二年生の現代文についての授業紹介です。担当は本校2学年担任の三宅先生です。
今回学ぶのは「短歌・俳句」ということで、二首の短歌と一句の俳句を扱いました。テーマは「犬」で、扱った短歌・俳句それぞれが犬にまつわるものになっています。
授業ではまず短歌のポイントとして句切れ、表現技法、情景・心情の三つが大切というお話がありました。
日のくれに帰れる犬の身顫ひて遠き沙漠の砂撒き散らす
大西 民子
白き犬水に飛び入るうつくしさ鳥鳴く鳥鳴く春の川瀬に
北原 白秋
これらの短歌から思い浮かんだ情景を、クラス全体で共有できるよう、生徒たちに思ったことを発表させていました。また短歌の中で疑問に思ったところを考えさせることでその短歌に使われている表現技法を見つけ出させるなど、生徒たちは自身で納得のいく解釈をすることができていたようです。
俳句では季語、季節、情景・心情の三つがポイントということで最後に一句ポイントの確認を行いました。
小春日や隣家の犬の名はピカソ
皆吉 司
生徒たちはピカソという名前に気をひかれ、先生がピカソから連想した有名な画家パブロ・ピカソの本名を一息で言えるかというチャレンジをする場面があり、クラスからは笑いが起こる一幕もありました。




