8月19日(水)です。本日15時より本校会議室にて、DXハイスクール視察会を実施しました。県内DXハイスクールの先生、県教育委員会の指導主事に御参加いただき、本校のDXハイスクールの取組についての説明、質疑応答の後、教室、総合学科棟のメディアラボなど、校内の見学をしていただきました。DXハイスクールの指定授業をどのように生かして、生徒のデジタル技術の向上、先生方のICT活用を高め、最終的にデジタル人材の育成を果たしていくのか、改めて考える機会となりました。少しでも見に来ていただいた方々の参考になることを願います。また、本校にとっても有意義な時間になったと思います。
8月7日、8日と、全国公民科・社会科教育研究会令和8年度全国研究大会(千葉大会)が和洋女子大学を会場に開催されました。私は、千葉県高等学校社会部会会長として実行委員長を務めています。
1日目は、開会式、総会の後、ワークショップ、実践報告、東京大学國分功一郎先生と立命館大学千葉雅也先生の哲学者お2人の記念対談、閉会式が行われました。2日目は、シンポジウム、大阪大学大竹文雄先生の行動経済学の特別講演が行われました。
1日目、実践報告では、小金高校の公民科の先生が主権者教育の授業について報告しました。メディアでも取り上げられた授業であり、SNS時代の生徒の心を揺さぶる先進的な授業であり、新しい主権者教育の姿を示したと思います。また、その他小金高校の先生、元小金高校の先生方が役員として大会の運営に活躍してくれました。
2日目は、法教育のシンポジウムでは、コーディネータとして私も登壇させてもらいました。様々な問題について「法を使って考える」という法教育の本質を改めて確認ができ、有意義な議論ができたと思います。
また、ワークショップでは、授業で生成AIをどのように活用するのか、を考えました。本校でも生成AIの活用が始まっています。本当に刺激的であり、学びのあるワークショップになったと思います。記念対談、特別講演は、著名の講師に来ていただくことができ、贅沢な時間を過ごすことができました。教員も「学び続ける」ことの大切さを改めて感じました。
本日午前中、千葉女子高等学校大会議室で千葉県高等学校教育課程研究協議会が開催されました。私も千葉県高等学校教育研究会社会部会会長として参加しました。内容として、学習指導要領で求められている「個別最適な学び」と「協働的な学び」についての説明とグループワーク、千葉県の教科研究員の教員の実践報告が行われました。
個別最適な学び、協働的な学びのワークでは、実践・工夫している点、課題と感じる点を確認し、グループで共有する機会が設けられました。自分だけでなく、他者の考えていることを知り、改めて自分の考えを確認することは、有効だと改めて感じました。
R6.7年度千葉県教科研究員の授業実践報告は2つです。一つ目は、学習意欲の向上を「個別最適な学び」と「協働的な学び」で取り組んだ世界史の実践です。自主的学習を重視した発表型の授業の取り組みです。ジグゾー法、ワールドカフェ方式の活用、生徒に授業スライドを作成させる、「問い」の重視、生成AIの活用等、試行錯誤を感じましたが、探究的な学びを粘り強く行っていくことが成果につながるという内容に興味を持ちました。二つ目は、元小金高校職員の「公共」の実践です。OPPAを使い、ICTの活用、協働的な学び、個別最適な学びに工夫を加えた実践です。現在の学校の課題をしっかりと踏まえた素晴らしい発表でした。この実践でも生成AIの活用が行われていました。生成AIに知識を聞くのではなく、問いかけさせる手段として使いという使い方は、非常に有効だと感じました。また、年間をとおして「どんな大人になりたいか」という問いを貫いて、生徒の変容を見ていく、という実践には、強く興味を持ちました。それ以上に一緒に働いていた教員の成長を感じ嬉しく思いました。
8月24日(金)です。本日は、曇っておりここ数日と比べれば暑さも和らぐようですが、それでも暑いです。
昨日午後、東邦大学習志野キャンパスで行われた千葉県高等学校長協会大学入試対策委員会に出席しました。2028年開設予定の東邦大学の新学部生命理工学部の説明、研究の紹介、そしてOBによる講演を大学、大学院教育について知見を高めることができた機会でした。今回3つのことを感じました。
一つ目です。生命理工学部で行われるレイトスペシャライゼーション(学びながら専門分野を見つける)に興味を持ちました。自分の進む専門を決めるのが1年半後という入学後ミスマッチを防ぐシステムに興味を持ちました。説明では、大学では専攻のミスマッチが課題の一つとお話しされており、その問題を解決する方法として導入するとのことです。理系に進みたい、生物が好き、でも細かな専攻までは決まらないという生徒にとっては有効な選択肢であると感じました。同時に、高校での進路指導、キャリア教育の重要性も改めて感じました。例とスペシャライゼーションのような仕組みのある大学は、まだまだ少ないです。本校の3年間を通した探究学習、きめ細かな進路指導は、生徒の進路選択に有効であると思いますが、今後さらに充実の必要性があると感じました。
二つ目です。今回大学の卒業生の方の講演がありました。現在印刷会社で課長をおつとめの方でしたが、中学、高校、大学、大学院、そして企業への就職、現在と御自分のキャリアについて、挫折、葛藤、チャレンジをお話しいただきました。これまでの人生で大事にしてきたこと、今考えることなど、直球でお話しいただいたことに感銘を受けました。最後に、今社会人として働かれていて、何を専門にして学んだかも重要だが、それ以上に考え方、思考のプロセスを学んだことが役に立っている、とお話しいただきました。生徒に聞かせたいと思うお話でした。
三つ目は、2040年の社会についてです。理系人材の不足、このお話が現在高校教育について語られる場で取り上げられる話題です。文部科学省は、高校教育、大学教育等で、理系人材の育成を強く掲げています。 高校にも理系カリキュラムの拡大を求めていますが、大学、大学院の定員等は今後理系に傾いていくというお話しがありました。大学入試等ですぐに変化があるわけではないですが、社会の動向をしっかり押さえていく必要性は感じています。
最後に、図書館等を御案内いただきましたが、小金高校の卒業生が対応してくれました。卒業生の立派な姿を見るのは嬉しいものです。
本日14時から総合学科棟講義室①にて、職員悉皆研修を行いました。千葉県立子どもと親のサポートセンター職員による不登校、教育相談に関する研修です。本校では、職員研修を重視し、年間5,6回の悉皆研修を実施しています。今回は、保健部、教育相談委員会担当の研修であり、3人の講師の方から、千葉県の不登校児童生徒の現状、対策、メンタル面に不安のある生徒の対応等のお話しをいただきました。不登校、教育相談、メンタルについては、現在高校教育で大きな課題にとなっており、本校でも同様であり、今回研修のテーマとなりました。研修の中で、ケーススタディのロールプレイも行われました。おそらく先生方もあまり経験のないことだったかもしれませんが、貴重な経験になったと思います。母性父性の話、小、中学校のリーダーと教員の対応の違い、親に反発しなくなっている子どもたちの様子等、考えさせられる内容が沢山ありました。特に、小、中学校のリーダーの求められることの違い、先生の言うことをみんなに伝えるリーダーと先生と仲間の間に入るリーダーの違いは考えさせられました。リーダーの育て方について改めて考える必要があると思いました。また、「チーム学校」になるために、とのお話しで、教員は皆エッジが立っていることを理解する、学校について当事者意識を持つ、雑談をする、未然に防ぐ雰囲気をつくるなど、なるほどと思うことが多々ありました。そして、先生オーラを消す、という話は新たな気づきでした。
1時間30分の研修のあと、個別質問の時間を取りましたが、何と1時間以上の協議が行われました。講師の先生方は、本校の教員の思い、情熱に驚いていらっしゃいました。校長として本当に嬉しく、感謝の気持ちで一杯です。
本日、職員会議後、ICT職員希望研修が会議室にて行われました。希望研修でしたが、職員の半数以上、40名以上の先生が参加しました。内容は、「生成AI(Copilot)活用研修ーテスト問題に関する業務を効率化し、指導の質を高める実践講座」です。講師は、今年度、本校に週1日配置されている千葉県DX推進パートナーです。
研修の内容は、AIの基本的な考え方から始まり、実際にAIを活用しての試験問題の作成、授業導入例の作成等を実践を交えて行いました。危険性もお話しいただき、自分も気をつけようと思いました。また、プロンプトの付け方で大きく返答が変わることが大事ということは、当たり前ですが説得力がありました。参加した先生方は、本当に熱心に取り組んでいました。それだけ活用できるツールであると感じました。まとめで、「AIは、『教員の代替の機械』ではなく指導の質を高めるため支援ツール」とのお話がありました。あくまで「道具」であることの認識が大事だと感じました。
活用において、気をつけなければならない点はありますが、業務の効率化という点では多いな武器になると感じています。どう活用するか、を考えていきたいと思います。
後期には、さらに発展的な希望研修を予定しているとのことです。
昨日午後、東京都立晴海総合高等学校で行われた令和8年度全国総合学科高等学校長協会総会・研究協議会、その前に行われた役員会に全国監事として参加しました。総合学科は、様々な教育内容、成り立ちで多種多様です。普通科改革が叫ばれる中、総合学科はそのモデルともなり得て、ある県では、今年度新たに4校誕生、3校から7校へ増加、来年度以降も増える予定で、県の公立高校15%以上の学校が総合学科となります。一方、総合学科から改編される学校、減少傾向にある県もあります。本校のような「進学型の総合学科」は少ないですが、今年度から「進学型」で総合学科となった学校の校長先生ともお話しさせていただきました。今後増えていく可能性を感じるとともに、小金高校が「進学型の総合学科」として全国のモデル、リーディングスクールになることができるように、頑張っていきたいと思います。
本日午前中、大宮ソニックシティホールにて開催された全国高等学校長協会第78回総会・研究協議会に出席しました。昨日に続き2日目です。昨日の夜は、総会、研究協議会に併せて母校の大学で実施された母校出身者の全国の校長会にも出席し、全国の校長先生方や総長はじめ大学関係者との懇談を行うことができました。
2日目は、ブロックの研究発表、文部科学省の講話等が行われました。昨日の研究発表と合わせて研究発表で印象に残ったのは、九州ブロックの発表で、沖縄県の県立本部高校で、探究活動を活性化させるために「夢実現部」を誕生させ、様々なことに取り組んだというお話です。本校の「探究局」と同様な趣旨の部活動です。全国でも様々な取り組みが行われていることを実感し、アイディアをもらいました。文部科学省の講話は、高等学校振興課長から、高校教育改革のグランドデザイン、新学習指導要領、修学支援制度についてお話しいただきました。ネクストハイスクール、教育課程の柔軟化等、新しい情報もあり、非常に有意義な機会となりました。学校に還元したいと思います。
本日終日、全国高等学校長協会第78回総会・研究協議会に参加しました。総会の後、研究協議会として、文部科学省講話、北海道ブロック、東海ブロックの研究発表、文部科学省説明、講演が行われました。
最も印象に残ったのは、文部科学省講話です。講話では、これからの社会構造の変化からこれからの学校の向かう姿について説明がありました。次期学習指導要領のキーワードとして「自分の人生の舵取りする力と民主的で持続可能な社会の創り手育成」が掲げられており、具体的には、「『好き』を育み、『得意』を伸ばす」、「当事者意識を持って、自分の意見を形成し、対話と合意ができる」の2つが示されました。その上で、これからの教育で重視していきたいことを6つお話しされました。1多様性の包摂、2自分なりの賢い学び方の獲得、3学ぶ意味の意識、4民主主義の担い手の育成、5自分の考え方を持つ・やりたいことを突き詰める、6働き方改革との両立です。ICTの活用、AIの使用、認知心理学(メタ認知)などはあくまで6つの目的のための手段であると感じ、共感することができました。特に自分が感じたことは3つです。1つ目は、私自身、公民科の教員であり、4「民主主義の担い手の育成」が学校としても、教科としても大きな課題と感じており、ヒントをいただくことができたと感じています。2つ目は、「『好き』を育み、『得意』を伸ばす」は、本校の探究学習のコンセプト、「勉強、運動以外にもう一つ得意をつくろう!」にも合致すると思い、小金の探究学習の方向性が間違っていないことを改めて確信することができました。3つ目は、メタ認知、認知心理学の必要性です。学びを高めるために、取り入れていく必要性を強く感じました。
文部科学省説明では、大学入学者選抜についての説明がありました。総合型選抜での学力をはかるテストについては、一般選抜との区分の違いから、次年度入試からになりますが、今後是正が図られることが示されました。すでに報道されていたことですが、一般入試が多い本校では影響はそれほど大きくないですが、大学入試全体においては、非常に大きな内容です。
また、講演は、苅谷剛彦上智大額特任教授・オックスホード大学名誉教授による演題「高校教育は本当に必要なのか:期待される役割の変貌」でした。著名な教育社会学者で、私も著書を何冊か読ませていただいたことがあり、楽しみに聴かせていただきました。高校の持つ「多様性」と「共通性」をテーマに、思考実験を踏まえ、今後の高校教育の姿を考えさせてもらいました。とても興味深く、面白い時間を過ごさせてもらいました。先の先の話でしたが、刺激的で考えさせられました。
学校外の協議会に参加させていただき感じるのは、学ぶことの重要性です。新たな気づきがあり、アイディアを生み、活力になります。学校に生かしていきたいと思います。
本日放課後、教務部主催でテスト採点ツール「100問繚乱」の希望制研修が行われました。多くの学校で取り組まれているので、既に使ったことがある先生が多いかもしれませんが、はじめての先生もいることを想定しての研修の機会です。「100問繚乱」導入で、定期考査の採点が早く、間違いなく行えるようになり、「働き方改革」に多少はつながっていると思われます。また小テスト等を実施やすくなる点でも教育効果もあると思います。このような研修を開催されていることを嬉しく思います。