
今日の授業は、1年生の国語「言語文化」という科目です。
黒板を見ると、古語がたくさん反転板書されています。どれどれ・・・「すさまじきもの」、「にくきもの」「ありがたきもの」・・・ん? どこかで聞いたことがあるぞ・・・これは・・・あ、やっぱり枕草子ですね。
おやおや? グループに分かれてスマホやタブレットを全員取り出して、なにやら相談し始めたぞ。古典にICT・・・何やってるの?
生徒のプリントを見ると、枕草子から「~もの」を選び、現代語訳を作っています。そして、現代版枕草子をみんなで考えているようです。現代版? なるほど、同じ「すさまじきもの」や「ありがたきもの」でも、平安時代と現代では文化や感性の違いがあって面白い作品ができそうです。
今日は、発表に向けてプレゼンテーション資料の作成と打ち合わせをしているところですね。
今年度の1年生から任意で導入させていただいたタブレットPCですが、生徒はスイスイと使いこなしています。調べ物はスマホの方が早そうですね。中には正確な語意を確認しようと電子辞書を引いている子もいます。グループで一つのパワポ画面を共有し、見せ合っています。協働しながら資料を作成、こうしたら? それ採用! こうしたほうがいいんじゃない? そういうのもありだよね・・・多様な道具を皆で使いこなし、それぞれの意見を出し合う姿は、とても楽しそうです。
古典作品の学びを通して、多様な個性を生かしながら、協働する力や創造性を育む。これからは、こうした風景が当たり前になっていくのでしょう。生徒の発表が楽しみです!