平成29年度小金高校・東邦大学理学部連携実験講座実施
12月16日(土)に、東邦大学理学部Ⅴ号館において、東邦大学理学部生物分子科学科の佐藤浩之教授の指導により、ほおの細胞から自分の遺伝子を取り出し、自分の骨格筋が瞬発力のあるタイプか、持久力のあるタイプかを調べる実験講座を実施しました。参加した生徒たちは、TA(小金高校の卒業生)の支援を受けながら、目を輝かして実験に取り組んでいました。また、実験の合間に、TAから研究室を案内してもらい、とても充実した一日になりました。
平成29年度 東邦大学との連携講座実施
東邦大学による連携講座が、11月10日(金)に本校の化学室にて行われました。
東邦大学理学部化学科物性化学教室の桒原彰太先生より、「光から電気を生み出す」をテーマに、次世代太陽電池として注目されている色素増感太陽電池について講義をしていただきました。講義前半では、色素増感太陽電池の構造や原理を学び、講義後半には実際に色素増感太陽電池の作成を行いました。実験実習を行ったことで、光から電気を生み出す仕組みをより深く学ぶことができました。
平成28年度 東邦大学との連携講座第3回実施
東邦大学による今年度最後となる連携講座が、1月12日(木)に本校の化学実験室において実施されました。東邦大学理学部化学科分析化学教室の森田耕太郎先生より、テーマを「洗い物の化学」とし、お皿についた油を落とすためには・・?という切り口から話を頂きました。変化を分子的レベルで考え、どのような状態だとイオンが安定するかという性質を利用していることを学びました。また、ペーパークロマトグラフィーという実験を通して、インクが流される様子等を観察し、ペンで書いた字の落とし方など、洗い物に関する化学的根拠について理解を深めました。
東邦大学理学部生物分子科学科との連携実験講座実施
12月17日に、東邦大学理学部において、生物分子科学科教授の佐藤浩之先生の御指導により、小金高校東邦大学理学部高大連携実験講座「ミトコンドリアDNAで調べるあなたの母系の祖先」を実施しました。自分のミトコンドリアがすべて母親由来であることに基づいて、自分のミトコンドリアDNA分析することで、自分の母親の祖先がどのようなルートで日本にやってきたのかを推定しました。TAの支援もあり、貴重な体験をすることができました。
平成28年度 東邦大学との連携講座実施
今年度も東邦大学との高大連携講座が3日間の予定でいよいよ始まりました。初日の11月29日(火)は、本校の化学実験室において2年H組の生徒を対象に、東邦大学物理学科原子過程科学教室の酒井康弘先生より、「始まりは好奇心~物理学の?(はてな)と!(びっくり)~」というテーマで講演を頂きました。日食やミルクラウン、携帯電話など自然現象や身近な物質、ミクロからマクロまでの幅広い観点から物理学的に解説をしていただきました。生徒もたいへん興味を持ち、有意義な時間になりました。2日目の30日(水)、本校化学実験室において、2年生の化学研究履修者を対象に、東邦大学生物有機化学教室の佐々木要先生の指導による高大連携講座「甘くない糖質の科学」を実施しました。実験では生徒が自分の唾液をとり、試薬を使って色の違いを見比べて糖の働きについて知識を深めました。講義や実験を通して、これまでの化学基礎と生物基礎で学習した原子価や免疫の知識を生かし、血液型やインフルエンザ、さらに3年生で学習する糖の分野にまで話は広がりましたが、高校2年生にもわかりやすく説明をしていただきました。
東京大学との高大連携講座実施
10月22日(土)東京大学(柏キャンパス)において,東京大学人工物工学研究センター鈴木克幸教授によるサイエンスパートナーシッププログラム(SPP)「エッグドロップ競技による設計工学体験」に参加しました。最初に鈴木克幸先生から問題解決に必要な「見立ての力」の重要性と複合領域設計の基礎を学び,講師の三島ナオキ先生によるバイオミメティクスについての実習を行いました。次に参加した4校16名をバラバラに5グループに分け,エッグドロップのプロテクターについての概念設計・詳細設計を各グループで議論し,ひとつの設計案にまとめて発表しました。各設計案はひとつひとつ全員で討論し,その後、各グループとも予定の時刻を過ぎるまで再検討に力を注ぎました。
10月23日(日)東京大学(柏キャンパス)において,「エッグドロップ甲子園2016」に参加しました。出場21チームのうち,東大SPPチームとして,本校生は他校生との男女混成で2チーム(ID[9],[10])の参加となりました。昨年のデザイン賞受賞チームや授業や部活動で選抜された強豪チームに対して,結成してから24時間経っていない急造チームでしたが,成功率20%以下の厳しい環境の中,ID[9]チームの「黄身の名は。」が第2位となりました。日頃の課題解決型学習やコミュニケーション力育成の成果でしょうか。設計工学の難しさと楽しさを大いに学んだ2日間でした。
東邦大学理学部生物分子科学科との連携実験講座実施
12月26日(土)に、東邦大学理学部Ⅱ号館において、東邦大学理学部生物分子科学科の佐藤浩之教授の指導により、「遺伝子で調べるあなたの得意な陸上種目―遺伝子多型分析の基礎」と題した連携実験講座を実施しました。自分の骨格筋が瞬発力のあるタイプか、持久力のあるタイプかを、αアクチニンというタンパク質を作る遺伝子を分析することで明らかにするという内容で、参加した生徒たちは、本校の卒業生を中心としたTAの支援を受けながら、意欲的に実験に取り組んでいました。
東京大学との高大連携講座実施
12月19日(土)東京大学(柏キャンパス)情報生命科学実験棟において,東京大学大学院新領域創成科学研究科の笠原雅弘先生による高大連携講座「遺伝子配列を解析しよう!」を実施しました。次世代DNAシークエンサーの登場により世界的なプロジェクトだったヒトゲノム解析が数年後には個人のレベルまでおりてくるという知見のもと,遺伝学の医学への応用という視点で,5名の大学院生の方々にもお手伝いいただき,生物におけるDNA配列の共通性や少しの配列異常が時としてヒトの疾患につながることを学びました。後半では,ひとりひとつ遺伝疾患をもつ患者さんのゲノムデータを解析し,インターネット上で公開されている様々なデータをもとに病名や遺伝様式を同定しました。最先端の遺伝子解析方法の一端を学んだだけでなく,今後,様々なゲノム情報を社会においてどのように活用するべきかという大きなテーマもいただいた深みのある内容でした。
東邦大学理学部生物分子科学科との連携講座実施
12月14日(月) 本校生物実験室において、東邦大学理学部生物分子科学科の小林芳郎先生の指導により、高大連携講座「免疫学入門」を実施しました。生命科学分野に興味のある1年生を対象に、免疫学の基本的な解説を中心に、最先端の話も交えて、大変興味深い講義を伺うことができました。また、研究者になるために必要な資質等についてもわかりやすく説明していただきました。
東邦大学原子過程科学教室との連携講座実施
3日間の東邦大学との高大連携講座の最終日、12月17日(水)に本校の物理実験室において、東邦大学物理学科原子過程科学教室の酒井康弘先生より、「始まりは好奇心~物理学は?(はてな)と!(びっくり)~」というテーマで講座を開いていただきました。宇宙の話から虹の話、ミルクの水滴を落とした時に出来る王冠の話まで、大きな世界から小さな世界まで実に色々な分野に物理学が関わっていること、そのそれぞれに奥の深さがあり、好奇心や探求心を持つことが大切であることなどのお話をいただきました。講義の後は実験。液体窒素を使ってたくさんの実験を体験させていただきました。風船を入れたらどうなるか、低温にしたアルコールの状態はどうなるか、液体酸素が磁石にくっついてしまう現象、超伝導現象…。講座が終わった後も参加生徒が自由に実験をしたり、酒井先生を取り囲んで質問攻めにしたり。普段なかなか体験出来ない実に盛況で有意義な時間となりました。
東邦大学生物学科神経科学研究室との連携講座実施
12月16日(火) 前日の地学分野の講座に引き続いて、本校生物教室において東邦大学・生物学科神経科学研究室の増尾好則教授をお招きして、「脳のストレス応答メカニズム」というテーマで講義をしていただきました。1年生を中心に全学年で25名の参加がありました。ストレスの影響を受けて起きる脳内の遺伝子や遺伝子の発現の変化を調べることにより、脳のストレス応答メカニズムを解明していくという研究に関して、高校生にも分かりやすく説明していただきました。参加した生徒のキャリアデザインに大きな影響を与える大変貴重な機会となりました。
東邦大学宇宙素粒子教室との連携講座実施
12月15日(月) 本校地学教室において東邦大学・宇宙素粒子教室の北山哲先生より、大学の先生から先端科学を学ぶ一環として「宇宙はどこまで見えてきたか」をテーマに授業をしていただきました。地学選択者に限らず全学年で41名の参加がありました。講義の内容は、私たちの住む宇宙はどのような姿をしているのか。また、宇宙はどのようにして始まり、どのように進化してきたのか。これまでに宇宙はどこまで見えてきたのか。宇宙について何がわかってきたのかなどを中心にお話していただきました。具体的には、古代から現代までの宇宙観の違い、天文学の歴史や現代の観測機器の説明。今見る宇宙は過去の姿であり、この瞬間のものではない。電磁波による観測の仕方の違い。人間のスケール(1m)を基準に宇宙のスケールの比較。太陽などの天体の質量の求め方。宇宙の構造や膨張の証拠。宇宙は何からできているのか。暗黒物質の存在。超新星・膨張宇宙の研究でノーベル物理学賞を受賞した研究者の紹介。現代の宇宙像はダークエネルギーやダークマターがほとんどで、原子は少ないという事実。今後の大きな課題としては、暗黒エネルギー暗黒物質の正体の解明や、現代の理論が間違っていれば新しい物理法則の探求、観測データが間違っていれば人類の宇宙探査への挑戦などが問題。最後に天文学は、今すぐ何かに役立つということはないかもしれないが、将来何かにプラスになるはず。未知なるものを探求していく姿勢が大切ということも強調されていました。講義後の質問も多く、宇宙に対する知的興味・関心が高いことが分かりました。小金高校の生徒たちにとって「自然科学を学び」、「人生を豊か」にする上で大変貴重な授業でした。
東京大学物性研究所との連携講座実施
7月24日(木)、25日(金) 東京大学物性研究所において、中性子科学研究施設の山室修先生の指導により、高大連携講座「ガラス転移~身近な不思議現象を最新の実験装置で調べる」を実施しました。1日目は、ガラス転移を理解するための講義や液体窒素を使ってガラス転移が起こる様子を体験、観察しました。2日目は、ガラス転移に至る様子を最新の実験装置で調べ、結果をグループごとにまとめ、発表し検討を行いました。参加した生徒たちは、不思議な現象に驚きながら一生懸命取り組み、貴重な体験となりました。
東邦大学理学部化学科との連携講座実施
7月15日(火) 本校化学実験室において、東邦大学理学部化学科の高橋正先生の指導により、高大連携講座「気体のはなし」を実施しました。元素発見の歴史の話からはじまり、気体に関する様々な法則をわかりやすく説明していただきました。最後の液体窒素・液体酸素の実験は普段は見ることのできない貴重な体験となりました。また、先生から『化学を理解するには、物理や数学も大事!』 という言葉をいただき、3年生は受験に対するモチベーションも上がりました。
東邦大学理学部生命圏環境科学科との連携講座の実施
12月12日(木) 本校地学教室において東邦大学理学部生命圏環境科学科の尾関博之先生の指導により、高大連携講座「天文学と化学の融合」(星間分子の観測)の授業を実施しました。2年生の地学基礎選択者を中心に36名の参加がありました。まず初めに天文学は自然科学の中でも最も歴史が古く、何故そうなったのか。天動説から地動説に至った学者たちの逸話などの解説がありました。本論では宇宙空間に存在する物質から星が誕生するまでの過程、分子(星間分子)の役割、宇宙電波天文学によって明らかになってきた星形成過程における星間分子の役割などについてわかりやすく説明していただきました。この研究の中では自然科学の分野を融合していくことが重要で、また天文学は未知なるものにロマンを持って探求していく姿勢が大切ということも強調されていました。小金高校の生徒たちにとって「自然科学を学び」、「人生を豊か」にする上で大変貴重な授業でした。
東邦大学理学部生物分子科学科との連携講座の実施
10月1日(火) 本校生物実験室において、東邦大学理学部生物分子科学科の柳内和幸先生の指導により、高大連携講座「遺伝子診断と再生医療」を実施しました。生物Ⅱの選択者を対象に、バイオテクノロジーの最先端の話を中心に、研究者になるために必要な資質等についてわかりやすく説明していただきました。
東邦大学理学部生物分子科学科との連携実験講座の実施
8月2日(金)に、東邦大学理学部Ⅴ号館において、東邦大学理学部生物分子科学科の佐藤浩之先生の指導により、「遺伝子多型分析―遺伝子で調べるあなたのアルコール感受性」と題した連携実験講座を実施しました。前回(12/22)が大変好評だったため、今回同じテーマで2回目を実施しました。本校の卒業生を中心としたTAの支援もあり、参加した生徒達からは、とても好評でした。
東邦大学理学部物理学科との連携講座実施
7月12日(金) 高大連携講座の第2弾として、物理分野の出張講義「マイナス270度の世界を体験しよう」が、東邦大学理学部物理学科の西尾豊先生の御指導で行われました。液体窒素を生徒一人ひとりが触れるところから始まり、自分の息を入れた風船を冷やすと白いドライアイスに変わったり、酸素を冷やすと液体になり、それがきれいな青い色をしていることなど、めずらしい実験をたくさん披露していただきました。一番印象に残ったのは超伝導の実験。冷やした磁石の上に超伝導体を乗せると浮き上がる。”オーッ”という歓声が上がっていました。真夏の暑い時期にピッタリの涼しいテーマの実験。参加した1・2年生は、貴重な機会に興味を持って臨むことができました。
東邦大学理学部化学科との連携講座実施
7月11日(木) 本校化学実験室において、東邦大学理学部化学科の齋藤良太先生の指導により、高大連携講座「光る分子と先端技術-生物発光の化学-」を実施しました。ホタル、ウミホタル、オワンクラゲなど発光生物の多様性の話からはじまり、生物発光反応の詳細をわかりやすく説明していただきました。最後に参加生徒全員が個々にホタルの光を再現する実験をおこない、様々な条件によって変化する生物発光のしくみをより深く理解することができました。また、先生から『今できることは、今実行する。』 『化学科志望の生徒は高校化学を完璧に理解しておくこと。英語も大事!』 という言葉をいただき、3年生は受験に対するモチベーションも上がりました。
東邦大学理学部生物分子科学科との連携講座実施
12月22日(土)に、東邦大学理学部Ⅴ号館において、東邦大学理学部生物分子科学科の佐藤浩之先生の指導により、第1回小金高校東邦大学科学教育連携講座「遺伝子多型分析―遺伝子で調べるあなたのアルコール感受性」を実施しました。当初予定した定員を超える希望がありましたが、佐藤先生のご厚意で希望者全員が参加して実施することができました。自分のDNAを取出して、アルコールやアセトアルデヒドを分解する酵素の活性を決める遺伝子について分析しました。TAの支援もあり、参加した生徒達からは、とてもわかりやすくためになった、進路決定の参考になった、また次回も参加したい等の感想が寄せられました。
東邦大学と科学教育に関する連携協定の締結
10月22日(月)に、本校と東邦大学理学部の間で科学教育に関する連携協定が締結されました。今後、本校または東邦大学において、生徒が大学の先生方から先端科学分野に関する様々な講義や実習を受講できるようになります。