こんにちは。進路指導部の今野です。
本日6時間目に3年生はSPI模試を行いました。大学生の就職活動ではほぼ全ての就活生が受けるSPI試験ですが、近年では高校生の就職活動でも導入されています。令和3年度3年生も半数以上の生徒が試験科目としてSPI試験(学科試験)がありました。このSPIについて簡単にまとめます。
「SPI」は、基礎的な知識や能力を測る「能力検査」と、性格の傾向などを測る「性格検査」で構成されている。「能力検査」は、さらに「言語分野」と「非言語分野」に分かれる。
「能力検査」はマークシートによる択一式の検査である。基礎的な知識があれば解ける問題が多いので、小・中学校で学んだ内容を中心に復習しておくとよい。また、制限時間のわりに問題数が多く、独特の出題形式の問題もあるので、解き方に慣れておくことが大切である。
言語分野では、国語的な分野が問われる(言葉や文章を理解する力)
出題内容:反対の意味の語、二語の関係、文章理解など
非言語分野では、算数・数学的な分野が問われる(理論的思考力)
出題内容:分数・小数の計算、パーセントの計算、年齢算など
近年の高校生就職活動では面接重視(人柄重視)の傾向は変わりありません。しかし、SPI試験等を実施し、本人の学力を就職試験の参考にするという事例が増えています。昨年度本校の受験生も「面接は十分アピールできたが、筆記試験の結果が奮わなかった。」という報告をしています。試験結果は合格・不合格どちらのケースもありますが、受験生にとってSPI試験がひとつの壁になっていることは間違いありません。
このような現状を考慮し、今年度の3年生は朝自習だけでなく、定期的にSPI模試を実施しています。今回の対策模試が3回目となり少しずつ成績も上向いてきています。専門学校に勤めている先生方のお話では、「SPI試験はこなした問題数によって成績がはっきりと分かれる。試験までに1000問程度解いて欲しい」とのことです。本校の実施回数ではまだまだ1000問には到達しませんが、今後も9月に解禁される就職活動に向けて定期的にSPI模試を実施する予定です。