高次脳機能障害
本校に高次脳機能障害のある児童生徒が転入するようになったのは、隣接する千葉県千葉リハビリテーションセンターが平成13年に始められた高次脳機能障害に関するモデル事業以降のことです。その後10数年が経過しています。平成24~26年度の児童生徒の転出入資料を調べてみると、転入した児童生徒数はいずれの年度も年間で十数名でした。また、本校に在籍した期間は、短くて1か月間、長くて6か月間でした。該当の児童生徒の数は多くはありませんが、その障害の状態は一人一人異なっていて、その教育的対応も様々でした。
この冊子は、千葉県教育委員会の研究指定(平成26年度、特別支援教育課)を受けて作成しました。読者として主に小学校、中学校、高等学校の先生方を想定し、本校で高次脳機能障害のある児童生徒を担当した教員の経験や特別支援教育コーディネーターの活動を整理し、現時点で有効ではないかと思われる内容をQ&A形式でまとめたものです。まだまだ不十分な点もありますが、この冊子の発行を契機として、これからも関係することになる学校と十分な連携を図りながら、児童生徒の学校生活が充実するよう支援にあたっていきたいと思っています。
また作成にあたっては、千葉県千葉リハビリテーションセンターに設置されている高次脳機能障害支援センターの職員の皆様や元本校教諭で特別支援教育コーディネーターであった塩田順子先生(現千葉県立槇の実特別支援学校)の御協力を得ました。お礼申し上げます。