2020年6月の記事一覧
沖縄「慰霊の日」
例年、修学旅行で沖縄を訪れる本校生には平和への思いを新たにする日として覚えていてほしい日です。
(例年10月に実施していた修学旅行は、本年度は新型コロナウイルス感染症の影響を避けるために来年1月末に予定を変更しました。)
さて、時差登校・短縮45分授業での日課も2週目に入りました。写真は早めに登校する1年生が取り組んでいる15分の朝自習の様子です。今朝の課題は数学でした。どのクラスも集中していました。
学校再開にあたり
以下は、授業前に生徒の皆さんにお話しした要旨です。
実質的な学校生活のスタートにあたり、私から大きく2つのことをお話します。
1つ目は、学校にとって今年度の最大の課題は、できる限り感染予防に努めながら、皆さんの「学びの保障」を行っていくことです。感染防止と学びの保障、これについて、生徒の皆さんと教職員の学校全体で取り組んでいきましょう。具体的には、「学校の新しい生活様式」を踏まえて感染防止に努めることです。但し、感染は誰にでも起こりえることでもあります。学習面では、学校での授業に加えて、家庭での学習にもしっかりと取り組むようにしてください。家庭学習の習慣が定着できれば、コロナ禍による学習の遅れを取り戻すよりも、更に大きく学力が向上することも期待できます。「災い転じて、福となす」ということわざもあります。
2つ目は、学校再開は段階的に行っていきます。焦らず、一歩ずつ「新たな日常」を取り戻していくことが大切です。先ずは、体調や生活のリズムを整えることが必要です。次に、長期の休校後に新しいクラス、新しい人間関係が始まるので、心配や不安が心に生まれることはごく自然なことです。特に1年生は早く、友だちを作らなければ、新しい環境に慣れなければと焦る気持ちを持つかもしれませんが、ゆっくりと少しずつでよいのです。学校でも、限られた時間の中ですが、面談の時間を確保するように計画しています。担任の先生を始めとして、話しやすい先生やスクールカウンセラーの先生に遠慮なく相談してください。また、学校外でも相談先はあります。詳しいことは本校のホームページを見てください。健康・安心の次は、学習や進路になります。特に3年生は進路決定に不安を感じている人がいることと思います。こちらも先生方に遠慮なく相談してください。2年生の修学旅行を冬に予定を変更したように、各行事は今後、例年とは異なる対応をせざるを得ない場面があると思われます。部活動も最初は十分な活動時間がありません。限られた時間内で、個別の練習から徐々に始めることになります。詳しいことは改めて、お知らせします。
まとめると、学校再開にあたり、2つの点を心にとめてください。
1つ目、感染防止と学びの保障を最大の課題として、学校全体で取り組むこと。
2つ目、焦らずに、ゆっくりと一歩一歩確実に新たな日常を取り戻していくこと。
過去は変えられませんが、未来は私たちの努力次第で変えることができます。校歌にも「努めるものに力あり」と謳っています。
松戸六実高校が一丸となって、明るく前向きに2020年度を過ごしていきましょう。