本校は最寄りの駅から歩くと30分近くかかります。そのため、最寄り駅の自転車置き場を借りてそこから自転車通学をする生徒が大半です。その中でもほとんどの生徒が八柱駅から通学します。しかし八柱駅から本校までの道がたいへん狭く、しかも
通学時の朝8時から8時30分にかけて、自動車の交通量が(おそらく通勤するための車や近くにある日暮クリーンセンターを出入りするごみ収集車で)たいへん混雑しています。
このようなことから、本校では、日ごろ生徒への自転車通学のマナー指導については、強化しているところです。また、雨の日は必ず雨合羽を着用するよう指導しています。
嬉しいことに、自転車通学の生徒の9割以上はマナーを守って登校しています。もちろん100%守らせるまでには至っていませんので、引き続き指導を継続する必要があります。
しかしながら、以下にお示しするように、通学路の構造的な問題があり、何か良い知恵はないかと頭を悩ませているところです。

①は県道51号から本校方面へ入ってすぐの場所です。道幅が急に狭くなり、車は相互通行できません。

写真で分かるように生徒は1列になって通学していますが、その脇を車が通り抜けていきます。
②は十字路になっているところです。
この写真では、車が河原塚方面へ抜けようとしています。また、本校生徒だけではなく、市立松戸高校の生徒も交差することがあります。
③は日暮クリーンセンターの出入り口です。
8時15分頃、多くのごみ収集車が出入りしています。ここにはクリーンセンターさんのほうで交通整理係に立ってもらっているので、ごみ収集車と生徒がぶつかる心配はありませんが、その先のところでごみ収集車が渋滞することがあります。そうなると生徒は動くことができなくなります。
④は段ボール工場前です。
ここも道が狭く、しかも先がカーブになっているので、対向車がよく見えません。また、後ろからくる車が危険となることがあります。
このように渋滞で車と車の間にはさまってしまうと、前へ進めません。遅刻を焦って道路の真ん中から通り抜けようとする者がいないわけではありません。そこが心配です。それを避けるためには歩道を走るしかありませんが、狭く、雑草もたくさん生えています。なにより、自転車が走ってよい歩道にはなっていません。
本校生徒への指導だけでは限界があり、今後、関係諸機関への相談も必要ではないかと考えています。実際、自転車を運転する一般の方々も危険な思いをされた人がいるのではないでしょうか。ぜひ良いアイディアがありましたら、お寄せいただければ幸いです。
本校といたしましても、今後とも、生徒への自転車の安全走行については、粘り強く指導を続けてまいります。大人が全員で子どもたちを守っていける体制を考えていきたいです。