県教委ニュース
松戸秋山高校と松戸矢切高校の統合は,県立高等学校再編計画の第3期実施プログラムの一つとして,平成18年に決まり,平成19年4月に両校の職員からなる統合準備室が設置され,県教育委員会改革推進課の指導の下,準備を進めてきました。同年11月には,両校の教育活動の実態を考慮に入れながら「基本理念」,4つの柱からなる目指す学校像を作成しました。 統合の象徴ともいうべき新制服は,平成20年3月に正式に決定し,翌年度(平成21年度)から両校に入学する1年生は,この制服を着て登校しています。来春の統合時には,すべての生徒がおそろいの制服となります。また同年6月には,3年間の学習内容を定める教育課程を決め,平成21年度後半から校則・内部規定等も整備してまいりました。さらに,昨年度は校名を決定し,来春実施される入学者選抜では,いよいよ新しい学校名で生徒を募集することになります。 また,平成21年9月には,福祉教養科が介護福祉士養成施設として指定を受けるための申請を厚生労働省に行い,翌年度4月に認められ,介護福祉士制度の改正後も介護福祉士養成施設として認められることになりました。これにより統合校の福祉に関する学科において,県下唯一の高等学校における介護福祉士養成施設として指定を受ける道が開かれました。なお,平成21年度の福祉教養科生徒の国家試験である介護福祉士資格試験の合格率は73.5%でした。