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2016/07/20

平成28年度 第1学期 終業式講話

| by master

 生徒の皆さん、おはようございます。

 今、学期皆勤者の表彰をしました。
 1年生26名、2年生18名、3年生19名。
 改めて63名の皆さん、よく頑張りました。
 おそらく、ここにいるすべての皆さんが、社会に出て一番に期待されることは、
 休まず、時間を守って、任された仕事に取り組むことだろうと思います。
 その意味では、皆勤者の皆さんは、
 すでに世の中の信頼を手に入れていることになります。
 信頼されてこそ、やりがいのある仕事も任されます。
 信頼されてこそ、やる気も出ます。
 信頼を手に入れる一番の近道は、
 基本的な生活習慣を身につけることかもしれません。


 さて、私には、もうひとつ校長として表彰したい人たちがいます。
 それは3年間、部活動をやり通した人たちです。
 現3年生の中に、野球部、サッカー部、バスケ部、剣道部、バレーボール部、
 対外試合こそなかったものの空手部、
 文化系では、吹奏楽部、軽音楽部やダンス部、漫画研究部や鉄道同好会にも、
 3年間頑張った人たちがいます。
 ひとつのことをやり通すことも、なかなか難しいことです。
 それが達成できた人は、もっと自分に自信を持っていいと思います。
 皆勤賞と同じくらい価値があるものです。
 就職試験や入学試験のときの自己アピールにぜひ使ってください。
 
 そして、もうひとつ部活動に関連することですが、
 今年の野球応援は本当にすばらしいものがありました。
 例年になく総勢40人以上の大応援団が組織されました。
 その中には部活動で頑張っている人もたくさんいて、
 競技は違っても、頑張る仲間を応援したいという気持ちをもって
 参加してくれたことに、感動しました。
 応援団長、元剣道部キャプテン、井手くんのエールの交換、立派でした。
 結果は、去年のような勝利には結び付かなかったけれど、
 野球部をはじめ、多くの部活動参加者に元気を与えてくれた応援だったと思います。 
 暑い中、頑張ってくれた人たち、本当にどうもありがとう。
 
 さて、ここまでは1学期の良かった点です。
 しかし、1学期の終業式にあたり、
 皆さんにとって、耳の痛い話もしなければなりません。
 これは、私の個人的な印象かもしれませんが、
 今年の1学期は、去年の1学期に比べ、
 新年度・新学年への切り替えのできていない生徒が
 目立った1学期ではなかったか、というものです。
 もちろん、その切り替えができいて、
 上手にスタートが切れた人もたくさんいます。
 しかし、特に1、2年生の中に、その切り替えができいない人がいて、
 今後の学校生活が大変心配されます。
 6月中旬からすべての学年、すべてのクラスの授業を見せてもらいましたが、
 残念ながらそのような印象を強く持ちました。


 具体的には、学校のはじまりへの取組、
 毎時間の授業のはじまりへの取組ができておらず、
 遅刻することが当たり前のようになってしまっている人。
 机の上に携帯電話や飲み物、その他授業に関係のないものが
 置かれたまま授業を受けている人。
 そのことを、先生方が注意しても、なかなか素直に直せない人。
 そして、一番心配されるのは、
 中間考査、期末考査を、正当な理由なく受けていない科目がある人です。

 当然、そういう人たちのところには保護者面談、三者面談の連絡があります。
 1学期の反省をしっかりした上で、2学期に臨んでください。
 3年生は、進路の最終決断の時です。
 より慎重に、真剣に1学期の取組を振り返り、
 足りなかった点は補って、2学期につなげましょう。
 1,2年生、特に1年生には、少し厳しい言い方になりますが、
 中学生から高校生への切り替えができていないまま1学期を終えてしまった人、
 それなりの覚悟と決断をもって2学期に臨んでもらわなければなりません。

 小学生でも知っている道理です。
 東から昇る太陽は、西からは昇ってこないんです。
 それと同じで、努力なくして進級はあり得ません。
 こんな厳しい話をしなけばならいのは残念ですが、
 それが1学期の実際のところだろうと思います。


 そこで、2,3年生には昨年度からの繰り返しになりますが、
 プラス思考のおまじないについて、改めてお話したいと思います。
 ネガティブな気持ち、マイナス思考からは、悪い結果しか生まれません。
 生きていれば、いいこと、悪いことが繰り返しやってきます。
 特に悪い状態、谷間に陥った時、ネガティブな気持ちになるのは当然です。
 しかし、そこから、どうやってポジティブな気持ちに切り替えていくか。
 そのヒントとなるおまじないの言葉を、2、3年生には昨年お話しました。
 さて、何だったでしょうか?
 2,3年生、覚えている人、一緒に声に出して言ってみてください。

 「過去と相手は変えられない。変えられるのは自分と将来!」

 でした。

 起きてしまった出来事、取ってしまった成績は変えられません。
 また、うまくいかない原因を、かかわりのある誰かのせいや相手のせいにしても
 現状は何も変わりません。
 だったら、今の現状を少しでも良い方向に変えることができる
 「未来志向」をしようというものです。
 確かに過去は変えられないけれども、
 これから起きるであろう未来のことは、
 今のままと決まっているわけではありません。
 努力次第で、良い方向に変えることはできるはずです。
 同様に、自分の障害となっている誰かの存在を
 自分の都合のいいように変えることはできないけれども、
 自分が変わることで事態を好転させるきっかけが見つかるかもしれない。
 そうした「未来志向」「プラス思考」をする言葉が、
 「過去と相手は変えられない。変えられるのは自分と将来!」です。
 
 実は、このおまじないの言葉は、
 多くの一流スポーツ選手たちがスランプに陥ったとき、
 自分自身に語りかかけている言葉です。
 あのイチロウ選手も、松井秀樹選手も、本田圭介選手もみんな知っている言葉です。
 自分自身でメンタル・トレーニングすることを、「セルフ・コーチング」と言います。
 一流選手は、なぜ一流のパフォーマンスを続けられるのか。
 それは、スランプに陥っても、「セルフ・コーチング」で、
 つまり、「プラス思考」で、自分のメンタルをコントロールしているからです。


 まずは、自分自身が変わること。
 大きな変化ではなく、小さな変化から始めましょう。
 今できることから行動に移すことです。
 これを「スモール・ステップ」と言います。
 まずは「スモール・ステップ」を起こしましょう。
 起こさなければ、何も変わりません。
 このことをしっかり意識して、
 2学期、今度こそ切り替えをしっかり行って、
 新学期のスタートを切っていってください。


 それでは、9月1日、元気にまたこの体育館に集合しましよう。


 


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