晴れのち曇り 第143号(R8.5.27) 全国高等学校校長協会第78回総会・研究協議会参加!

 本日終日、全国高等学校長協会第78回総会・研究協議会に参加しました。総会の後、研究協議会として、文部科学省講話、北海道ブロック、東海ブロックの研究発表、文部科学省説明、講演が行われました。

 最も印象に残ったのは、文部科学省講話です。講話では、これからの社会構造の変化からこれからの学校の向かう姿について説明がありました。次期学習指導要領のキーワードとして「自分の人生の舵取りする力と民主的で持続可能な社会の創り手育成」が掲げられており、具体的には、「『好き』を育み、『得意』を伸ばす」、「当事者意識を持って、自分の意見を形成し、対話と合意ができる」の2つが示されました。その上で、これからの教育で重視していきたいことを6つお話しされました。1多様性の包摂、2自分なりの賢い学び方の獲得、3学ぶ意味の意識、4民主主義の担い手の育成、5自分の考え方を持つ・やりたいことを突き詰める、6働き方改革との両立です。ICTの活用、AIの使用、認知心理学(メタ認知)などはあくまで6つの目的のための手段であると感じ、共感することができました。特に自分が感じたことは3つです。1つ目は、私自身、公民科の教員であり、4「民主主義の担い手の育成」が学校としても、教科としても大きな課題と感じており、ヒントをいただくことができたと感じています。2つ目は、「『好き』を育み、『得意』を伸ばす」は、本校の探究学習のコンセプト、「勉強、運動以外にもう一つ得意をつくろう!」にも合致すると思い、小金の探究学習の方向性が間違っていないことを改めて確信することができました。3つ目は、メタ認知、認知心理学の必要性です。学びを高めるために、取り入れていく必要性を強く感じました。

 文部科学省説明では、大学入学者選抜についての説明がありました。総合型選抜での学力をはかるテストについては、一般選抜との区分の違いから、次年度入試からになりますが、今後是正が図られることが示されました。すでに報道されていたことですが、一般入試が多い本校では影響はそれほど大きくないですが、大学入試全体においては、非常に大きな内容です。

 また、講演は、苅谷剛彦上智大額特任教授・オックスホード大学名誉教授による演題「高校教育は本当に必要なのか:期待される役割の変貌」でした。著名な教育社会学者で、私も著書を何冊か読ませていただいたことがあり、楽しみに聴かせていただきました。高校の持つ「多様性」と「共通性」をテーマに、思考実験を踏まえ、今後の高校教育の姿を考えさせてもらいました。とても興味深く、面白い時間を過ごさせてもらいました。先の先の話でしたが、刺激的で考えさせられました。

 学校外の協議会に参加させていただき感じるのは、学ぶことの重要性です。新たな気づきがあり、アイディアを生み、活力になります。学校に生かしていきたいと思います。