開かれた学校作り委員会

[開かれた 学校づくり委員会の地域的背景]

1 本校の実情と課題
 (1)100%の進学希望と高い学習意欲、80%を超す部活動加入率、学校行事をはじめとする学校生活全般にわたる
   モチベーションの高さが特色。
   モチベーションの維持・引き上げ。質の高い授業の提供とキャリアガイダンス
(2)交通事故・通学時のトラブル、苦情の多さ。生徒数980名の98%が自転車通学
   地域の交通環境の整備と生徒の交通マナーとコミュニケーション能力の育成

2 地域との積極的な関わり
(1)通学区域内の小学校、中学校の保護者を含む、交通安全組織との交流
 (2)通学区域内の町会等への理解と協力
 (3)周辺中学校からの生徒数が多いことから、生徒・職員含めた相互連携の必要性
    周辺小学校からの学習支援要請

3 「教育立県ちば」プランと本校の取組状況
 (1)夢・チャレンジプロジェクトから
  ① 質の高い授業への要求と授業改善のための研修の導入[確かな学力]
  ② 同窓会とのタイアップ→20名の先輩から貴重な授業を受ける。[夢を育む]
    先輩の仕事を体験する[キャリア教育]
  ③ 通学路ボランティア清掃活動[社会参加・環境]
  ④ 県無形文化財を生徒が継承[伝統文化]
  ⑤ 柏市国際交流会から人権シンポジウムにパネリストとして参加[異文化理解]
(2)元気プロジェクトから
  ① 毎朝7時30分に図書館を開放し、読書活動に積極的に支援。[読書県]
  ② 運動部加入率の高さと向上心のある生徒へのより適切な育成指導[フェアプレー・競力]
  ③ 発達障害の研修[特別支援教育]
  ④ 小学校の夏季講習へ指導支援→本校教職希望生徒のキャリア体験[地域ともに学ぶ]
  ⑤ 開放講座「誰でもわかる算数・数学」中学生~高齢者まで40名の受講生[地域]
  ⑥ 実践的な防災訓練を実施、地域との一体型防災訓練を計画[自助共助防災]
(3)チームスピリットプロジェクトから
  ① 地域の活力を活かした交通安全教育の徹底と交通マナーの指導[地域教育力]
  ② ネット(携帯)のマナー指導・相談・サポートシステム[いじめ・不登校]

4 効果的な 学校評価 のために
(1)「開かれた 学校づくり 委員会」が主体的にアンケート等の内容を吟味し、施策(特に地域)を踏まえ内容を加えることもできるようにする。
 (2)年3回の委員会開催では実質的な評価が得られないことから行事と授業の公開日等の学校行事については、できるだけ多く参観の機会を設ける。
 (3)評価尺度を職員の視点から地域・生徒・保護者等の視点に置き、より効果的なものにする。
 (4)進学校として質の高い授業が望まれるところであり、引き続き授業改善のために謙虚な姿勢で受け入れるとともに、フィードバックを確実に行い、本校の教育に役立てる。


[ 千葉県立柏高等学校 開かれた 学校づくり委員会]

 学校運営上の様々な課題に対して、学校と地域がより一層連携を深め保護者や地域の方々が学校運営や教育活動に主体的に参画するとともに、学校が地域における学びの拠点となるよう、創意工夫をしながら開かれた学校づくりを進めるため、 千葉県立柏高等学校 に、「開かれた学校づくり 委員会」を設置しました。

 委員会は校長の依頼を受け、以下の5つの事項について提言や協力を行います。

 1 学校運営上の課題等の解決に向けた検討
  2 地域との交流や家庭・地域の教育力向上のための取組
  3 学校の自己評価をもとにした学校関係者評価の試行
  4 学校で行われる「学校を核とした県内1000か所ミニ集会」の企画・運営
  5 学校や地域の実情に応じて、創意工夫を生かした諸活動の企画・運営