
先週は修学旅行に同行していました。今週はまた授業にお邪魔しています。今週の発見は、生徒の様子です。コロナが5類に移行して時間がたち、インフルエンザも含め校内の感染状況は落ち着いています。制限や強制ではなく主体的に判断する感染予防に変化したこともあるのか、生徒たちの表情が明るく、積極的でとても楽しそうです。でも、この明るさの要因は、コロナの5類移行だけではないと思っています。
写真、左から2枚は2年生歴史総合、「考えるペアワーク」の様子。「なぜこのタイミングでこの内閣が生まれたのか?」生徒がペアで歴史の横軸と縦軸から考えています。
3枚目、4枚目は1年生の体育(剣道)です。生徒が自分で練習したい技を考え、相手にはどのタイミングでどのような動きをしてほしいかを伝えています。間合い、合気、コミュニケーションの練習です。何度もこうしてコミュニケーションをとっている姿が印象に残ります。
5枚目、6枚目は1年生の地理総合です。4人グループでタブレットPCからホワイトボードに共同作成です。画面共有をしたり、PCでそれぞれに調べたことを共有しています。
7枚目、8枚目は、1年生の数学Ⅰです。正弦定理と余弦定理の応用問題演習です。ご覧の通り、どうしてもわからないところは自然と教え合っています。
共に考え、つくり、伝え合い、教え合う。どの科目の授業も、生徒の協働的な学びを支援していることがわかります。こうした授業をとおして主体的、自律的に学び、共創する力を育てたいと思います。
そして、今週の授業で一番印象に残った場面は、プリントに間違いがあって先生が訂正したときでした。誰に言われることもなく、欠席している生徒の前の子が振り返り、欠席の子の机の上にあったプリントを訂正して戻しました。できそうでなかなかできない、さりげない優しさです。休んでいる生徒のことも忘れずに思いやるその気持ちと姿勢に本校の生徒の素晴らしさをまた一つ実感しました。
学校でしかできない学びを学校で、生徒を主語にする学校づくりを推進してまいります。