期末考査前の金曜日、放課後の校舎を巡回してみました。
数学科前の廊下では先生を囲んで問題を解き、教え合う生徒たちの姿。職員室前の廊下では先生と進路相談だろうか、熱心に話す生徒の声。どちらもおなじみの光景です。
図書館は今日も自習生徒で満員御礼。
図書館を出て窓から外を見ると、夕日に映える校舎をバックに生徒のいない中庭。少し寂しそうです。
教室を覗くと机を並べて一緒に勉強している生徒たち。節電のためクーラー使用可の教室に生徒が集まっています。それにしても、静かです。
勉強の気分転換でしょうか、カメラをもって教室から生徒が一人出てきました。窓を開け夕日に映える風景を撮影し始める生徒。
「写真部かい?」「はい。ここは高くて見晴らしがよく、夕日がとっても奇麗なんです。」「いいカメラもってるね」「はい、これ写真部のものです。こんなに良いカメラを使わせてもらえるんです。ここからの風景が僕、大好きなんです。」「そうか。ごめんね邪魔して。」「いいえ」
そうか、夕日と言えば…外に出て正門へと向かった。
「さようなら…」下校して行く生徒たちを見送るようにやさしい夕日の差し込む正門の光景。思い思いに過ごした生徒たちが帰っていく。
落ち着いた校風。静かに流れる時間。心癒される私のお気に入りの風景です。