梅雨明けした後、強烈な暑さが続いています。
熱中症防止のために、屋外はもちろん屋内でも適切な水分補給が大事です。
そんな暑い日に校内を回っていて、外の手洗い場を見たら、昔(昭和)を思い出しました。

昔は部活でも体育の後でも、みんな水道の水をゴクゴクと飲んでいたなぁ。
昔は「手洗い場」でなくて「水飲み場」って言ってたかも。
昔はテレビのドラマやCMで、陸上部の高校生が、練習の後(最中?)水飲み場で水を飲んでいると、いつの間にか先輩(後輩?)が来て隣の蛇口で水を飲んでいるのに気付いて…などという青春設定がよく見られたなぁ。
そういえば小学生も、近所の公園で遊んでいる時、水飲み場の、真上に向かって水が出る丸い形の蛇口で水を飲んだり、上空へ水をプシューッと出して遊んだりしていたなぁ。
人が水道の蛇口からあまり水を飲まなくなったのっていつ頃からだったのだろうと思います。
時代とともに環境や衛生や健康の意識が高くなってきたこと、お金を出して水を買うことに対する意識の変化、ペットボトル入り天然水の普及、蛇口に取り付ける浄水器やウォーターサーバーなどのビジネスの活発化、震災や風水害で断水になって苦労した経験など、いろいろな要件が重なり合って今に至るのでしょうね。

そういえば、昔はみんな水道から水を飲んでいたので、外の水飲み場の蛇口は、基本上向きになっていましたが、今は全部下向きになっていますね、飲まないから。
最近ちょっとしたことですぐに昭和の記憶が走馬灯のように蘇ります。
私の中の昭和スイッチが、すっかり緩くなってしまったのでしょうが、スイッチが戻らなくなったらどうしようと思います。