挨拶と笑顔あふれるのだとく
千葉県立野田特別支援学校
〒278-0003 千葉県野田市鶴奉147-1
TEL 04-7122-7270
FAX 04-7123-8474
E-mail kyomu.noda-sh@chiba-c.ed.jp
文字
背景
行間
千葉県立野田特別支援学校
〒278-0003 千葉県野田市鶴奉147-1
TEL 04-7122-7270
FAX 04-7123-8474
E-mail kyomu.noda-sh@chiba-c.ed.jp
今日の午前中、全校研修会(摂食指導)を食堂で行いました。本校では、「摂食指導」「医療的ケア」「防災」に関する全校研修会を、それぞれ3年に1回、順番に行っています。本年度は「摂食指導」の順番です。今日は、日本大学松戸歯学部の林佐智代先生と大越理恵先生を講師にお迎えし、ご指導をいただきました。お二人とも障害のある方々の歯科医療をご専門とされ、長年にわたり本校の子供たちを対象とした摂食指導を担当していただいております。
食堂の入口で、研修で使用するヨーグルトやお菓子を取ります
林先生より、スライドを用いながら「食べるための構造とメカニズム」や「食べる事の『困った』を考える」といった内容についてわかりやすく説明していただきます。途中、映像を見たり、実際に先生方が二人一組で実習を行ったりしながら研修が進みます。実習の際には、林先生と大越先生がデモンストレーションを行い、実習のやり方を具体的に説明してくださるとともに、その後、先生方の実習を見て回りながらご指導してくださいました。実習では先生方がとても積極的に体験を行い、体験してみた感想をお互いに伝え合っていました。
先生方が二人一組で実習を行います
実習は「①能動的刺激法、抵抗法の舌訓練を行う」「②顎介助下での嚥下訓練を行う」「③口唇訓練を行う」「④口唇の役割を知る」「⑤前歯で咬断する感覚を感じる」「⑥水分摂取を学ぶ」の六つがありました(②と④の実習ではヨーグルト、⑤の実習ではお菓子を使用します)。
今日の研修では、映像や実習を交えながら、とてもわかりやすくご指導いただきました。ありがとうございました。私も学校教育の中で「給食」はとても大切に考えています(このブログでも毎日の給食の紹介を行っています)。今日の林先生のお話の中でも「おいしく安全に楽しく食べる」という言葉がありました。「食べる」ことによって「豊かな感情」も育てることができます。その一方で、障害の状況によっては、まずは「食事に集中できる環境」を整える必要があったり、「こだわり」によって食べる機能が十分に発揮できない場合があったりします。今日の研修を受けて、私としても、あらためて子供の状況を適切にアセスメントし、子供の特性に合わせて目標や手立てを考えることの重要性を痛感しました。先生方も、今日の研修で得た知識や体験により、2学期の給食の際、子供たちを見る視点が変わるのではないでしょうか。今日、学んだことを2学期の子供たちへの指導・支援に生かしてまいります。講師の先生方におかれましては、ご多忙のところ、また、厳しい暑さの中、ご指導くださいましてありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
今日も暑い一日です。そうした中、午前中、松戸公共職業安定所野田出張所の職業指導官の方にご来校いただき、高等部3年生の就職希望生徒を対象とした職業相談及び求職登録を行いました。タイムテーブルに従って順番に一人ずつ保護者の方と一緒に職業相談に臨みます。本校の進路担当の先生も同席して約20分間の面談を進めました。「実習先の確認(仕事内容や感想)」などを行い、「今後どのような仕事がしたいか」など子供本人と保護者の方の希望を伺っていきます。将来の「進路の実現」に向けた大切な時間です。これまでもそれぞれの実習先で頑張って実習をしてきたと思いますが、引き続き希望する「進路の実現」に向けて後期の実習を頑張っていきましょう。
また、午後は、本年度、本校に転任されてきた先生と希望する先生を対象とした自立活動の研修会が行われました。研修内容は「基礎運動評価チェックリスト」の説明です。約15名の先生方が自立活動担当の先生の説明を受けました。この「基礎運動評価チェックリスト」は、すべての子供を対象に年1回実施しているものになります。1年間で子供がどれくらい成長したのかを記録します。「姿勢」と「運動・動作」についてのチェック項目があり、それぞれの項目について〇△×で評価します。
今日の研修会では、先生方が2人または3人一組になり、身体の状態のチェックを受ける側とチェックを行う側を交互に担当します。まずは、チェックを受ける側の先生が「まっすぐだと思う姿勢」で寝てみて、チェックを行う側の先生が、まっすぐではないと思えば修正します。実際にやってみると、ほとんどの先生が修正されます。どうしても左右差があるようです。その後、チェックリストに沿って、「①背臥位」「②腹臥位」「③両肘立て位」「④よつばい位」「⑤膝立ち位」「⑥立位」と順番に「姿勢」をチェックする際の留意点の説明を受けていきます。その後は、「運動・動作」について、「①背臥位」から「⑥立位」まで順番に動いてみて、同じようにチェックする際の留意点を確認します。
「姿勢」をチェックしていきます
最後に、目をつむって足は股関節の高さまで膝が角度90度になるように、また、手は肩の高さまで振るように注意して50回、足踏みをします。これで最初に立っていた位置からズレたかどうかを確認します。今日参加された先生方は、あまりズレなかったようですが、ズレてしまう人が多いとのことでした。今日の研修を生かして、学校として、引き続き「自立活動」に取り組んでまいります。
目をつむって足踏みをします
本校では、夏季休業中で子供たちが登校しない間に、先生方の様々な研修を行っていきます。明日は、希望する職員による近隣施設の見学が予定されており、夏季休業中に3日間、3か所の近隣施設の見学を行います。また、大学等で行われる外部の研修会に参加する先生方も数多くいます。日々の子供たちの指導・支援に生かすため、夏季休業中、多くの先生方が積極的に研修に励みます。主な校内の研修については、このブログでも紹介させていただきますので、夏季休業中も、時々、本校ホームページをご覧いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
昨日と今日の2日間、中学校3年生を対象に来年度の進路を考える参考にしていただくため、高等部のオープンスクールを行いました。本校高等部に関心をもつ、2日間で合計16名の中学校3年生(本校中学部3年生を含む)とその保護者の方などが参加してくださいました。ありがとうございました。オープンスクールに参加してみた感想はいかがだったでしょうか。
両日とも9時45分から、参加される方々には職員玄関で受付を済ませていただいた後、食堂にご案内し、「日程説明」「校長あいさつ」「学校概要説明」を行います。「校長あいさつ」では、本年度、本校が「コミュニティ・スクール」として本格的に始動していることをお話させていただきました。本校は「コミュニティ・スクール」となり「地域とともにある学校」として、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めています。そして、地域の皆様に本校の取組を知っていただくため、本校ホームページにて様々な情報発信を行っており、(1)「校長室から2024」、(2)「児童生徒の活動の様子2024」、(3)「学校だより」のページをご紹介しました。これからも情報発信を続けてまいりますので、本校ホームページをご覧いただいて「是非、私たち『のだとく』のことをもっと知ってほしい」との思いを「校長あいさつ」の結びとして伝えさせていただきました。 また、続く「学校概要説明」では、加藤教頭先生より本校の概要を説明させていただきました。
1学期終業式の日の「校長室から2024」の一部です
高等部3年生の修学旅行の様子の紹介です
「学校教育目標」など学校概要を説明します
その後、休憩を挟んで「作業体験」や「校内見学」をAグループとBグループに分かれて行います。Aグループは「①作業体験(窯業班)」→「②校内見学」→「③作業体験(紙工班)」、Bグループはその逆の順番です。昨日、私は途中までAグループと一緒に行動しました。
「①作業体験(窯業班)」では、皿をかたどる「皿成形」の工程を体験します。粘土板から「型」を使って粘土をかたどります。粘土板のできるだけ端っこからかたどっていきます。「型」を粘土板に乗せ、「型」に沿ってキリで丸く粘土板を切ります。その後、「型」の周りを四角く線で囲んで切り取りやすくします。そして「タンポ」と呼ばれる道具を使って「型」どおりの形に粘土板をへこましていきます。最後に、指に水をつけて皿の縁を濡らします。これで「皿成形」は終了です。粘土が乾くのを待って次の工程となります。参加の子供たちは、3種類の「型」があるので、それぞれやってみます。子供一人に先生方が一人ずつ付いてサポートします。保護者の方々には、周りで体験の様子を見ていただきます。初めてにもかかわらず、みんな上手にできていたように思います。
「型」の周りを四角く切ったところです
3種類の「型」が用意されています
作業体験を終えた後、この後、どのように製品ができあがっていくのかを担当の先生が説明します。まずは乾燥させ、皿の周りを削ってなめらかにする「修正」の工程を経て、本校駐車場にある「窯」で焼いて、釉薬がけを行っていきます。このようなできあがりになるということで完成した製品を紹介します。
次は「②校内見学」です。まずは高等部の教室を見ていただき、それから、今日は「作業体験」のない「手工芸班」や「農耕班」の部屋を見学しながら活動の説明を行います。他にも、校舎内を回って「自立活動室」などを紹介します。
最後は「③作業体験(紙工班)」です。紙工室に入ると、子供たち一人ずつにエプロンが用意されています。「紙工班」の活動内容について説明した後、「ポチ袋づくり」と「紙すき体験」を行います。
一人ずつ「ポチ袋」の材料とエプロンが用意されています
これは「紙すき」の道具などです
以上が、今回の高等部オープンスクールの内容です。「窯業班」と「紙工班」の作業体験はいかがだったでしょうか。各作業班の作業の様子は「校長室から2024」の中でも詳しく紹介していますので、今日の作業体験も踏まえながら、「手工芸班」や「農耕班」の活動についても理解を深めていただけたら幸いです。
参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。ご縁があって、来年4月の本校入学式で再会できますことを願っております。引き続き、本校の教育活動に対するご理解、ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。
いよいよ今日は1学期終業式の日です。今日の終業式は、学年ごとに一つの教室に集まって、事前に録画した動画で行う形です。でも節目となる儀式なので、子供たちはみんな、しっかりとした態度で終業式に臨みます。
「①骨盤体操」の後、「②はじめの言葉」→「③校歌」→「④校長先生の話」→「⑤児童生徒会の話」→「⑥おわりの言葉」と式が進みます。「③校歌」では、小学部5年生の子供が、画面の中で指揮を振りますので、それに合わせてみんなで手話を交えながら校歌を歌いました。
そして、「④校長先生の話」では、動画ではありますが、まずはいつも通り、朝の挨拶をします。私の「おはようございます!」の挨拶に続けて、子供たちに元気な声で「おはようございます!」と返してもらいます。そして、「終業式は何のためにあるのか」、その意義を確認します。「学期の終わり(節目)を意識して、この1学期の活動を振り返るため」であることを伝えます。1年生の「入学式」や「スポーツフェスタ」、そして「修学旅行」「宿泊学習」「校外学習」を行った学年もありました。それだけではなく「日々の授業の中で様々な学習・体験を行い、みんな大きく成長したのではないか」という話をしました。
動画の中で子供たちに語りかけます
さらに、サン=テグジュペリの「星の王子さま」の一場面を紹介します(1学期の始業式の校長の話でも、「星の王子さま」の「キツネ」と「王子さま」の出会いの場面を紹介しています)。今日紹介するのは、王子さまが描いた「ゾウを飲み込んだウワバミ(大きなヘビ)」の絵の話です。絵を見せながら、その意味を説明します。私たちは、様々な経験をして、様々な知識を蓄えていきます。そうすると今まで見えなかったものが見えるようになるのです。
ここで「ウワバミの『なかみ』」が描かれた絵を見せます。すると、そこには「ゾウ」がはっきりと見えます。この絵を見てから、あらためて最初の絵を見ると、「ぼうし」にしか見えなかった絵が、だんだんと「ゾウを飲み込んだウワバミ」に見えてくるのです。でも、これはそう簡単なことではありません。やはり、「ぼうし」にしか見えない子供もいます。私は、ちょうどこのとき、中学部1年生の教室でこの動画を見ていましたが、やはり「ぼうし」にしか見えない子供がいました。すると、先生がその様子を見て、一度、全部見終わった後に、途中まで戻してもう一度、先生が話をしながら子供たちに絵を見せてくれました。さて、二度目です。今度は「ゾウを飲み込んだウワバミ」に少しは見えてきたでしょうか。今回、動画での終業式だったので、体育館で行うよりも絵も見やすかったと思います。動画で行うメリットもありますね。
最後は「また2学期になったら、学校でも新しいことにどんどんチャレンジしていきましょう。夏休みも、是非、学校では体験できない様々な体験をしてきてください。楽しくて有意義な夏休みになることを期待しています」で、私の話を終わりにしました。また「④児童生徒会の話」でも、生徒会長から「夏休み、楽しんできてください」の言葉かけがありました。
さあ、いよいよ明日から夏休みです。暑い日が続きますので、家でも熱中症に気を付けて、学校生活と同じように水分補給をきちんと行いましょう。安全に気を付けて、楽くて有意義な体験をいっぱいしてきてください。そして、元気に9月2日(月)に登校してくるのを校門で待っています。
9月にまた会いましょう! 待っています!
今日も暑い1日となりました。今日、気象庁が「関東甲信越地方・東海地方は梅雨明けしたとみられる」と発表したとのことです。すでに明日の終業式は、暑さを避けて体育館には集まらず、各教室にて事前に録画した動画を視聴する形での終業式としました。すでに「校長の話」も無事に校長室で撮り終えていますので、明日は、動画を見ている様子を教室に行って見てみようと思います。
今日は、高等部の子供たちが制作した品々の先生方向け販売会がありました。「窯業班」「農耕班」「紙工班」「手工芸班」、それぞれの子供たちが頑張って制作してきたものが、ついに販売できるところまで来ました。私も、いくつかのものを購入しました。是非、日常生活の中で使ってみて、子供たちの頑張った成果を味わいたいと思います。なお、「農耕班」は「唐辛子」と「切り干し大根」を販売したそうですが、出遅れた私が行ったときには完売していました。購入できず残念です。
「窯業班」の様子
「農耕班」の様子
「紙工班」の様子
「手工芸班」の様子
私が購入した品々です
また、夕方には希望する先生方に対する「自立活動説明会」も行われました。固定帯、腹帯の着け方や補装靴の履かせ方について、自立活動担当の先生から説明を受けます。先週12日(金)と2回に分けての実施です(どちらも同じ内容で実施しました)。関心のある先生方が数多く参加していました。引き続き私としても、本校における「自立活動」の在り方について検討していきたいと考えております。
いよいよ1学期も明日1日を残すところとなりました。明日の終業式を節目として、1学期の活動を振り返ってみましょう。
講師募集中!
「のだとく」のチームの一員になりませんか?
野田特別支援学校では講師を募集しています!
「校長室から2024」と併せて「児童生徒の活動の様子2024」のページをご覧ください。学校行事等での児童生徒の活動の様子につきましては、こちらのページで紹介していきます。
引き続き、本年度、本格的に始動した「コミュニティ・スクール」としての本校の取組を、積極的に発信してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
(2024年6月)
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1   | 2   | 3   | 4   | 5   | 6   | 7   |
8   | 9   | 10   | 11   | 12   | 13   | 14   |
15   | 16   | 17   | 18   | 19   | 20   | 21   |
22   | 23   | 24   | 25   | 26   | 27   | 28   |
29   | 30   | 31   | 1   | 2   | 3   | 4   |