千葉県立柏高等学校  千葉県教育委員会指定 進学指導重点校
 
 

SSH・理数科ニュース2022


2022/08/04

高大接続企画 第一回徹底探究講座

Tweet ThisSend to Facebook | by 職員

7月30日(土)に2学年選抜生徒対象の高大接続企画スキルアッププログラムに参加しました。
 第一回徹底探究講座では自らの研究が社会・学術に対し、どのように影響・貢献していくかについて学びました。
 午前中は敬愛学園高等学校の鈴木陽裕先生による講義を受講しました。SDGsカードゲームを通じて、自らの行動が周囲へどのように影響を与えるのかを考えました。自分達の目標を達成するだけがゴールではなく、豊かな世界を創る上で周囲の状況を常に確認したり、他人と助け合うことが必要だと学びました。その後、現実世界における実際のSDGs問題を取り扱いました。例えば、パーム油プラントによる森林破壊。我々の生活に溢れている「植物油脂」に含まれるパーム油について学び、我々の生活が周り巡って環境問題に繋がっていることを理解しました。こうした身の回りの生活と世界の課題の関係性は学校生活の中で学ぶ機会は限られているため、生徒にとっては非常に大事な機会となりました。



 午後は学術に対する貢献について、千葉大学の北畑裕之教授による講義を受講しました。北畑教授は身の回りにある時間や空間での変化のパターンの規則性を研究しており、今回は最終的に一定のパターンになるリミットサイクル振動の一種であるBZ反応とよばれる化学反応を実際に観察しました。BZ応とは振動を与え続けると酸化還元反応によって一定のパターンで異炉が変化し続ける反応です。大抵は一度反応した後、変化が止まる反応がほとんどですが、実際に目の前で何度も色が変化する反応は生徒にとって、驚きだったようです。また、実際にパターンのモデル化の手法も学ぶことができ、今後の課題研究につながる勉強となりました。


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