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【卓球】ハードスキルとソフトスキルについて

ハードスキル→体系だった専門スキルのこと(卓球で言えば、回転量の多いサーブが出せる・威力のあるドライブが打てる・レシーブで低く返球できるetc…)
ソフトスキル→人間性を含めたすべての土台となるスキルのこと(卓球で言えば、コツコツと努力できる忍耐強さ・他者と協調できるコミュニケーション能力・対戦相手をリスペクトできるスポーツマンシップetc…)

どちらがより重要なスキルなのか。
私は圧倒的にソフトスキルであるように思う。

もちろん、ハードスキルを身につけることに価値はある。ある程度のハードスキルを備えていなければ試合で勝つことはできない。
しかし、多くのプレーヤーがハードスキルにしか注目せず、ソフトスキルを軽視し過ぎているように感じる。

確かに、ハードスキルは習得すること(または、追い求めること)で安心感を得られる。
サーブの回転がかかるようになれば得点を取りやすくなるし、威力のあるドライブを打つことができれば試合での武器になるだろう。
これらのハードスキルは、成長を目に見えて感じ取りやすい、というのもプレーヤーたちが注目しやすい理由だ。小手先の技術は「できる・できない」の判断を容易にできる。
時折、選手たちから「何をやったら勝てるか」「何の技術を身につければ点数が取れるか」という相談をされる。
しかし、そのような手っ取り早いものは無い、というのが私の考えだ。
プレーヤーごとに、戦型(用具等も含む)・得意とする技術(戦術)・フィジカルの特性・試合時のメンタル傾向などは多様である。また、対戦相手によっても有効な技術は異なる。
したがって、「この技術を習得すれば必ず勝てる」などというものは無い。

卓球はあまりにも多くの要素が絡み合う複雑な競技だ。
だからこそ、勝つ人・成果を出している人というのは、「自分の頭で考えて自分だけの答えを導き出した人」だと言える。
「誰でも簡単に勝てるようになる技術」が存在するのであれば、誰もがその技術に飛びつき、すぐにその技術の価値はなくなるだろう。
勝つ人・成果を出している人はソフトスキルを磨くことを重視する。
プレーヤーとしての差別化はソフトスキルによって生まれる、というのを理解しているから。
勝つ人・成果を出している人を見ると、「人並外れたハードスキルを持っているから強いんだ」と感じてしまうが、そうではなく、土台となる人間力・ソフトスキルを磨き続けることで成功していることを理解しなければならない。

ソフトスキルは身につけるのに時間がかかり、それでいて身につけ方というのも体系だっているわけではない。また、できているのかそうではないのか、その基準となるものさしも不明瞭である。
それでも、プレーヤーは成果を求めるのであればソフトスキルを磨かなければならない。
日々の習慣、小さな力を自分にかけ続けていくことで人間力を高めていこう。

女子卓球部顧問:舩橋