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2024年5月の記事一覧

高等部の体育の授業では「跳び箱」に挑戦します

 今日も朝から良い天気です。私は、今日も午前中は「個別の教育支援計画」の確認作業を昨日に引き続き行いましたので、授業は見て回ることができず、あっという間に給食の時間を迎えます。今日の給食のメニューは、ご飯、揚げ鱈(タラ)の甘酢あんかけ、野菜の煮物、麩(ふ)の味噌汁、そしてデザートのアセロラゼリーでした。タラはよく噛んで食べましたか?

今日の献立と給食

 給食を食べた後、体育館に行くと、高等部の子供たちが先生たちと一緒に跳び箱のところに集まっている姿が目に入りました。この後の5校時の体育の授業で跳び箱をやるのだそうです。

 5校時、まずは整列し、先生がクラスごとに集まっているかの確認をします。そして、先生の「(始まりの)挨拶をしてくれる人!」の言葉に「はい!」と何人もが元気に手を挙げます。そして、選ばれた子供が「気を付け! これから体育を始めます!」と元気に挨拶をしてくれました。今日から、午後の体育の授業は「跳び箱」になります。まずは、ラジオ体操と補助運動を、子供たちの前に6人の体育委員が立ってリードします。これだけで子供たちは、十分、身体が温まったようです。

 その後、いよいよ「跳び箱」の授業です。先生が、用具の名称(「跳び箱」「ロイター板」「マット」)を子供たちに質問しますが、全て答えが出てきました。「ロイター板」の名称を知っていたのはビックリです。始めに、跳び箱の得意な先生が「跳び箱先生」としてお手本を見せてくれます。最初に、シンプルな跳び方である「開脚跳び」、次に足を閉じたまま跳ぶ「閉脚跳び」で跳んで見せます。子供たちからは大きな拍手が沸き起こります。さすが「跳び箱先生」! 8段もの跳び箱を難なく跳び越えます。また、跳び箱は危ないので、注意事項もしっかりと確認していました。

「跳び箱 注意すること」

 この後は、学年に分かれて、実際に跳び箱の手をつく位置を確認したり、手をついた状態で跳び箱をまたぎ、手の力で前に進んだりしてみます。跳び箱ができない子供のために平均台も用意され、平均台をまたいで手の力で前に進む子供がいたり、まずは跳び箱の手の位置を確認する段階の子供がいたりします。それぞれの子供の目標に応じて手立てを講じていきます。それぞれ方法は様々ですが、頑張って取り組んでいました。

学年ごとに1列に並び、順番に練習します

手をつく位置を確認します

 今日が初めての「跳び箱」の授業です。スポーツフェスタと同じように、練習を積み重ねて「できること」を増やしていきましょう。

 また、子供たちが下校した後、小学部の「緊急対応訓練」を実施しました。これは、事故や怪我、発作等の緊急時の際に校内の職員が的確な緊急対応ができるようにすることを目的とするものです。先生方がそれぞれ役割を分担し、実際の場面を想定しながら動いてみます。今回は発作による緊急搬送の場面を想定して取り組みました。給食中、教室周辺は小学部の職員が少ないという想定でもあります。事故発生から、発作を起こした子供の状況把握→保護者への連絡→管理職への報告→到着した救急隊への状況の説明→保護者への報告までを訓練します。その後、参加した先生方全員で振り返りを行い、訓練は終了です。実際の場面では、予測できない事態が次々と起こり得ます。こうした訓練により基本的な手順をしっかりと確認して、万が一の事態に備えたいと思います。

 今日は千葉県立野田看護専門学校の小児看護実習の2日目でした。いかがだったでしょうか。本校でのこの2日間の実習が有意義なものであったならば幸いです。次回の実習は6月となります。次回は違うメンバーの方々が実習にいらっしゃいます。引き続き、よろしくお願いいたします。

 さあ、明日は金曜日です。週末の休みを前に、もう1日、頑張って活動に取り組んでいきましょう。