生徒による日誌

【夏季学習会】分子生物学の基礎

投稿日時: 08/05 y.tstsgch

皆さんこんにちは!広報委員です。今回は、夏季学習会の「分子生物学の基礎」という講座の様子を紹介していきます。 
この講座では、DNAの根本的な構造について理解を深めていきました。 
初回の授業は、「遺伝子の正体” DNA” の姿を明らかにせよ」というタイトルで実施されました。この授業ではDNAの基礎的な分子構造を実際に紙を使って再現しました。 

初回の授業では、DNAは4種類の塩基「アデニン」「チミン」「シトシン」「グアニン」と「デオキシリボース」「リン酸」を組み合わせて構成されていることがわかりました。 
2回目の授業では、様々な生物から抽出したDNAの塩基の割合から塩基の相補性を導き出しました。また、DNAの複製を行う方法を、生物学における「もっともエレガントな実験」である「メセルソンとスタールの実験」の結果を基に考察しました。 
3回目の授業では、「核内のDNAの暗号(塩基配列)がどのように核外に運ばれてタンパク質合成に使われているのか」ということと「DNAの暗号はどうやってタンパク質の種類や働きを決めているのか」の2つについて学びました。 
4回目(最終回)の授業では、遺伝子のスイッチのON-OFFのメカニズム(遺伝子発現調節)を大腸菌を使ったジャコブとモノーによる実験結果を基に学びました。 
この講座を受けて、自分の体の中の知らないところでとても複雑でミクロなメカニズムが常に動き続けていることを知り、「生物の進化ってすごいな~」と感じました。 
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに~!