校長挨拶

 

日誌

校長室だより2019 >> 記事詳細

2019/07/19

令和元年度1学期終業式挨拶

| by urayasuminami-h
「できることを増やす」

 今年度の1学期も今日をもって終了となります。人それぞれに様々な思いをもって臨んだ今年度だったろうと思いますが、この4か月間はどうだったでしょうか。少し言い方を変えると、この4ヶ月間に何ができるようになりましたか?何を学びましたか?どのように学びましたか?今日は皆さんと「できることを増やす」ということについて一緒に考えたいと思います。
 本来学習するとは、人間の内面における質的変容と言われています。つまり、学校に来て教室で出席し、学習活動をすることを通じて、自分の中で何かを変化させていくことが学習するということになります。皆さんは何か変えました?変わりましたか?変化を意識しましたか?1コマ1コマの授業のなかで、ハッとしたりヒェーと思ったり、フーなるほどと感心したり、へーと驚いたりほーと納得したり、だいたい「ハヒフヘホ」となるような心の動きや頭の働きをしていると頭の中を変化させていることになります。できれば、始まる前と終わってからの自分の比較をして変化を感じられるとさらに良いと思います。こうした変化を積み重ねていくことが、学習の積み重ねとなります。
 学びを積み重ねるとその蓄積から、何か新しいことや未知のことに対する考え方や道筋を探していくようになります。今、世の中はこうしたことを考えることが好きな人材を心待ちにしているのです。
 一つの例を示しましょう。「もし地球が東から西に自転していたとしたら、世界は現状とどのように異なっていたと考えられるか?」東京大学のある入学試験で出題された問題です。早い話、太陽が東から上らず、西からのぼるようになっていたとしたら、どのようにかわっていたかを問うています。いうまでもなく、正解はありません。正解をただひたすら求めるというのではなく、「こうかもしれない」「ああなるかもしれない」と考えを巡らせ、「だって○○だから」と理由を検討するでしょう。このとき、それまでに知っていることや気づいたことの積み重ねが考え方を導いてくれるのです。こうした正解のない問いにどう回答するのかが、今、求めれらる人材となるのです。
 身近なことでもできることもあります。たとえば、夏休みの計画は立てましたか?私は計画をたてることがとても苦手です。立てたとしてもちょうどよい計画はなかなか難しいです。そんな人は一日のやったことを記録しておくとよいです。縦軸に時間、横軸に日にちを書いて簡単にメモしてみるだけです。1週間たって振り返ってみると、いろいろと感じるはずです。こんなに遊んでしまった、とか勉強が少ないとか。そんな中から傾向がみえたり、パターンが決まっていることに気がついたりすれば、これからの生活のヒントになるはずです。
 まとめます。自分ができることというのは意外と気がつかないものです。「できることをふやす」には自分の内面の変化を音にしてみたり、ノートに記したりすることで気がつきやすくなります。そしてその変化の積み重ねがあなた方の将来を作っていくことになるのです。
 9月には、是非、一回り知的に大きくなった皆さんとお会いしたいと思います。どうぞ、有意義な夏休みを過ごしてください。
13:27