平成21年4月、本校の分教室が千葉県立流山高等学校内に開設されました。
高等学校の中に特別支援学校の分教室を設置することは県内初ということで、両校生徒の交流を通じて、地域で共に学ぶ教育環境の整備が図られるものと期待されています。
現在、社会的自立を目指し、企業と連携した作業学習や調理室を利用した自分たちの食事作りなど、分教室の特徴を生かした教育活動を行っています。
1 分教室の特徴
① 1学年8名の少人数で活動しています。日々のあいさつやコミュニケーションなど、生徒それぞれが自分の課題にしっかりと向き合い、互いに助け合いながら生活しています。生徒同士・先生とのかかわりが密接なのが特徴です。
② 千葉県立流山高等学校内に設置されており、高校の体育祭や文化祭,収穫祭などに一緒に参加しています。自然な関わりの中で共生意識が育っています。
③ 職業的自立を目指し、電車やバス等公共交通機関を利用して自力で通学しています。
2 授業について
① コース実習(園芸・縫製)、職業実習(清掃実習・職場体験)を通して,働くために必要な力を実践的に学んでいます。
また、調理実習を通して、生活上の自立に必要な力を学んでいきます(現在は感染症予防の観点から行っていません)。
② 教科学習(国語・数学・理科・社会・情報・職業・家庭・音楽・美術)では,社会生活に役立つ実用的な内容に重点を置いた学習に取り組んでいます。
③ 毎日の保健体育で、職業的自立に重要な「体力」づくりに取り組んでいます。
所在地
〒270-0114 千葉県流山市東初石二丁目98番地
千葉県立流山高等学校内 (東武野田線初石駅から徒歩8分 )