞬間に高校時代の気持ちに戻してくれる」というお話をいただき、まさにその通りだと感じました。40年を超えた、ちょっとした時間旅行ができた気がします。
さて、在校生諸君。君たちの40年後は、どんな時代になっているのでしょうか。どんな仕事に就き、どんな仲間とどんな会話を交わしているのでしょうか。ぜひ、想像してみてください。
40年後の人生を楽しむために、今の高校生活を楽しく、充実したものにしてください。

 

今日は2学期終業式でした。3年生にとっては最後の終業式です。
式の前には、表彰式と生徒会認証式が行われました。
表彰式では、JRC部(2件)、書道部個人、歴史発表個人の3団体4件に賞状を渡すことができました。
生徒会認証式では、新会長以下、新メンバー全員に認証書を渡しました。新しい生徒会メンバーには、ぜひリーダーとしての研修を受講してもらいたいと思います。
終業式では、次の2点についてお話ししました。
一つ目は、健康管理・体調管理についてです。
「健全な精神は健全な身体に宿る」という言葉の通り、毎日少しでも身体を動かす習慣をつけてほしいと伝えました。この言葉には「物やお金をたくさん持つことよりも、健康で元気な心と体を大切にすべき」という深い意味があります。まずは、毎日ストレッチなどの軽い運動から始めてみてください。
二つ目は、当たり前を見直すことについてです。
生徒を見ていると、自分の当たり前(マイルール)を学校や公共の場に持ち込んでいる人が多いと感じます。自分や家庭の当たり前が、学校や社会の当たり前と同じかどうか、時々確認してほしいと伝えました。
二人以上集まれば、違う当たり前がぶつかることもあります。その調整が必要です。学校は、異なる当たり前の中から共通のルールを作り、意見を調整する経験を積む場所です。そのことをぜひ意識して、学校生活を過ごして欲しい、そんなニュアンスのことをお伝えしました。

短い時間の中、伝えたいことの半分が伝わっていればいいと思っていますが、放課後、男子生徒が式辞で紹介したストレッチをやっている姿を見て、ちゃんと話聞いてくれてたね、と少し嬉しくなりました。

最後に、今年も残りわずかです。新しい年が、皆さんにとって挑戦と成長の一年になることを願っています。健康に気をつけ、当たり前を見直しながら、充実した日常生活を送ってください。

連合音楽祭

 今日は、第76回連合音楽祭の最終日です。八千代東高校吹奏楽部が出演するので、千葉県文化会館へ出かけてきました。
 連合音楽祭は、音楽系文化部の合唱、吹奏楽、器楽・管弦楽の専門部が合同で開催している大きなイベントで、今年度は、リニューアルした千葉県文化会館を会場に、11月5日、7日、14日、18日の4日に分かれて開催されました。
 八千代東高校は、7番目の出演順です。千葉県でも最大級のホールに少し部員たちはやや緊張気味でしたが、演奏が進むにつれリラックスしていったようです。本格的な反響板もあり、少人数編成でも深みと広がりのある演奏になりました。
 多くの高校が参加しているため、持ち時間が短いのが少し残念でした。
 吹奏楽部員は、自分やメンバーが奏でる音を楽しむことができたでしょうか。次は定期演奏会を楽しみにしています。

【リハーサル前の集合写真】

これからリハーサル

中学生一日体験入学

正門前のいちょうも黄色にそまり、秋の深まりを感じる季節になってきました。
学校は全校規模での大きな行事も終わり、生徒たちは、卒業や進級に向けてシフトアップする時期になってきました。

体育の授業では、猛暑下ではできなかった外種目のソフトボールに取り組む生徒たちの元気な声が響いており、活気溢れる学校らしさを感じさせてくれています。
 
さて、11月8日(土)に、中学生と保護者を対象とした「高校生の一日体験入学」を開催しました。例年より少なめの参加者でしたが、みなさんには、八千代東高校の魅力をしっかり体験していただけたようでした。
 
アンケートの集計では、学校説明会の内容は「とても良い」と答えた方が59%、「良い」と答えた方が41%で、全ての方に高い評価していただくことができました。また、体験講座(授業体験)は、申込時に選んでいただいた教科に分かれての模擬授業体験でした。アンケートでは、「とても良い」と答えた方が80%、「良い」と答えた方が20%で、体験授業もすべての参加者に満足していただけました。
その他、アンケートに書かれていた感想の中からいくつか紹介します。
★この高校はとても明るい高校だということが分かりました。
★英語での案内があったこと、配慮がされていてすてきだなと思いました。
★案内などをしてくれてる生徒の方が沢山いた。皆さん挨拶をしてくれるのが嬉しかったです。
★先生が本当にこの教科が好きで生徒達にツタ会えようとしていると感じました。とても楽しかったです。
★敷地が広く、先生達の雰囲気が良いところが分かった。
 
実際に学校に足を運んでいただくことで、八千代東高校の良さを感じていただけることがアンケートからも伝わってきます。
次年度の説明会に向けて、改善点を見つけ、さらに良い説明会を目指してまいります。

中学生のみなさん、そろそろ志望校を決定する時期になってきましたね。今年の八千代東高校学校説明会は今回で終わりますが、個別での学校見学は受け付けていますので、希望される場合は、専用フォームから申し込んでください。お待ちしています。

修学旅行3日目・最終日

 

【3日目】伊江島体験活動の日
修学旅行3日目は、伊江島での民泊体験を通じて、地元の方々が用意してくださった様々な体験活動に参加しました。

島内の資料館や景観スポット、ビーチなどを案内いただいたほか、城山「タッチュー」への軽登山や、ニャティヤガマ(千人洞)探索、ビーチコーミングとクラフト体験、三線や舞踊の練習、サーターアンダギーづくりなど、沖縄ならではの文化に触れる貴重な時間を過ごしました。

食事も、沖縄の家庭料理を堪能しました。にんじんシリシリ、沖縄そば、チャンプルーなど、どれも生徒たちに大好評で、「自分の家よりおいしかった」と話す生徒もいたほどです。

【4日目】最終日(国際通り散策)

最終日となる4日目は、早朝6時から朝食をいただき、7時には閉村式が行われました。式では、三線や舞踊を体験した4グループがステージで練習の成果を披露し、先生方も飛び入りで参加するなど、大いに盛り上がりました。

民泊ファミリーとの別れでは、涙あり笑いありの感動的な時間となり、生徒たちはフェリーの甲板から手を振りながら、伊江島を後にしました。

その後、本島へ戻り、国際通りへバスで移動。修学旅行最後の活動として、国際通りの散策を楽しみました。多くの生徒がすでにお土産を購入していたにもかかわらず、物産展を回ってさらに買い足す姿も見られました。昼食はグループごとに沖縄そばなどを楽しみ、時間の許す限り散策を続けるグループもありました。

帰路では、沖縄唯一の鉄道「ゆいレール」に乗って空港へ向かい、全員が時間通りに集合。那覇空港での搭乗便の遅れにより出発が約35分遅れましたが、生徒たちは売店でブルーシールのアイスクリームを楽しむなど、落ち着いて時間を調整していました。

羽田空港への到着は30分以上遅れ、東京の夜の涼しさに触れながら、生徒たちは修学旅行の終わりを実感していたようです。

途中、体調を崩す生徒もいましたが、大きな事故もなく、民泊先で新しい家族との絆を築くこともでき、修学旅行全体としては大成功でした。この体験を通して成長した生徒たちが、今後の学校生活や家庭生活にその成果を活かしてくれることを期待しています。

【伊江ビーチ 伊江ビーチや他のビーチでビーチバレーを楽しんだり、ビーチコーミングで貝殻や珊瑚を拾ってフォトフレームづくりをしたりと、伊江島の海岸を満喫しました。】

【城山「タッチュー」には多くのグループ、見回りの先生方が登りました。島内が見渡せるスポットです】

修学旅行1日目、2日目

2年生は、10月24日(金)から3泊4日の日程で沖縄修学旅行に出発しました。

【1日目】平和学習の日
初日は、沖縄の歴史と平和について学ぶ「平和学習」を中心とした活動を行いました。機内で昼食を済ませた後、那覇空港に到着し、各クラスごとにバスに分乗して移動しました。
訪問先は、ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館、沖縄県平和祈念資料館、そしてガマ(自然洞窟)の3か所です。
資料館では、戦争の悲惨さや平和の尊さについて、多くの展示資料を通して深く学ぶことができました。ガマの見学では、ガイドの方から丁寧な説明を受けた後、実際にガマの中に入り、戦没者の方々へ黙祷を捧げました。生徒たちは真剣な表情で話を聞き、平和の大切さを肌で感じている様子でした。

【2日目】体験活動と美ら海水族館見学
2日目の午前中は、クラフト体験とマリン体験の2グループに分かれて活動しました。
クラフト体験では、キャンドル作りやシーサーの絵付けを行い、沖縄の伝統文化に触れることができました。マリン体験では、バナナボートで海岸から浅瀬へ移動し、スキューバ体験を実施。浅瀬に泳ぐ熱帯魚を間近で観察することができ、生徒たちは大興奮でした。
午後は、バスで美ら海水族館へ移動しました。館内では、ジンベエザメやマンタの雄大な泳ぎ、チンアナゴなどの珍しい海の生き物に歓声が上がりました。中には、エラブウミヘビに感激して見入る生徒もおり、それぞれが思い思いに沖縄の海の魅力を堪能していました。
水族館見学後は、本部港からフェリーに乗り伊江島へ渡航しました。初めてフェリーに乗る生徒も多く、船上からの景色に歓声が上がるなど、移動そのものが思い出となりました。
伊江島到着後は、民泊先のファミリーの皆様による温かい出迎えを受け、入村式が行われました。式では琉球舞踊をご披露いただき、途中から生徒がステージに登場して一緒に踊る場面もあり、大いに盛り上がりました。
式終了後、生徒たちはそれぞれの民泊先へと分かれ、迎えの車に乗って出発しました。
大きな事故もなく、修学旅行前半の行程を無事に終えることができました。

明日3日目は、民泊ファミリーが用意してくださった体験活動が予定されています。生徒たちがどんな体験をし、どんな話を聞かせてくれるのか、今から楽しみです。

 

【沖縄県平和祈念資料館から見える海】

【このフェリーで伊江島へ行きました】

 【間もなく伊江島へ到着です】

躑躅祭終わる!

9月も終わり、ようやく秋の気配を感じられるようになりました。
近隣の村上緑地公園では「彼岸花まつり」が開催され、連日、多くの方々が満開の彼岸花を見学に訪れています。普段は閑散としている日中の公園も、この時期は駐車場に警備員が配備されるほどの賑わいを見せています。
さて、話を本校に戻しましょう。

「躑躅祭」、みなさんはすぐに読めますか?
校長室に来られたお客様の多くが、部屋に貼ってある「躑躅祭」のポスターを指して、「これは何と読むのですか?」と尋ねられます。正解は「つつじ」です。
なぜ「躑躅祭」なのか。今は彼岸花が美しい緑地公園ですが、初夏には躑躅の花が見事に咲き誇ります。本校の校章は、その躑躅の花をモチーフにしており、9月に開催される文化の部(文化祭)と体育の部(体育祭)を合わせて「躑躅祭」と呼んでいます。

今年の文化の部は、台風の影響で日程を短縮しての開催となり、生徒が楽しみにしていた中夜祭などは実施できませんでしたが、公開日は天候に恵まれ、中学生や保護者など多くの方々にご来場いただきました。
体育の部は、9月下旬としては少し暑い日となりましたが、体調不良者や大きなけが人も出ることなく、無事に終了しました。

文化祭や体育祭の定義を調べてみると、共通して出てくるのが「生徒が主体的に活動する」という言葉です。
近年、学校行事の削減傾向が見られますが、文化祭や体育祭は、生徒が主体的に活動し、試行錯誤を重ねながら、クラスメイトや先輩・後輩とともに「共同・協同・協働」して取り組む行事です。これは、生徒の人間的成長につながる大切な教育活動だと考えています。

今年の躑躅祭文化の部では、生徒会本部のメンバーが、日程短縮に伴うプログラム調整を主体的に行い、見事に成功させました。また、体育の部では、今年度復活した応援団のメンバーが紅組・白組を統率し、体育委員とともに、特に後半戦では全校生徒を盛り上げてくれました。
それぞれの場面で中心的に活躍してくれた生徒たちは、主体的に活動できたことの喜びを大いに感じてくれたことでしょう。そして、同時に大きく成長してくれたことと思います。

来年度は、さらに生徒の主体性が前面に出るような企画が展開されることを、今から楽しみにしています。

全国高等学校PTA連合大会三重大会参加レポート

8月21日(木)、22日(金)の2日間にわたり、三重県津市にある「日硝ハイウエアアリーナ(※地元出身の吉田沙保里さんにちなみ、正式名称は『サオリーナ』)」にて開催された、全国高等学校PTA連合大会三重大会に、PTA会長とともに出席しました。

本年度の参加者は約6,000人にのぼり、北海道から沖縄まで全国のPTA関係者(学校関係者)が一堂に会する大規模な大会となりました。

今回の参加を通じて改めて感じたのは、対面での行事の良さです。コロナ禍以降、オンラインやオンデマンドでの行事が普及してきましたが、実際に会場で三重県のPTA役員の方々や講師・パネリストの皆様の熱意に触れることで、音声や映像では伝わらない「熱気」や「空気感」が心に響きました。

初日:第3分科会「AI時代におけるWell-beingなキャリアデザイン」
初日は第3分科会に参加しました。テーマは「AI時代におけるWell-beingなキャリアデザイン ~青春期における感情・感動体験の重要性~」です。

基調講演はアソビジョン株式会社代表取締役・國本尚氏が務め、パネリストとして伊勢丹立川店店長・北川竜也氏、KCJ GROUP代表取締役副社長・宮本美佐氏の3名が登壇されました。

國本氏は、Well-beingを高めるための4つのチェックポイントとして以下を挙げられました。

他者を受容できるか(拒絶をなくせるか)
「ありがとう」と伝えられているか
自分が主役となって活動できているか
自分の価値観や意思を大切にできているか
また、18歳の意識調査では、日本の若者は学力は高いものの、社会の一員としての意識が低い傾向があることが紹介されました。大人が熱意を持って仕事に取り組む姿勢を示すことが、子どもたちの未来にとって重要であると語られました。

北川氏は、「自分で仮説を立てる力」の重要性を説き、幅広い体験が自立心や熱意を育み、職業選択にもつながると述べられました。

宮本氏は、キッザニアの取り組みを通じて「子どもが好きなことにチャレンジできる機会を提供したい」と語り、分科会は温かい雰囲気の中で締めくくられました。

二日目:全体会 記念講演「尊厳は明日の力」
二日目の全体会では、井村屋株式会社CEO・中島伸子氏による記念講演「尊厳は明日の力 ~壁を変える手中の鍵~」を拝聴しました。

講演の最後に、中島氏が社員に伝えている「3つのお願い」が紹介されました。

元気に挨拶する
感謝を口にする
良いおせっかいをする
特に「ありがとうは自分自身を明るくする魔法の言葉」という言葉は印象的であり、本校でも積極的に取り入れていきたいと感じました。また、「良いおせっかい」は、企業や組織をより良くするための支え合いの姿勢として、教育現場にも通じる考え方だと感じました。

企業の経営努力や従業員のモチベーション向上の手法は、生徒のキャリア教育や学校組織の運営にも大いに参考になる内容でした。後日、アーカイブ配信が予定されているため、関係者にも周知していきたいと思います。

PTAバス研修会から見えた「実践力」の重要性

5月26日(木)に、本校PTA主催のバス研修会が開催されました。

昨年までは秋に実施していましたが、今年から1学期に前倒しして行うことになりました。保護者の皆様からのご希望があれば、後期にも研修会を実施できるよう検討していくとのことです。

さて、今回のバス研修のメインは、東京都内にある専門学校の施設見学でした。

この専門学校は3つのキャンパスに分かれており、学園全体では約2万人の学生が学んでいます。私たちが訪問したキャンパスだけでも約1万2千人の学生が、日々実習や講義に真剣に取り組んでいました。

舞台、音楽、放送系のコースでは、プロが使用するのと同等の機材を用いた実習が行われており、就職後すぐに現場で学んだことを活かせるような、実践力の養成に力を入れていることがよく分かりました。

また、ダンス、演劇、楽器演奏などのコースには、誰もが知る第一線で活躍されている方や、劇団で活躍後に母校に戻
り教員となられた方など、その道のエキスパートが講師陣として名を連ねていました。これもやはり、学生の実践力の養成に注力している証であり、伝統と多くの卒業生を輩出している学校ならではだと感じました。

現場で求められる「実践力」
2時間近くにわたり専門学校内を見学し説明を受けたという経験はこれまでにありませんでしたが、今回は、現場で必要とされる実践力を学生に身につけさせるための学校側の経営努力を肌で感じることができ、参加して本当によかったと思いました。

参加された保護者の皆様からも、「クリエイターや表現者を目指し、座学やパフォーマンス練習に取り組む学生たちの真剣な姿を見ることができてよかった」「本格的な実習施設や地下4階にあるアリーナ(スポーツ競技のほか、舞台、音響、照明の実習にも利用)を見て、専門学校の持つ良さや、就職に強い理由を知ることができた」といった感想をいただきました。

見学先の学校では、都内の有名大学を卒業後に入学する学生や、社会人を経てから入学する学生も多いと聞き、驚きました。まさに「人生100年時代」において、誰もが何度も学び直しができる社会が到来し、リカレント教育の必要性が広く理解され始めていることを改めて実感しました。大学ではなく、なぜ専門学校が存在するのか。それは、学生の専門性を高め、社会で役立つ人材を育成するために、本物の機材や第一線で活躍する本物の講師といった学びの環境を整える学校経営や学生の育成指針があるからだと教えてもらえました。

普通科高校の「特色」を考える
現在、高等学校では普通科高校のあり方が問われています。専門教科ではなく普通教科を中心に学ぶ普通科高校において、専門学校の専門性に匹敵するような、本校ならではの特徴や特色をどのように作り出していくか。これまでの伝統や、生徒、先生方の声に耳を傾けながら、その方向性を探っていかなければならないと感じた一日となりました。

 

最後に、今回の研修を企画、運営してくださったPTA研修委員会の皆様、そして理事の皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

房総史学に本校生徒のレポートが掲載されました

本日(6月18日)、本校地歴公民科の教員より、房総史学の最新号(第65号・2025年3月31日発行)に本校生徒のレポートが掲載されたとの報告があり、早速拝読いたしました。

ちなみに『房総史学』とは、千葉県高等学校教育研究部会歴史部会が年に一度発行している冊子で、一般書店に並ぶことはほとんどありません。しかし、高校の歴史教育に関わる授業実践や指導論、生徒の主体的な活動の記録などが掲載されており、県内で歴史を担当されている先生方にとっては、まさに必読の書と言えるものです。

このように、本校生徒の活動が県内の先生方に広く知っていただく機会となったことは、非常に喜ばしいことであり、ぜひ多くの方に知っていただきたいと思い、校長日誌に記しておくことにいたしました。

掲載されたレポートは、歴史総合の課題である「千葉の身近な歴史を調べる」を大テーマとし、生徒それぞれが小テーマを設定したうえで、夏季休業中を活用して文献調査やフィールドワークを行い、研究・発表した作品の中でも特に優秀な4点です。いずれも、自身と関わりの深い郷土の歴史をテーマとしており、この課題がなければ深く知ることのなかった事柄について、自ら探究したことの意義が、文章から真っ直ぐに伝わってきました。

生徒が自ら設定した課題を探究し、まとめた内容を他者に伝えることを目的として、スライドや発表原稿を作成する過程は、生徒の成長に確実につながるものであることを、歴史総合の授業実践を通じて改めて実感いたしました。今後も本校において、探究的な活動がさらに活発になるよう、教職員一同で取り組んでまいります。

<房総史学第65号に掲載された生徒作品のタイトル>

1 八千代市の成り立ちと工業化の影響

2 「船橋と家康」について

3 八千代厳島神社薬師堂「吉橋大師第七十五番」八千代市桑納の神社について

4 佐倉藩と祭禮