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2023/02/08

3年選択授業でサケの飼育実習を実施

| by kemigawa-h

 本校では、毎年、冬休みから3学期にかけ、3年生の選択生物の授業で「サケ」の飼育自習を行っています。生徒は2学期の期末考査の後、2粒のサケの受精卵(孵化直前の発眼卵)を受取り、自宅に用意したペットボトルで飼育するのです。孵化後は、腹部にある大きな卵黄嚢(ヨークサック)の栄養を吸収しながら、徐々に成長していくので、基本、エサやりはありません。最初はペットボトルの底に横たわっているだけだった稚魚は、やがて遊泳を始め、体色も透明から銀色に変わり、胴体にパーマークと言う斑点模様が現れてくれば自宅飼育は終了となります。その間、およそ1カ月です。

 現在は、学校の水槽で、専用の餌を食べ、すくすくと成長していますが、3月には、サケが天然遡上する県内の某河川に放流します。その後、サケは、オホーツク海からベーリング海経由でアラスカ沖まで旅し、無事生き延びた個体は、4年後に、放流された川、すなわち母川に回帰します。順調にいけば、飼育した生徒が大学4年生の年に、体長70cmほどに成長して。



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