校長挨拶

  国分高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

今年度、千葉県立国分高等学校第20代校長として着任しました 川嶋 篤です。

よろしくお願いいたします。

 

 本校は昭和39年、東京オリンピックの年に地域社会の高等学校新設の強い要望に応え、市川市では2番目となる全日制普通科高校として、緑豊かな市川市稲越の地に開校しました。本年で開校57年目を迎えます。

 開校以来、「自主自律」の校訓のもと、バランスの取れた人間育成を目指した教育活動に職員、生徒一体となって取り組んでいます。

 国分高校の生徒は、日々の学習活動、学校行事、部活動、生徒会活動にとても意欲的で充実した学校生活を送っています。進路では、大学・短大等を目指す生徒が多く、令和元年度卒業生の進路決定率は93%を超えています。

 落ち着いた生活態度と何事にも前向きな真摯な態度は、地域社会をはじめとした県民の皆さまからの評価も高く、校長として誇りに思います。また、2012年より、ユネスコ・スクールに加盟し、生徒一人ひとりの「心の中に平和の砦」を構築することを目指しています。

 

本校への進学を希望する皆さん、国分高校は皆さんの期待に十分応えられる高校です。

 地域の皆さま、保護者の皆さま、そして同窓生の皆さま、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。

                                                           

 

校長日誌

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2018/03/12

卒業式式辞

| by Y.T

 去る3月8日(木)に卒業式がありました。式辞を掲載します。
 

寒さの中にも、春の兆しがそこここに感じられる今日の佳き日に、多数のご来賓並びに保護者の皆様方をお迎えし、卒業証書授与式を挙行できますことに、学校を代表して心からお礼申し上げます。
 卒業生の皆さん、卒業おめでとう。国分高校の3年間を振り返って、今の気持ちは、いかがですか?様々なことが思い出されるのではないでしょうか。
 感性豊かな青春時代にどれだけ多くの人に出会い、学ぶことができたのか、どれだけ多くの失敗や成功をしたのか、本校での生活が良き思い出になれば、これ以上の喜びはありません。

 さて、話はかわりますが平昌(ピョンチャン)オリンピックでは我が国は史上最多のメダルを獲得することができました。特にスピードスケートは金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル1個と、華々しい活躍でした。

 偉業を成し遂げた選手の一人、高木美帆(たかぎ みほ)さんは、15歳の時、中学生でバンク―バ大会に出場。その後の活躍を期待されましたが、ソチ大会代表選考会は不振な結果に終わり、落選。一方、姉の菜那(なな)さんは合格。

 彼女は悔しさで一杯になります。というのも姉のように必死にオリンピック出場を目指す選手を格好悪いと思っていたからです。それは「日本の宝」とまでいわれた天才が初めて味わう挫折でした。
 その後「これからの四年間はスケートに全てをかける」と再起を誓い、練習に没頭します。オランダ人コーチ、ヨハン・デビッド氏の指導のもと、常に考えながら自身の持久力と筋力のレベルアップを図ります。

 彼は「君たちを勝たせるために来た」とメンバーに宣言。筋力強化の専門家と協力して科学的な練習メニューをつくります。練習は過酷で、「疲れがたまっている!」と訴える選手には、血液のデータなどを示し、「体は疲れていない。疲れているのは君の心と頭だ」と言い返したそうです。
 彼は、また女子パシュートで、強豪オランダに対し、日本が勝つための作戦を考案します。1年に300日以上の練習を同じメンバーで積み重ねました。
 作戦の一つは、滑る間隔をギリギリまで詰め、動きを合わせる「隊列」。これにより二番目以降の選手が受ける風圧を軽減し、余分な体力の消耗を避け、最後に全力で滑りきることができます。
 作戦の二つは、高速で滑りながらの先頭の交代。オランダが約7秒かかるのに対し、日本は約4秒にまで縮めることができました。
 作戦の三つは、エースを生かすこと。エースである美帆さんを全6周のうち3.5周を先頭で滑らせ、同じチーム選手の体力を温存します。
 帰国後、美帆さんは「徹底して練習に打ち込んだので、負ける気がしなかった。自分たちは勝つための練習をしてきたのだから」と語っています。
 挫折からの再起。常に考えながらの行動。優れた指導者との出会い。最高の作戦。徹底した努力。そして最後は自分を信じて頑張り抜く。
 今回のスピードスケートには数々のドラマがありました。

 これから皆さんは本校を巣立ち、社会という大空に羽ばたいていきます。時には困難に直面し、くじけそうになることもあるでしょう。しかし、負けないでほしいと思います。

夜がやがて明けるように、冬も、やがては春になります。永遠に続く夜も、永遠に続く冬も絶対にありません。

 保護者の方々はもちろんのこと、私たち教職員、そして一万七千人を超える同窓生が皆さんを応援しています。つらくなったら母校に来てください。歓迎します。語り合いましょう。後輩でもある皆さんの活躍を心から祈っています。
 結びに、保護者の皆様には本校教育活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございました。今後とも、卒業生の母校として、ご支援賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。 
 平成30年3月8日 千葉県立国分高等学校長  髙野 義幸


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