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2日間、高等部オープンスクールを行いました

 昨日と今日の2日間、中学校3年生を対象に来年度の進路を考える参考にしていただくため、高等部のオープンスクールを行いました。本校高等部に関心をもつ、2日間で合計16名の中学校3年生(本校中学部3年生を含む)とその保護者の方などが参加してくださいました。ありがとうございました。オープンスクールに参加してみた感想はいかがだったでしょうか。

 両日とも9時45分から、参加される方々には職員玄関で受付を済ませていただいた後、食堂にご案内し、「日程説明」「校長あいさつ」「学校概要説明」を行います。「校長あいさつ」では、本年度、本校が「コミュニティ・スクール」として本格的に始動していることをお話させていただきました。本校は「コミュニティ・スクール」となり「地域とともにある学校」として、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めています。そして、地域の皆様に本校の取組を知っていただくため、本校ホームページにて様々な情報発信を行っており、(1)「校長室から2024」、(2)「児童生徒の活動の様子2024」、(3)「学校だより」のページをご紹介しました。これからも情報発信を続けてまいりますので、本校ホームページをご覧いただいて「是非、私たち『のだとく』のことをもっと知ってほしい」との思いを「校長あいさつ」の結びとして伝えさせていただきました。 また、続く「学校概要説明」では、加藤教頭先生より本校の概要を説明させていただきました。

1学期終業式の日の「校長室から2024」の一部です

 

高等部3年生の修学旅行の様子の紹介です

 

「学校教育目標」など学校概要を説明します

 その後、休憩を挟んで「作業体験」や「校内見学」をAグループとBグループに分かれて行います。Aグループは「①作業体験(窯業班)」→「②校内見学」→「③作業体験(紙工班)」、Bグループはその逆の順番です。昨日、私は途中までAグループと一緒に行動しました。

 「①作業体験(窯業班)」では、皿をかたどる「皿成形」の工程を体験します。粘土板から「型」を使って粘土をかたどります。粘土板のできるだけ端っこからかたどっていきます。「型」を粘土板に乗せ、「型」に沿ってキリで丸く粘土板を切ります。その後、「型」の周りを四角く線で囲んで切り取りやすくします。そして「タンポ」と呼ばれる道具を使って「型」どおりの形に粘土板をへこましていきます。最後に、指に水をつけて皿の縁を濡らします。これで「皿成形」は終了です。粘土が乾くのを待って次の工程となります。参加の子供たちは、3種類の「型」があるので、それぞれやってみます。子供一人に先生方が一人ずつ付いてサポートします。保護者の方々には、周りで体験の様子を見ていただきます。初めてにもかかわらず、みんな上手にできていたように思います。

「型」の周りを四角く切ったところです

 

3種類の「型」が用意されています

 作業体験を終えた後、この後、どのように製品ができあがっていくのかを担当の先生が説明します。まずは乾燥させ、皿の周りを削ってなめらかにする「修正」の工程を経て、本校駐車場にある「窯」で焼いて、釉薬がけを行っていきます。このようなできあがりになるということで完成した製品を紹介します。

 次は「②校内見学」です。まずは高等部の教室を見ていただき、それから、今日は「作業体験」のない「手工芸班」や「農耕班」の部屋を見学しながら活動の説明を行います。他にも、校舎内を回って「自立活動室」などを紹介します。

 最後は「③作業体験(紙工班)」です。紙工室に入ると、子供たち一人ずつにエプロンが用意されています。「紙工班」の活動内容について説明した後、「ポチ袋づくり」と「紙すき体験」を行います。

一人ずつ「ポチ袋」の材料とエプロンが用意されています

これは「紙すき」の道具などです

 以上が、今回の高等部オープンスクールの内容です。「窯業班」と「紙工班」の作業体験はいかがだったでしょうか。各作業班の作業の様子は「校長室から2024」の中でも詳しく紹介していますので、今日の作業体験も踏まえながら、「手工芸班」や「農耕班」の活動についても理解を深めていただけたら幸いです。

 参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。ご縁があって、来年4月の本校入学式で再会できますことを願っております。引き続き、本校の教育活動に対するご理解、ご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。