10月30日(水)、あいにくの雨模様です。本日はこのあと学校を出て、終日出張です。
昨日、16時10分から「秋の学校見学会」第1回が開催されました。夏の学校見学会に参加できなかった中学3年生、保護者の方を対象とした見学会です。30名近い中学生、保護者の方に参加いただきました。来ていただいた方々を校内見学、学校紹介ビデオの鑑賞の2つに分け、後半入れ替わる形式で実施しました。その後部活動見学という日程です。校内見学は、今年から公募した生徒が校内を案内することになっています。案内する生徒は少し緊張気味でしたが、笑顔で説明を行っていました。
「秋の学校見学会」は、このあと11月29日まで合わせて12回実施予定です。ホームページ「学校見学会」で申し込みとなります。来校いただき、小金高校の魅力を感じてもらえれば幸いです。
5限目、3EFの「日本史研究」の授業を見学に行きました。
授業のテーマは「織豊政権」です。最初に「鳴かぬなら〇〇〇〇〇〇〇ホトトギス」の話で、信長、秀吉、家康の3人の比較から始まりました。変革、改革には、壊す人がいて、新たにつくる人がいて、それを維持する人がいる、という点がまさにぴったり当てはまる3人という説明がこれからの授業の導入として非常にわかりやすく感じました。
そして、今日の主人公は、壊し屋、織田信長です。スライドを使い、概要を確認できるようにしたうえで、黒板を使って詳細やポイントを説明していきます。わかりやすい話術と身振り手振りによって、生徒は説明に引き込まれていました。また、スライドには写真が掲載されていましたが、先生がその場に行って撮ったものだそうです。実際に自分が訪ねた話を交えての説明も生徒の興味をひくことにつながっていると思いました。加えて、浅井長政、浅倉義景のしゃれこうべの盃の話、延暦寺焼き討ちの話、長篠の戦いの三段の鉄砲隊の話など、多くのエピソードを熱く語り、熱く演じ、臨場感を持たせることも行っていました。信長の合理性や苛烈さがよく伝わりました。熱い語りや演技に生徒から何度か笑いが起きていました。
授業の基本は「知識」と「話術」と私も教わってきたことを体現した授業に、自分の撮ってきた写真が加わり、地形的な視点、現代とのつながりの視点という新たな視点が加わったと感じました。歴史好きの生徒にはたまらない授業だと感じました。
本日、4限目、3Cで行われた「数学Ⅲ」の研究授業を見学に行きました。
最初にタブレット、スマホを使うことを生徒に伝え、用意させました。先生は、図や数式をタブレットに書き込みながら、授業が進みます。数学の授業で、ICTを利用して説明等を普通に展開していくのはあまり見たことがなく、先生がタブレットに書き込みながら授業が進む光景は新鮮というか、不思議な感覚でした。スライドは、とても見やすく問題は感じませんでした。
メリットとして感じたことは3点。1点目、黒板に書くより早く進めることができること。2点目、生徒に問題を解かせた解答をロイロノートで集約して、共有できること。3点目、黒板に書くのではなくタブレットに書くことで、先生が常に前を向いて授業が進むこと、です。1点目、2点目は、どの教科の授業でもICTの活用のメリットになると感じていたことですが、3点目は、他教科の授業を見ている時は、これまであまり感じなかったことです。書く際下は向きますが、いつも前を向いて視線の先に生徒がいることは、授業を行う上で計り知れないプラスだと感じました。また、2点目の生徒の解答を共有することは、数学の授業では、他教科以上に大きなメリットになると感じました。
一方、デメリットになるかな、と感じたことは、説明のペースが速くなる、説明が流れる、ことで生徒の理解がついていけているのか、ということです。問題なかったのかどうかは生徒に確認してみないとわかりませんが、少し気になりました。もう1点、デメリットということではないですが、数学の授業で感じることが多かった「数学は美しい」という感想が、スライドで行うと感じなかった点です。先生の技術、感性が現れる板書が見ることができないのが少し寂しく感じました。ノスタルジーなのか、本質なのか、数学の先生と語ってみたいと思いました。見ていた先生に投げかけたところ、黒板と違いすべてが写せないので、流れが見えないからではないか、と話してくれました。
普段の数学の授業でICTを活用して行うことを研究する授業だったと思います。色々なことが考えられて、良い研究授業だったと思います。
授業の中では、学んだことを言葉に出して説明し合う「学び合い」の時間を設けていました。生徒は一言の指示で自然に行っている様子からいつも授業で行っていることだとわかります。また、授業に取り組む生徒の様子は、本当に素晴らしいものでした。正直3年次のこの時期は、それぞれが自らの受験を意識し、授業の雰囲気が変わることが多いのですが、微塵もそれが感じられないのは驚きです。普段の指導の賜物だと思います。
10月29日(火)です。本日も平常授業です。
昨日、教室を回っていると、定期考査の答案返却が行われている様子が見られました。点数で喜んだり、落胆したりしているようにも見えましたが、点数だけでなく、なぜ間違ったのかの振り返りで、力をつけてほしいと思います。
また、教室を回っていると、地歴公民科の授業では、選挙について取り上げて、お話しされている先生が複数いました。実際に3年次は今回の選挙から選挙権を持ち、投票した生徒もいたと思います。2年次の生徒は、次年度には選挙権を持ちます。前期の終業式では、校長講話で、是非主権者として、政治に興味関心を持ち、選挙権を行使してほしいという話をしました。若者の政治不信、政治的無関心が叫ばれていますが、私自身、公民科の教員として、高校の教育がその解消に少しでも役立てればと考え、主権者教育に取り組んできたので、校長になり、授業はできませんが、講話でお話しさせてもらいました。
まだ選挙管理委員会から正式な発表はありませんが、今回の全体の投票率は、53%前後で、今回も低い結果でした。10代の投票率は上がっていてくれればと思いますが、どうでしょうか。若い世代の投票率を上げるにはどうしたらよいか、高等学校の校長として何ができるか考えるとともに、主権者教育に取り組んできた者として、仲間である大学の先生方や高校の公民科の先生方と一緒に考えていければと改めて思いました。
4限目、2GHの世界史探究の授業を見学に行きました。総合学科棟の講義室で行われる少人数の授業です。本日の授業の途中から早稲田大学教職大学院の実習生が授業を行うということで、見学に行きました。本校は、早稲田大学教職大学院と連携協定を結んでおり、9月に続き、先週25日~来月11月15日(金)までの3週間、大学院生が実習を行います。今回は、授業中心の実習で、2年次の「世界史探究」を担当します。
授業で扱う分野は、イスラームで、本日のテーマは、「イスラームのイメージを整理する」です。
最初イスラームから連想されるイメージや言葉をマップに書いていき、周囲と共有するところから授業がはじまりました。生徒は楽しそうに取り組んでいました。その中にアラブ、中東というイメージもでてきます。
生徒にイスラームのイメージを描かせたあと、本日の問いを確認していました。その問いは、「イスラーム、中東、アラブという言葉はそれぞれ何を指しているのだろうか?」です。純粋に良い問いだと思いました。イスラーム、中東、アラブ、それぞれしっかり区別しないまま学習が進むところだと思うので、イスラームの歴史に具体的に入る前、導入として、この区別を確認しておくことは非常に意味のあることと感じました。
ところどころで、ディズニーランドのアラビアンコーストの話など豆知識を挟み、生徒の興味関心を高める試みを加えていました。生徒は、一つひとつに反応していました。とても大事なことだと感じました。
次のワークは、イスラーム、中東、アラブの概念といくつかの国との関連を確認していきました。このワークを行うことで、イスラーム、中東、アラブのイメージ、概念が定まっていくように構成されていました。
まとめとして、自分の言葉でイスラーム、中東、アラブがそれぞれどんなものか、話をするワークで授業の振り返りを行いました。繰り返し行うことで、他者に伝えることの効果がでてくると思います。
最後に、実習生の授業において使う「振り返りシート」の確認を行いました。毎回の授業で、ルーブリックに基づき、自己評価を行うことを説明しました。生徒が自分の授業の取り組みをどう評価するか、興味を持ちました。3週間の授業が楽しみです。
本校陸上部が、26日(土)、千葉県総合スポーツセンター東総運動場陸上競技場折り返しコースで開かれた千葉県高校駅伝2024に参加しました。12月の都大路につながる大会です。男子は計7区42.195km、女子は計5区21.0975kmで行われました。結果、男子は2時間24分28秒で51校中18位、女子は1時間25分4秒で38校中13位(オープン参加含め14位)でした。個人の最高順位は、女子の1区で10位という素晴らしい結果でした。顧問の先生方は、生徒はよく頑張り、持っている実力を十分に発揮した結果だった、今後さらに上位進出できるよう、頑張らせていきたい、と語ってくれました。駅伝観戦が趣味の自分にとって、タイミングが合わず応援に行けずに残念でしたが、今後の活躍を願っています。
下の写真は、長距離部門の選手が応援に来た他部門の陸上部の生徒に報告をしている様子です。顧問の先生に送ってもらいました。
地学部の活動の報告も顧問の先生から送ってもらいました。
27日(日)地学部は、東京江東区にある「防災体験学習施設そなエリア東京」を訪れました。防災体験学習を行った生徒から「小金高校の防災を考えよう!」という声が上がったとのことです。避難所運営の計画や避難訓練の見直しをした方が良いね、との話も出たそうです。以下は送ってもらった写真です。写真を見て、充実した施設に驚きました。私も一度行ってみたいと思いました。
地域の防災については、3年次の探究活動で松戸市の防災をテーマに取り組んだクラスがあり、素晴らしい発表、実践も行われています。昨年、本校の3年次が作成した防災ポスターが近隣の小中学校で飾られていました。このポスターについては、2023年版校長室から【第366号(R6.1.31) 近隣小中高の協議会、2年次探究学習ポスター】にて紹介しています。本校の避難所運営の計画や避難訓練に今回の活動で感じたことが生かされていけば素晴らしいことだと思っています。
この土日、27日(土)の「Team Lemon-Lemon」に続いて、28日(日)に今年度誕生した新たな探究活動が行われました。探究チーム「チームcoast」の活動です。担当の先生から報告を受けました。報告の内容と写真は以下のとおりです。
小金の探究チーム「チームcoast」が海上クリーン活動を行いました。日の出桟橋から竹橋、豊洲、お台場をまわりクリーン活動と海洋調査を行いました。海から見る東京の姿は魅力的です。
「チームcoast」は、今年誕生した男子3名のチームで、より海洋現場に近い活動を考えているとのことで、企業とのコラボで海の中のマイクロプラスチックの状況を調べることなどを考えているとのことです。7月には、ビーチクリーン活動に参加しましたが、今回海に出る調査ということで、より考えていることに近い活動だったのではないでしょうか。今後の活躍が楽しみです。
6月の活動の様子は、校長室から【第174号(R6.7.13) 探究新グループ「チームcoast」、ビーチクリーン参加!】に掲載しています。ご興味のある方は、そちらの記事もご確認ください。
10月28日(月)です。定期考査明け、平常授業になります。
さて、本校吹奏楽部は、26日(土)、27日(日)の両日2つの全国大会に参加しました。
26日(土)、「第13回日本学校合奏コンクール2024全国大会グランドコンテスト 高等学校の部」が福島県のけんしん郡山文化センター大ホールにて行われました。吹奏楽部は、25校中16番目に登場し、長生淳作曲「交響曲第2番」を演奏、見事「最優秀賞」の一つに選ばれました。
27日(日)、「2024(第30回)日本管楽合奏コンテスト全国大会 高校生B部門」が東京都の文京シビックホール大ホールにて行われました。吹奏楽部は、32校中5番目に登場し、同じく長生淳作曲「交響曲第2番」を演奏、こちらも見事「最優秀賞」の一つに選ばれました。私も日曜日は、文京シビックホール大ホールで吹奏楽部の演奏を直接聴くことができましたが、顧問の指揮と部員との一体感を感じる素晴らしい演奏でした。演奏後、トロンボーンパートの生徒が代表としてインタビューを受けましたが、「土曜日の福島の大会後、宇都宮に宿泊し、2時に起き、4時から全体練習、10時30分本番というハードスケジュールだったが、楽しく演奏ができた」と話していました。その後、記念撮影が行われましたが、撮影の際に「先生大好き」、「一緒に演奏出来て幸せ」という掛け声で、笑顔でポーズを取る様子から、雰囲気の良さを感じました。下は、記念撮影時の写真です。
吹奏楽部は、11月10日(日)、横浜みなとみらい大ホールで行われる「第26回全日本高等学校吹奏楽大会in横浜」にも出場が決まっています。大会では16番目15時過ぎの出番ですが、クィーンズサークルで行われるプロムナードコンサートへの出演も決まっており、12時30分から行われます。当日は、プロムナードコンサート、本大会の演奏、私も活かせていただく予定です。楽しみにしています。
26日(土)午後、「高等学校ビブリオバトル2024千葉県大会」が総合教育センターで開催されました。千葉県内から24名の高校生バトラーが集い、熱戦が繰り広げられました。私もPTA保護者交流会、Team Lemon-Lemonの活動を見に行ったあと、なんとか間に合いました。昨年も参加させていただき、楽しみにしていた大会です。
本校から校内ビブリオバトルを勝ち抜いた2年次の高槌詩さんが出場し、予選①グループで夕木春央著「方舟」の紹介をしました。まず本を読んだ感想を「ストン」と表現することから始まり、本の内容や魅力を余すことなく話してくれました、覚えてきたことを話すのではなく、自然に自分の言葉で話していたのが、素晴らしく感じました。読み終わって、最初から絶望だったという話が印象的で、興味をかきたててくれました。そして、校内予選の時に印象的だった、読み終えた時間「3時間42分」は最後に登場し、どよめきが起きていました。(本当は、前半に話す予定だったそうです)また、本当に楽しそうで、本が本当に好きなことが伝わる発表でした。残念ながら優勝して全国の切符を手にしたバトラーと同じ組で決勝4名には残れませんでしたが、決勝に残った4名のバトラーに勝るとも劣らない発表だと感じました。
多くの高校生の本の紹介を聞いて、「方舟」も含めて、読んでみたいと思う本がいくつか生まれました。もともと公民科の教員である私は、フランスの高校の先生が書いた哲学の教科書、シャルル・ペパンの「幸せな自信の育て方」にとても興味を持ちました。「方舟」とともに読んでみたいと思います。
とても良い時間を過ごせました。