「若手教員研修チーム」のリーダー(6年目・英語)が、校内で授業公開を実施しました。若手からベテランまで多くの教員が参観に来ていました。
高3の英語の授業。「消滅する言語」をテーマとした探究活動をグループ単位で行い、今日はその発表です。
まずは、これまで班員で共同編集してきたGoogleスライドを最終チェック。
PCからでもスマホからでも複数の生徒が同時に編集できます。


そして英語でプレゼンテーション。


聞いている人はGoogleFormsで感想を投稿します。

このような授業公開(校内)を実施した背景ですが、今年度の若手教員研修チームには、次のミッションを課しました。
① チーム内の若手同士で授業を参観し合う
② 同教科の教員全員の授業を参観する
③ 他教科のベテラン・中堅の授業を参観する
④ ①~③で知った指導法を取り入れ、自分の授業を公開する
このミッションにしたがい、今日はリーダーが先陣を切って授業公開に臨んだ、というわけです。
さて、今回のような協働学習やICT活用を取り入れた授業は、生徒は喋ったりスマホをいじったりしているので、見ていると勉強している感じがしないのですが、実は「言いたいことを自分で決める」「必要な情報を探す」「より良い表現を試みる」といった知的な作業を自然とやっているので、知識・技能の定着度は、講義式の授業よりも高まると言われています。

またICTを生徒にどんどん使わせることで、生徒間、生徒・教員間の情報共有が瞬時にできますし、生徒はマイペースで作業できる(得意な子はより質の高いものを作れる)ので時間の無駄もなくなります。また鉛筆+ノートに向き合うときとは別の知的スイッチが入るので、思考・判断・表現の幅が広がる効果も期待できます。
グループごとに島を作らせている(体の向きが全員そろって黒板向きでない)のも、クリエイティブな活動をさせたいとき(「黙って座っていれば前から正解が注がれてくる」というマインドセットを持たせたくないとき)には有効です。
学習者の視点に立った授業を創っていく上で、多くの示唆に満ちた授業でした。
ブラボー!