校長室から

2021年8月の記事一覧

学校説明会お礼(校長室から)


 8月4日(水)は、全日制の学校説明会を行い、約2000名弱の中学生、保護者が来校してくれました。感染防止と猛暑対策により、居住市別に3回に分けて受付時間を設け、入口で整理券を配付して教室を割り振って全般説明を行い、自由見学とした部活動や校内見学を含め、概ね90分程度の滞在時間となったと思われます。酷暑の中でご苦労をおかけしましたが、多くの皆さんに本校の教育活動の一端をお見せすることができました。来校していただいた皆様に感謝いたします。
 中学校の方は、大規模会場での実施は困難と判断され、昨年度に引き続き説明会ができず、ホームページで動画を視聴してもらう形をとることとしました。高校の方も、説明は動画を視聴してもらう形でしたが、中学校についても、主役である生徒が登場する場面を多く設け、校舎内の様子を含め、どのように授業を受けているか、できるだけリアルに学校の特色が伝わるよう丁寧に作成したいと思っています。
 
 コロナ禍で「我慢」の日々が続いています。我慢とは、一般には、自分を押さえて耐えるという意味で使われますが、本来は自分に執着して我を張る、強情という意味で、これは煩悩の一つと言われています。イライラ、怒りの原因となる我慢ですが、オリンピック選手のインタビューでは、我慢した甲斐があったという使い方もされています。これなどは我慢が、精進になったもので、凡人にはなかなか難しいものです。
 我が我がの「が」を捨てて、お陰お陰の「下」で暮らせ、という良寛さんの禅語がありますが、自力と思える努力も、本当は他力の働きではないかと思えれば、自らの活動が利他につながり、精進につながるのではないかと思います。コロナ禍で、他者とのかかわり、「利他」という言葉が注目されているそうです。東葛生には、自己のためが、他者のためにつながる利他を意識した言動で、社会を引っ張る存在になってほしいと願います。

 今日、1号棟4階の自習室は、机に向かう3年生の凛とした空気がありました。大講義室では、大学見学がなかなか難しい中、OGOBによる大学紹介講演に部活動を終えた2年生が集まっていました。

 夏を制する者は受験を制する。がんばれ東葛生! 中学生!