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高等部で外部講師の先生による「保健」の授業(3回目)を行いました。

 今日も清々しい秋慣れです。雲一つありません。このきれいな青い空の下、今日も頑張って活動していきましょう!

今日も清々しい秋晴れです!

駐車場脇の柿の木に実がなっているのを発見しました

  今日の午前中、高等部の子供たちを対象に、本年度3回目の外部講師の先生による「保健」の授業を行いました。講師の先生は、1・2回目と同じ「助産師」の方です。私は授業が行われる前に高等部の紙工室に向かいますが、授業準備が整うまでの間、近くで活動している中学部の農園芸グループの様子を見ます。ちょうど「かみグリ市 販売会の歌」を歌っているところでした。私は初めて歌っているところを見ることができましたが、子供たちは身振り手振りを付けながらとても楽しそうに歌っていました。今日は「のだとくフェスタ」が終わって「①売り上げの確認」と「②事後集会準備」を行うようです。

楽しそうに歌っていました(写真:11月6日のブログより)

 そして、高等部のAグループの授業が行われる紙工室に私も入ります。今回も前回同様A・B二つのグループに分かれて行います。最初はAグループが講師の先生による授業なので、私は今回もAグループの授業を参観します。今回の授業のテーマは「自分も相手も大切にするってどういうこと?」です。どんな授業になるのか、私もとても楽しみです。

 最初は、前回の授業での「自分で自分の体を見たり触ったりしていいんだよ」という話の復習がありました。ただし、「必ずきれいな手で触ること」と「他の人が見ている前ではしないこと」というルールを守ることが必要だという確認をします。自分の体を触ってチェックすることは、「乳がん」や「精巣がん」の発見にもつながるという話もありました。そして、今日の本題です。「自分も相手も大切にするって、どういうことを言うのかな?」という問いが子供たちに投げかけられます。

 まず、「こんな時、どんな気持ちかな?」を考えます。例えば、クラスのみんなの前で褒められたとき、どんな気持ちになるでしょうか?「①うれしい」「②恥ずかしい、照れる」「③家族に自慢したい」「④もっと頑張ろうと思う」「⑤そのほか」。さあ、あなたは①~⑤のどれでしょう。子供たち同士、周りの人と話し合う時間をとります。先生方も、子供たちの間に入ってサポートします。その後、講師の先生は「言いたくなければ言わなくてもいいよ」とことわった上で、①から順番に手を挙げてもらいます。そして、人によって感じる気持ちは違うことを、みんなで感じます。「⑤そのほか」という子供の話をきいてみると、「自分にとっては当たり前のことと捉えて「何とも思わない」ということです。「なるほど」です。「クラスのみんなの前で褒められて、『嫌だな』と思う人がいるかもしれない。いろんな気持ちがあっていい」「自分とは違う気持ちの人もいるんだな。いろんな意見があるんだな」と感じることの大切さが講師の先生から伝えられます。確かに人によって感じ方や考え方は、いろいろですよね。

 次は、さらに具体的に考えてみます。友達と「①肩を組む」「②ため口」「③毎日、LINEやメールをする」「④物の貸し借りをする」「⑤自分でできることなのに、『やってあげる』と言われる」。さあ、それぞれの行動に対して、子供たちはどう思うでしょうか? ①も「『相手によって』かもしれませんね」、②も「小学生から言われたらどうかな?」、③も「『毎日』というところがポイントですね」、「『ちょこちょこだったらいいけど・・・』とか」、④も「『消しゴム忘れたから消しゴム貸して』と『帰りにジュース買いたいからお金貸して』とは違うかもしれませんね」、また、「『本当に大切なもの以外ならいい』とかもありますね」、⑤も「『やってくれてラッキー』と思う人も『不愉快』と思う人もいるかも」。講師の先生が子供たちに、様々な言葉を投げかけて考えさせていきます。そして最後に「いろいろあっていいんだよ」と子供たちに伝えます。

 その上で、「自分の気持ちを伝えてみよう。嫌だと思ったとき、どうやって伝える?」という問いを投げかけます。子供たちは二人組になって、相手の頼みを断るやりとりをしてみます。「毎日、LINEしようよ」という友達からの頼みを断ってみます。どんなふうに断ったのをきいてみると、「無理です」とハッキリ断る子供もいれば、「毎日できるかわからない」と断る子供もいます。講師の先生からは「自分の気持ちを伝えるときには、『私は』を主語にして『私は(僕は)』を付けて気持ちを言うと、相手はあまり嫌な感じがしない」というアドバイスがあります(いわゆる「アイ・メッセージ」ですね)。「何でそういうこというの!」は「あなた」が主語ですので、そうではなく「私は、毎日は困る」と「私」を主語にして話すのです。英語と違って日本語では主語を付けなくても会話が成り立ちますが、このように断る場面では、ハッキリ「私は(僕は)」と付けるのは大切ですね。二人組の役割を交替して、もう一度、友達からの頼みを断るやりとりを行います。「自分が感じたのと同じように、相手も感じているとは限りません。相手がどう思っているのかも聞いてみよう」という話も講師の先生からありました。そして「良い『距離感』とは?」という話に移ります。「体の距離感」「心の距離感」があるという話があります。嫌だと思ったら断っていいのです。

 続いて「恋愛や交際で大切なこと」も確認します。まずは「恋愛って何だろう」ということを考えます。講師の先生からは「恋愛観もいろいろあっていい」という話があり、「良い交際とは?」についても考えます。「自分らしくいられる」「自分が好きだと思える」「お互いに自分の気持ちを伝えることができる」「イやなことはイヤと言える」、そのような交際が「良い交際」であるという話もありました。「①友達との約束を断るよう求める」「②裸や下着の写真を送るように求める」「③メールやLINEを見ようとしたり、見せろと言う」「④気に入らないことがあるとキレる」「⑤同意なくあなたの体を触る」「⑥あなたの行動を制限する」などの場面について、それぞれ考えていきます。①について、断られたら何と言うのかもグループで話し合ってみます。すると、子供たちからは「わかったー。また今度ね」などの意見が出されていました。確かに講師の先生の言う通り「束縛は愛ではない」ですよね。

 

 最後は「デートDV(恋人同士で起きる暴力のこと)」の話です。「嫌だよ」とハッキリ言うか、言えなければ「逃げる」こと、そして信頼できる大人に相談するように講師の先生から伝えられます。まとめとして「お互いの気持ちを確かめ合って、素敵な恋愛をしてください。まだ興味がなくても、それもOK。焦らないで、自分のペースで」との講師の先生からのメッセージがあり、今日の「保健」の授業は終了です。Aグループは、次の時間に振り返りを行い、感想を記入してから動画の視聴を行います。Bグループは、最初の時間に動画の視聴とワークシートでの学習を行ったので、Aグループと交替して講師の先生の授業です。また授業の内容はAグループとは少し変わるようです。私は校長室に戻ります。Bグループの皆さんは、どうだったかな?

 私も本校の先生方対象の「校長によるミニ研修会」の3回目では、「アサーティブな自己表現(自分も相手も大切にする自己表現)」についてグループワークを用いながら先生方と一緒に考える予定にしています。他人からの頼みを断る場面というのは、大人でも葛藤を生じる難しい場面です。「主体的・対話的で深い学び」が求められる中、今日の講師の先生の授業は、私としてもとても参考になるものでした。どうもありがとうございました。高等部の外部講師の先生による「保健」の授業は、次回が最終回となります。最後の授業をとても楽しみにしています。次回もどうぞよろしくお願いいたします。今日は、ありがとうございました。

 気が付くと給食の時間です。今日の給食のメニューは、ご飯、みたらしごぼうバーグ、茎ワカメのきんぴら、スーラータン、そしてデザートの手作りコーヒーゼリーです。「手作りコーヒーゼリー」は、甘さの中にもコーヒーのほろ苦さがあり、絶妙の味です。調理員の皆さん、いつもありがとうございます。献立のボードを見ると、「スーラータン」は、「酸味と辛さがある卵スープのこと」とありました。また、「ごぼうや茎ワカメなど、よくかんでたべましょう!」といった注意事項も書かれています。確かに「よく噛む」ことは大切です。「よく噛んで食べましょう!」。また、「地産地消クイズ」は第3弾に変わっていました。今回の問題は、これまでよりもちょっと難しいかも? 皆さん、考えてみてください。答えは明日のブログに掲載します。

 今日の給食

よく噛んで食べましょう!

今回の問題は、ちょっと難しいかも? 

 今日も一日、子供たちはよく頑張りました。下校時もよく晴れています。また、明日も元気に登校してきてね。明日も頑張って、いろいろなことにチャレンジしていきましょう!