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SSH関連 2018年度

SSH関連
2019/02/01

普通科実験通信

| by 職員
 現在、2年生普通科生物基礎と理数科理数生物の授業でキイロショウジョウバエ Drosophila melanogasterを用いた継続実験が進行中です。休み時間にも、観察を続けている生徒がいますので、紹介します。

 左.何気ない光景ですが、配付されたプリントをよく読み、説明をよく聞いて、しっかり内容を理解しないとできないことをやっています。最近、説明を聴いて理解する力の低下が危惧されているなか、「聴く力」と「技能」の証明と言えるでしょう。中.物理基礎選択の友人を連れてきたそうです。科学への「興味・関心」の証明です。生物と物理では、例えば、有効数字の扱いなどまるで違う部分もあるのですが、基本的な考え方は共通しています。右.アクティブ・ラーニングのお手本です。休み時間の取組みを見ると、実験の重要性がよく解ります。SSHと直接の関係はないのですが、「普通科通信」コーナーがないのでこちらで紹介しました。
 掲載に当たって、本人の承諾を得ています。
13:21
2018/11/18

SSH手賀沼から地球の水環境を診るー実習二日目

| by 職員
11月18日(日)実習二日目にして最終日。今年は二日目も貸切バスでの移動となりましたが、大遅刻者も出ました。例年のように電車での移動だったら、置いて行くしかない状況でした。この失敗を糧に伸びることを期待します。さて、この日も晴天、筑波大へ向かいました。電車だと、つくばに着く直前にサイバーダイン社が見えます。
 特に、SSH(や進路)関係の行事では心がけてほしい、移動途中の観察例を紹介します。
下左.国道沿いの祠、古木が残っていることが多い場所です。下右、河川敷の植生遷移の状況。

下右.取手市、国道右の液体食品工場のサイロ、下右.在来種のクズに制圧された外来種セイタカアワダチソウ。

下左.ススキに取って代わられたセイタカアワダチソウ、アレロパシーによる自滅?下右.牛久沼。手賀沼と同じく利根川に続きます。かつては、手賀沼同様、水運に使われていました。

下左.旧道、都市の変遷も建築建設にとって重要な要素です。下右.人工林。

下左.侵略的外来種と化したモウソウチクの侵入、下右.つくば研究学園都市、ウィスコンシン州のマディソン市は古くから学園都市として有名です。研究学園都市をつくった時に参考にしたと思います。例年の紅葉と色が違います。

下左.つくばには多くの研究所があります。下右.筑波大入口。

下左右.筑波大では、前日のデータを確認、この日の測定、プランクトンの観察等に進みました。

下左.容器に試料を入れ、上右の装置にセットすると印を読み取り必要な測定をしてくれます。下右.工事中・・・。
ありがとうございました。テレマカシ。
 最後に、チーフの先生から実験中の態度について、全員ではありませんが、注意を受ける場面もありました。目的意識をしっかり持ち、今回の経験をこれからに活かしましょう。11月29日には発表会があります。
18:02
2018/11/17

SSH手賀沼から地球の水環境を診るー実習初日

| by 職員

 11月17日(土)、18日(日)2日間にわたって、SSH高大連携講座「手賀沼から世界の水環を見る」の実習に行って来ました。ご指導は先日の講義に引続き筑波大准教授内海真生先生です。記事を書いているのは19日月曜ですが、日付は当日にあわせておきます。
 初日、17日(土)、北柏駅前7時集合でしたが、若干の遅刻者が出ました。バスの遅れ等もありましたが、海外研修だったら、たいへんなことになっていたところです。やはり、万全の準備対策が必要です。今回の写真の掲載に当っては、すべて、本人達の承諾を得ていますが、画素数も7%の7%に減らしてあります。
北柏駅前のカラス、詳しくは後で。
 例年通り、機材を積んで車で来ていただいた内海先生一行と合流しましたが、いったい、筑波を何時に出てきたのでしょう? 貸切バスで我孫子市の親水広場に移動したところ、校長先生が休日にも関わらず、激励と視察と取材に来てくれました。校長日誌、ケンカシNEWSもご覧ください。
 この実習はSSHの行事ですが、すべて理科で指導しています。全行程を通しての引率は水環境講座チーフの化学、理数科1年担任の化学、私のほかもう1人の生物の各先生ですが、次の地点まで、2人の教頭先生も来てくれました。校長教頭全員が来てくれた訳です。
校長先生、2頭の愛犬とともに。
 親水広場駐車場から、4年ぶりの晴天の下、歩いて手賀沼湖畔に移動、内海先生から説明を受け、2組に分かれ、採水と測定に入りました。
メモ!!親水広場近く。
上右.生徒の半数は左手の方で目的別の採水中。
 水は少し暗い色の方が青空をよく映します。
 COD、TN、TP、Chla、PhとDO専用の測定用の採水と、プランクトンの採集、透視度と水温の測定を行い、次の地点、あけぼの橋へ向かいました。
下左.途中、バスの運転手さんが少し道を間違えてくれたおかげで、埋め立て地の水田を観察できました。
ハスが大増殖
下左右.晴天ですが、採水風景は例年とほぼ同じです。

下左.遠くに柏市のビル。「そごう」や左右非対称の千代田線車両が登場した頃、柏が急速に発展、手賀沼の汚濁も進みました。
 近くの公園にはトイレがあります。野外活動前には調べておきたい大事な情報です。

上右.研究室紹介のポスター。これからの高校生はポスターやパワーポイントづくりの機会が増えそうです。
 採水と測定後、今度は筑波大学へ向かいました。毎年、実習後、班でテーマを決め調べたことについて行う発表について、今回、準備期間が短く、先に調べてから実習、ということだったと思っていたのですが、ここで、その辺りの指導がまだ、ということが判明、急遽、学校に帰って来てから決めることになりました。何はともあれ、19日の月曜日に班別テーマも決まったようなので、何とかなるでしょう。大学到着後は各自昼食となりました。

 食事も大学見学時の重要な調査項目です。上左.いつもの定食、上右.別の食堂のメニュー。
担任の先生と。4年ぶりの晴天構内のカラス、最初の写真と種が違います。
 さて、午後は実験室での測定です。昼休み中、内海先生とTAの皆さんは準備と打合せをしてくれていました。内海先生の説明の後、実験・測定に入りました。結果が判らないので、通常の授業と違い、本当の実験です。
下左右.滴定、吸光度の測定の器財が並ぶ中で。

下左右と他.今回、TA8人は日本人一人と外国人留学生の大学院生がつとめてくれました。
 手賀沼で、昨年も来てくれたような気もしたマレーシアの方に話しかけたら、向こうがしっかり覚えていてくれました。こちらは、朝の挨拶はスリマッ、パギ・・・も忘れていました。もう一人のマレーシアの方はサラワク州出身とのことでした。マレーシア語は朝昼晩の挨拶とありがとう、どういたしまして、しか知りませんが、話のきっかけになります。残りの会話と中国、ミャンマーの方との会話は英語と日本語で何とかなりました。日本語は音読み訓読みと文法が難しいとのことでした。金田一春彦博士によると発音はハワイ語の次くらいに簡単なそうです。

下右.すべての光合成植物が持っているクロロフィルaの量の測定用に水を濾過したところ。

 下左.手賀沼での測定も含めたデータの検討。今回、透視度の標準偏差が平均値の1割程度と、良好な結果が得られました。

上右.終了は夜でした。翌日も実習・・・・。
12:54
2018/11/09

高校生理科研究発表会(千葉大主催)賞状

| by 職員
929日(土)に千葉大で行われた高校生理科研究発表会で行われたポスター発表「このコマ、何色に見える?」に対して、優秀賞をいただきました。その賞状がようやく県立柏高に届きました。受賞者は117(水)千葉県児童生徒・教職員科学作品展で、科学論文の部において、千葉県総合教育センター所長賞、日本学生科学賞千葉県審査最優秀賞を受賞した本校理数科3年生3名です。


13:07
2018/11/08

千葉県児童生徒・教職員科学作品展表彰式

| by 職員

平成30117日(水)午前10時より千葉県総合教育センターにおいて、千葉県児童生徒・教職員科学作品展表彰式が行われました。科学論文の部において、本校理数科3年生3名の「ベンハムのコマ」が千葉県総合教育センター所長賞になりました。また、同時に日本学生科学賞千葉県審査最優秀賞も受賞いたしました。




18:01 | 報告事項
2018/10/24

理科大とキッコーマンに行って来ました。

| by 職員
 10月24日、中間考査最終日、野田市の東京理科大とキッコーマン物知り醤油館に講演聴講と見学に行って来ました。千葉県の理科部会生物分科会主催の研修で、SSH行事ではありませんが、科学関連ということで記事を載せます。なお、普通科の担任でSSH担当でもないので、普通科の総合学習に還元できる内容‥の予定です。
 東京理科大野田キャンパスは、東武野田線運河駅から歩いてすぐです。近くの生徒は進学すると、県柏より大学がずっと近くになり、自宅から自転車や徒歩で通えます。
下左.安房小湊駅前で撮った写真ですが、運河駅前にも同じような物がありました。昔の缶ジュースのプルタブです。昔はタブが缶から離れたため、ゴミ問題の一つになりました。USAでは牛が誤食して問題になったことがあります。観察してみると、身近な所に何か転がっているものですね。総合学習で、ゴミ問題の解決例、近くの舗装の歴史?、日常生活の歴史?関係で、調べてみても良いかも知れません。下右.運河を渡る歩道橋から理科大が見えます。

下左.橋を渡ったら右の方に門が二つあるので、右の門に入り、下右.理工学部を抜けると、薬学部につきます。

 東京理科大学薬学部教授、羽田紀康先生の講演は、熱のこもった面白くて役にたつ内容でしたが、確認後、書き足すことにします。
 午後は野田市駅のキッコーマン物知り醤油館でバイオテクノロジー関係の講演を聴き、館内から工場を見学しました。工場そのものは撮影禁止です。
 下左.見学に出発、下右.解説のパネルに、「火入れ」がPasteurizingとあります。英語はパスツールにちなんでますが、言葉自体は日本語の「火入れ」の方が何百年か先だと思います。

 他のパネルにあった英語のうち個人的には、Fermentation と Fertilization は時々、どっちがどっちかわからなくなります。Redundancyも記憶が怪しい単語です。(国内の大学入試には出ないと思います。)
 キッコーマンの海外最初の工場は、ウィスコンシンのウォルワース、Walworth, Wisconsin, USAにあります。製品自体は日本の物と変わらないそうです。下左.ウィスコンシンに工場が建てられた理由は、農業州ウィスコンシンの三大作物のうち二つが醤油の原料になるからだそうです。あと一つはトウモロコシです。下右.キッコーマンUSAの製品見本。

下左.食品工場によくあるサイロ。以前、USAのビール工場、チーズ工場、取手のビール工場、麺工場のサイロの写真を掲載しました。コンクリート工場と農場のサイロのほとんどはコンクリート製です。下右.復元した御用倉のレンガですが、本来、レンガが扇のような放射状(jack arch)だったのでは?と思います。この積み方だと、手間をかけて、上のレンガを落ちやすくしているだけですので‥‥。

下左.敷地の一角、文化財だそうです。総合学習で身近な文化財や今はやりの家の中の昭和など調べてはどうでしょう?下右.USAで見かけた醤油。

 そう言えば、東京理科大の前身の前身、東京物理学講習所の創立は1881年、海外研修でお世話になっているCUWの創立も同年です。
10:17
2018/10/05

海外研修2019②

| by 職員
 うっかりしていて、今まで書いてなかったSSH海外研修の特長がありました。
 何かというと、おそらく、SSHの海外研修の大半に当てはまるとは思いますが、通常の語学研修と違い、科学英語や英語で科学が学べることです。簡単に言うと、日本語で科学的な内容が解らなければ、英語でも解らない、日本語で十分解っていれば、英語でも何とかなる、ということです。
 現地での英語の、講義、専門書、論文等の内容を生徒に説明することを考えると、例えば、英語の先生が高校の生物の内容をすべて勉強するより、生物の教員が高校の英語のごく一部を勉強する方が楽です。生物の教員がいれば、海外で生態系や環境について学ぶことが可能です。(中には高校の生物の内容をすべて理解している英語の先生がいるかも知れません。)
 現地の高校生に英語で生物の説明をすることもあります。英語の論文の解説が聞けるのが、SSHの海外研修です。ただし、発音はいい加減かも知れませんし、専門用語以外は簡単な英語です。
 現代文の入試問題に様々な分野の話があるように、最近、英語でも環境や生態学の少し専門的な話が入ってきて、英語の先生も大変だと思います。講義内容でも、話の大筋は英語の先生も十分理解していると思います。専門的な話になった時は、理科の教員が必要だと思ってください。

 先日の体育祭の頃から、shrikeの高鳴きが聞かれるようになりました。ということは‥‥? SSH海外研修では通常の語学研修では学べない科学、特に(と言うより?)自然や生き物についての英語に触れることがでます。
22:55
2018/10/03

海外研修2019①

| by 職員
 10月3日、1年生理数科と普通科課題研究選択希望生徒を対象に、来年度のコンコルディア大学でのSSH海外派遣研修の説明会が開かれました。いくつか、補足説明を記します。
1. ホームページの関連記事を一通り読んでください。
2. 研修地はConcordia University Wisconsin です。
3. 内容をしっかり理解して、参加を決めてください。最も大事なのは本人の意思です。
4. 昼間のバスは寝る場所ではありません。(沖縄の海辺を走る夜のバスも良いものです。)
5. 事前研修での成果としてのPresentationの出来を判断するのは、アメリカ人の教授達です。
6. 「何を学んだか」が明確に語れる今年の参加生徒にも、聞いてみてください。

 忘れていました。参加資格ですが、理数科生徒も、11月の手賀沼水環境講座の講義と2日間の実習への出席・参加が必要です。実習は土日ですが、部活動等で選手として試合に出るなど、通常、公欠扱いになるような場合、止むを得ない用事がある場合は、他の実習で代替することができます。
 普通科生徒の場合は、1学期の学年集会での説明と配付したプリントにあった通り、来年度の課題研究の選択が必要です。

 11月の講座から事前学習が始まります。頑張りましょう。

 今年の参加生徒から、「また、コンコルディア大学に行くにはどうしたらいいですか?」と質問を受けたので「卒業してから、夏休みを避けて格安航空券で行けば、格安で行けるよ。」と答えたら「いえ、あの研修に行きたいんです。」とのことでした。お金もかかるし、私が引率に加わるかも知れないし、「また、行きたい」と言ってくれるのは、担当者冥利?に尽きるのですが、再考した方が良いと思います。そう言えば、一昨年も同じような要望を聞いた記憶があります。
 卒業後、大学側の学生スタッフに加わることが可能なら‥‥という案もありますが、卒業して世界が広がってから考えても良いでしょう。

 USAの方言ですが、Massachusetts にもbubblerと言う所があるそうで、Michii先生もご存知でした。
22:05
2018/09/24

English dialect in Wisconsin

| by 職員
 海外派遣研修の事前学習、中でも東大大学院留学生による指導の内容が、課題研究と普通科の総合学習に役立つ件を以前少し書きました。また、昨年までのKathy先生によるプロジェクトワークの指導は、テーマ決めから調査方法まで課題研究の進め方に役立ち、当然、総合学習での調べ物、しっかりやると、調査探求に役立ちます。3点だけ記します。
 1.テーマは、「できること」を選びましょう。2.ウェブで調べただけでは何もやったことにはなりません。自分の分析・考察を入れましょう。3.分析は論理的でなければなりません。

 海外研修関係で、理科(課題研究)にはあまり関係ないが、総合学習には使えるかも知れないことを紹介します。
 英語にも方言dialect(昨年、教わった単語)が存在します。イギリスほどでなくてもUSAにもあります。もし、興味を持って、調べて、確認して、考察すれば、まとまると思います。
 USAでの方言を調べたきっかけは、ザリガニをcrayfish と書いた本とcrawfishと書いた本があることでした。Wisconsinは2つのザリガニの境界線近くに位置し、crayfish、Chicago近郊在住のWilliam君はcrawfishと言ってました。この時の?がUSAの方言を調べるきっかけとなりました。
 以前書いたように、Wisconsinでは、water fountainをbubblerと言います。最初は?でした。
 調べて何になるかと言うと、「面白いこと」のほかに、受験英語を別にすれば、英会話の実践の上で役に立ちます。自分の英語はなまっているはずですが、例えば、アメリカ人の多くの人がMary, marry, merryを区別していないそうです。だから、細かい発音の違いは気にしなくて良いと思っています。くり返しますが、受験は別です。
 なお、Mary, marry, merryを調べていたら、物理の先生に「全然意味が違うじゃないですか?同じに発音してどうするんですか?(以下略)」と聞かれましたが、別にアメリカ人は困ってないようですし、質問は、直接、アメリカ人に聞いてほしいと思うと同時に、物理は厳密さを追及する分野と改めて認識しました。ともあれ、会話の中でmerryが出てきても、気にしないで良い、というのが私の結論です。 
 地学の授業で見たクラスもあるようですが、カールセーガン博士原作の映画、Contactの各国の英語の違いも面白くて役に立ちます。
Lake Winnebago 2017
 もう一つ、修学旅行で使える情報です。国内線の飛行機内では、現在位置の判るアプリが使えると思います。窓からの景色を撮影したら、地図の画像を保存しておくと、後で何が写っているか、判ります。GPSのついたカメラもあります。
17:12
2018/09/06

SSH全国大会

| by 職員

   88()9()と神戸国際展示場においてSSH生徒研究発表会が行われました。県柏からも「このコマ、何色に見える?」というタイトルで3年理数科生徒3人のグループで参加してきました。前日の713:00頃会場に着き、翌日のための準備をしました。89:00から開会式、基調講演会「Youcan be a scientist from today!(東京理科大,秋山仁)のあとポスター発表を行いました。来たお客さん(高校生も含む)、審査員に説明してきました。

    生徒自身も他高生の発表を聞くため、交代をして,聞きに行きました。この日の17:30からの全体発表校には,残念ながら選出されませんでした。99:00より全体発表校による口頭発表の後、またポスター発表を行い、14:00より表彰、全体講評、閉会となりました。生徒達は、ここまでよく研究し、それをポスターにまとめ、パソコンの画像、データを示したり、実験道具も持ち込んで、わかりやすくプレゼンをしましたが、入賞は出来ませんでした。

    でも、参加した生徒にとっては、貴重な体験となり、良い勉強になったことと思います。


18:57
2018/09/06

千葉サイエンススクールフェスティバル

| by 職員

    729()千葉工業大学津田沼キャンパス6号館において、本校理数科の生徒を中心に30名ほどで、地域の子供たちやその保護者対象に実験機材を持ち込んで理科の実験体験をしてもらいました。このイベントには、県柏だけでなく県下のSSH高を中心に計14校参加し、日本技術士会千葉県支部、DICといった社会人の方も参加しました。小学校での理科実験教室同様、好奇心あふれる子供たちに、説明したり体験させたりと充実した時間を過ごしました。また、保護者の方たちにも説明や体験をしてもらい、生徒にとっても貴重な体験になりました。14:0016:00には参加した高校生対象にサイエンスコミニュケーションというプログラムが行われ、他校生と一緒の班で「モールピンポン」「ピンポンホール」といったゲームをしました。自分たちで構造物を工夫して作り、いかに多くのピンポンを20センチ以上の高さに置くことができるか?。ピンポン玉が落ちる時間をいかに遅く出来るか?ということを競いました。生徒にとっては、初めてやるゲームでいろいろと頭を使うことで刺激になったことでしょう。




18:13
2018/09/06

理科実験教室

| by 職員

   7月12日(木)松葉二小にて理科実験教室(13:3015:00)を行いました。体育館と理科室において、本校理数科の生徒を中心に40数名で行いました。翌日7月13日()田中小にて理科実験教室(13:4515:30)を行いました。体育館と図工室において、田中小、田中北小花野井小の6年生(174)を対象に、本校理数科の生徒を中心に50名弱で行いました。どちらも好奇心あふれる子供たちに、説明したり体験させたりと充実した時間を過ごしました。本校の生徒たちも、教えることによって、多くのことを学んだことでしょう。




16:42
2018/09/04

普通科課題研究選択希望生徒の活動開始

| by 職員
 普通科の生徒も2年次で課題研究Ⅰを選択することができます。選択するにはいくつか条件がありますが、そのうち一つが毎年9月末の土曜日に千葉大で開かれる課題研究の発表会の見学です。その見学のための説明会を1年生の課題研究選択希望者を対象にして、本日実施しました。いよいよ、課題研究選択に向けての活動が始まります。頑張りましょう。見学はSSHの一環ですので、交通費が出ます。
 発表会の形式はポスター発表です。なお、作ったポスターを基に発表を行うのがポスター発表で、ポスターを作っただけで発表したことにはなりません。
 その発表会ですが、普通科の総合学習にとってもとても役に立ちます。課題研究選択希望者と違って交通費は出ませんが、時間があったら見学に行きましょう。進学後の参考にもなるはずです。
2017復路 その名もLeech Lake
 総合学習づくりにも使えるポスターづくりの留意点を書いておきます。
 まず、タイトルと所属を書きましょう。見やすく作る工夫も大切です。
 次に、研究発表の場合は、1.序文、2.方法、3.結果、4.考察の4項目を書きます。
 序文は目的や意義を示し、内容には考察で触れる必要があります。
 方法は当然研究方法を書きますが、レポート・論文の場合は、報告書なので、過去形で書きます。ポスターの場合は、そこまで厳密でなくてもかまいませんが、最初に「次のような方法で行った」等、書いておくと良いでしょう。もちろん、厳密に過去形にして悪いことはありません。教科書に書いてあるのは、手引き(マニュアル)なので、本来は命令形で、レポートで丸写しにしてはいけません。英語で考えるとよくわかります。
 結果には、誰が考えても同じになることまでを含めます。気温が34℃なら、暑いのはだれでも判るので「暑かった」まで結果に入れます。けっして考察に「暑かったと考えられる」と書いてはいけません。統計処理を行ったら、その結果も結果に入れます。
  統計処理でよく知られているのは、平均ですが、平均をとったら、標準偏差もだしましょう。標準偏差が何かは調べてみてください。理解できれば使えます。理解が難しかったら、理解できるまで頑張りましょう。なお、平均をとっても意味がない時に平均をとると妙なことになります。5人で競争した時の順位の平均をとると、3.0位になりますが、3位の人が一番多い訳ではありません。
 考察には、原因、さらに実験が必要な内容などを書きます。暑かったなら、その原因や今後の予測、どうしたいか等を書きます。暑かったら、地球温暖化なのかヒートアイランド関係なのか単なる変動なのか、根拠を示して書きましょう。
 総合学習では、実験等を行う訳にはいかないと思いますが、意義や目的を考えて調べ、考察を入れましょう。考察があるかないかでは大違いです。
 考察の後には参考文献、謝辞等を書いて終了です。一般的な小中学校の宿題と違い、感想を書く必要はまったくありません。むしろ、感想に場所を取っているポスターはマイナス評価にもなります。

2015 O'Hare着陸前 Midway空港を望む。撮影に熱中の結果酔うことに・・
 空港名は位置の記録から。何か調べに行ったら、記録を取りましょう。
19:05
2018/08/28

SSHアメリカ研修2018⑩ 本当に土地はやせてるの?

| by 職員
 レポート提出
 海外研修から約一箇月、海外研修は行ってお終い、ではなく、レポート提出が必要です。先日の理数科保護者会とも関係しますが、事前学習にきちんと参加して、現地でしっかり研修して、帰ってきてレポートを提出すると、3年生になった時の推薦文が書きやすくなります。裏を返せば、「行っただけ」では「行っただけ」しか書きようがありません。
 レポートと言っても、何かに興味を持つという心があり、現地で写真を撮っておく程度で、あとは少し調べて少し考えて文を書くだけです。興味関心さえあれば、例えばバスの中でだいたい起きているだけで写真は撮れてるはずですから、しっかり仕上げましょう。報告も兼ねて例とヒントを示します。普通科の総合学習に役立つ内容も意識的に入れてあります。

 時々、ウィスコンシンの土地は、氷河が土を削ってしまい、やせていて耕作に向かないので酪農が発達した、という記述を目にしますが・・
 一面のダイズ畑・トウモロコシ畑・コムギ畑もよくあり、耕作してないはずの住宅地や耕作しにくい所には、土を持ち込んで植えて手入れをしない限り、やせた土地にはないはずの巨木があります。
一面のダイズ畑。耕作できない川の際には巨木が。
確かに、マメ科植物であるダイズには空中窒素固定を行う根粒菌が共生していますが、一面のトウモロコシ畑もよく見ます。
一方で、氷河が削らなかった土地がやせている所も見ました。
 左右.Devil's Lake周辺で
ザックは左端の生徒のように背負いましょう。野外活動家からの扱いが良くなります。実際、TAのMikeさんは私に、湖を一周する登山道の話をしてくれました。

 耕作されなかった所に巨木が。
 そして、氷河があったのは1万年以上前で、氷河の後退の時に、氷河が運んできた小石などで、地表が覆われました。1万年の間には相当量の土壌が形成されたはずです。バイオームがよく似た北海道には、それよりずっと後に噴火した火山の堆積物が森林で覆われている所もあります。

 WI南部に限れば、「土地がやせている」のには、氷河以外の原因がありそうです。

 総合学習にも言えることですが、インターネットで調べただけでは、何もやって(考察して)ないのと同じです。考察があるかないかが大きな違いです。何かを数えた測定したという場合も同じです。特に日本語のwikipediaの記事には注意してください。海外研修の事前学習でも示した例ですが、2018年9月現在「ミルウォーキー」の「概要」のウィスコンシンに関する部分は、理解困難な記述になっています。
 記事があてにならない点を逆手にとって考察すれば、良い結果が得られることも多いと思います。
(間は省いて)
 沖縄の方言には、古語が残ると言われていますが、シークヮーサーはどうでしょう? 調べて考えれば、シークヮーサーは酸果子という根拠なら示せると思います。実は理数科の今年の卒業生に文系の生徒がいて、内容を理解したので、どこか校外で発表させたいと思ったのですが、国語ではそのような場がないとのことでした。
 科学の分野でも、20世紀の終わり頃、恐竜の復元図が大幅に変わった例もありますから、調べて考えると大きな発見につながるかも知れません。
 お風呂で指紋がふやける理由、静脈は青くなかった、耳孔を指でふさぐと聞こえるのは筋肉の収縮する音、身近な所の近年の意外な発見例です。
14:55
2018/08/25

SSH+理数科合同保護者会

| by 職員
 8/25(土)理数科合同保護者会が開催されました。
 理数科卒業生からの報告から、まず、普通科にも関係しそうなことだけ紹介します。
 国公立大学でも、SSH実施校の生徒向けのAO入試を実施しています。普通科の生徒でも、課題研究をとっていれば、出願の資格が得られる場合があります。その際、海外研修に参加していると参加自体がプラスの評価になり、プレゼンテーションの経験は面接等でとても役にたちます。
 後で、来日中だったWilliam君のお母さんにうかがったところ、このようなSSH実施校を対象にしたAO入試は、USAの大学入試そのもの、ということでした。また、WIは教育熱心とのことでした。Chicagoの博物館や美術館を考えると、ILの教育水準も低くはないので、WIが特に高いということでしょうか?
 次に、これはついでですが、一昨年の海外研修では、連日午前2時まで、共有スペースでProject workのまとめをやっていた班が複数ありました。部屋でのまとめではどうしてもツメが甘くなります。指導する側としては12時に部屋に戻ってくれれば楽ではありますが。
USAで見た踏切、電車は来きません。架線がないので。
左.Madison市 151 E Washington Ave 右.Des Plains 駅東。
左. Main St, Sussex, WI 右.Milwaukee 左右とも2015。

「経済」に進む生徒にとっても、海外研修が役立つことが解りますね。
13:39
2018/08/22

SSHアメリカ研修 学校説明会

| by 職員
 8/22(水) 8/23(木) 学校説明会の中の理数科説明会の中で、SSHアメリカ研修に参加した生徒がプレゼン形式で海外研修の報告を行いました。ご来場いただいた方々、ありがとうございます。
 発表に使用したパワーポイントは元々、8/25(土)の理数科保護者会のために作成したもので、学校説明会用に作られたものではありません。そのため、「他校の語学研修とどう違うの?」「なぜ、外国で科学の研修をするの?」ではなく「みんなと仲良く過ごせた?」「楽しかった?」「何を食べてきたの?」という質問に答える形となりました。現在のところ、理数科やSSH部が海外研修を担当する形ではなく、説明会へのご来場の方々向けでなかったかも知れませんが、内容についてはご了承ください。理数科保護者会では大好評でした。
 見ていただきたかったのは、発表(プレゼン)のようすの方で、原稿を読むのではなく話す、スクリーンではなく聞いている人の方を見る、適度な早さ、大きな声で話す、身振りをまじえる、といった基本がある程度(事前学習を始める前と比べるとびっくりするほど)、できていたと思います。もちろん、使用した写真・パワーポイントはすべて生徒が撮影・作成したものです。機会があれば、発表の仕方にもご注目を。
 また、英語の理解や探究活動の考察についてはもう少しでしたが、バスでの移動は観察の機会であって寝る場ではないことや、30分遅かったようですが、朝食の1時間前に外へ出て私を探したことなど、基本を理解した点も良かったと思います。
 なお、発表の中でアメリカザリガニとありましたが、Milwaukee Riverではアメリカのザリガニはいても、アメリカザリガニProcambarus clarkiiは見たことがないので、訂正します。事前学習で指導した、というよりアメリカザリガニは確実に見分けてほしいものです。現地で見たのは、Rusty crayfish Orcnectes rusticsです。映画に登場するのはニューヨーク自然史博物館ですが、Tyrannosaurus rexがホールにいるのは、フィールド博物館です。映画のT.rexはSueより頭を下げていたと思います。
 発表した生徒のうち、1名はクイズ部部長、1名は生物同好会会長です。いずれも私が顧問の1人になっています。
下左.Sue 2017

上右.カエルやヘビはいないんですか?という質問を受けましたが、あまりいません。一応、一昨年、見かけたカエルの写真を載せておきます。日本の大学受験には不要ですが、amphibian reptileに興味があればherpetologyを調べてみましょう。
12:49
2018/08/10

麗澤大学「国際理解特別講座」閉講式にお招きいただきました。

| by 職員
 SSHアメリカ研修から帰国して10日目、麗澤大学による近隣の高校生対象の高大連携「国際理解特別講座」閉講式に高大連携担当者としてお招きいただきました。閉講式では副学長の小野教授より生徒一人一人に受講証が手渡され、本校生徒の受領のようすが、麗澤大学のホームページで紹介されています。
 小野副学長は物理がご専門で、いただいた名刺によると工学博士の学位をお持ちです。また、経済学には理数系の特徴もあります。このような訳で、麗澤大学は文系の大学として知られていますが、SSH関連の記事として紹介しました。
 本校理数科から経済系へ進む生徒もよくいますし、環境に関する知識等は、文系の分野でも重要性を増しています。文系の生徒もSSHに少し興味をもっても損はありませんよ。
 3年前には、理数科1年と3年の生徒2人が、県内の名だたる高校を抑え、エコノミクス甲子園全国大会へ進出したこともあります。
13:47
2018/08/01

SSHアメリカ研修報告⑨ 鳥類

| by 職員
 アメリカ研修報告について
 SSHアメリカ研修の報告です。日付順になっていますので、できれば、7月23日の記事からお読みください。CUW Concordia University Wisconsin 等の略語も日付順の2回目から略語のみ記してあります。
 内容は、本校に関心のある中学生、本校生徒、参加生徒、次の担当者等、それぞれを対象とした話が混じっていますので、選んでお読みください。後で多少の書き足しがあるとは思います。

 アメリカ研修報告 Aves鳥類
 少し堅い内容です。一昨年、1.日本と現地の活動に関連性を持たせ、2.毎年のデータを蓄積し、3.湖沼の水質が実際の生物にどう影響するか観察できるかを考察したいと思い、まあ独断で、鳥類をテーマに加えました。内容的には、データの信頼性の観察者の熟練度への依存、運営上は面談週間等の指導の絶好の機会を活用できない等の問題を解決し、継続・発展させたいと思います。まさに、より一層の発展について、CUW側から問題提起があった件については稿を改めます。
 「どんな鳥がいたか」だけではプロジェクトワークにはなりません。「それがどういう意味を持つのか」まで考える必要があります。難しいことは抜きにして、現地の自然の紹介と来年の参考のために、撮影した鳥の一部を紹介します。後で写真を少し追加の予定です。
下左、右.Robin, the state bird of WI 下右、Mourning dove 朝のハトではなく訳名はナゲキバト。
  

上.実は前回のリス、この辛うじて写っているキツツキ撮影中の割込みです。
ヒメコンドルTurkey vulture肉眼で見るとこんな感じです。
 Vultureがよく見られるということは、それなりの餌の存在を示します。ちなみに、Bald eagleはハゲワシではなくUSAの国鳥ハクトウワシ。
 日本語で一番短い名前の鳥。
 Boreal chickadee?
 Cardinal Cardinalis cardinalis ショウジョウコウカンチョウ
 Ceder waxwing

 後でさらに追加できると良いのですが・・。今回、CUW内ではCanadian goose は観察できませんでした。
Goldfinch Spinus tristis CUW内で。部分拡大。
 7/30 Sand hill cranes 走るバスから。右は部分拡大。
Larus sp.
海を渡るチョウとして有名なオオカバマダラ Monarch butterfly Danaus plexippus
※monarch 君主 英検2級以上 だそうです。※cardinal 枢機卿 極めて重要 英検1級 複数形でMLBやNFLのteam。
 CUWで撮った写真の多くは6時頃のものです。夏時間の6時ですから、5時に相当します。事前のワークで手賀沼の夏鳥を観察するには、5時前に始める必要があります、ということを当たり前のこととして理解して、テーマを設定する必要があります。 
16:11
2018/08/01

SSHアメリカ研修報告⑧ 野生動物(哺乳類)

| by 職員
※野生動物、とくに大型哺乳類を見に行く時には、技能が信頼できる現地の人に必ず安全の確認を行ってください。大型自動二輪車並みの重量を持つ大型のシカの攻撃は交通事故と同じです。

野生動物(哺乳類)
USA、2日目、スイス一国より広いミシガン湖、海ではなく湖です。
 7/24、5時起きで外に出てみました。気温は18℃くらい、好天の予感で、実際、今回雨にあうことはありませんでした。現地は夏時間で、5時では暗く、朝焼けを見るなら、5時半前でしょうか? 日本と違い、朝焼けでも好天です。と思ってカメラのデータを見直してみたら、現地時間で4:42になっていました。カメラの時計がずれていたようです。
 今回、教頭ー校長両先生の連携で、毎日の報告が「校長日誌」に載っていることと、記事の編集形式を変えてくれたおかげで、後から日付順の記事の追加が可能になったので、例年と少し形式を変え、ここで自然の紹介をしておきます。最初は主に野生の哺乳類です。
7/23.掲載済みですが、ORD近くのウサギです。
CUW構内のリスsquirrel。今年シマリスchipmunkの写真は撮れませんでした。
 7/28、5時起きで、前日、足跡を見つけたシカを探しに、今年CUWの端に整備されたTrailに行って見ました。
Trailにて。立ち止まると大きなカが来襲します。
 シカに気づかれずに接近するには、それなりの感覚が必要なので、生徒は連れて行くことができず単独行にしました。私を待ち伏せできるくらいの生徒なら大丈夫、連れて行けます。来年の挑戦を待ってます。さて・・・
 左.5:50頃、足跡の主か、親子2頭目撃の子供の方。
 A doe and her baby(fawn)? もう1枚前の写真には2頭写りましたが、暗くて今一つでした。上右.同時同所の草っ原、すでに靴が朝露でビショビショで霧の中を歩くのは断念。CUW近くの豪邸は映画俳優の別荘らしいとJoe先生から聞きました。「もっとも、この話はブルースから聞いた噂だが」とのことでした。
 さて、シカの目撃者は私だけと喜んでいたら、午後、車からシカを発見、Deer! Deer! Deer! Deer! と4回叫んでしまいました。シカも4頭でした。
朝と同じレンズで撮るとこんな感じです。Uvi先生が止めてくれた車より。
 まあ、至近距離からの目撃は私だけのようで、生物の教員としての面目を保ちました。
 そのほか、アライグマRaccoonが度々轢かれて死んでいました。アライグマは元々北米だけの分布です。星に興味があれば、属名は覚えやすく Procion、アライグマ科の動物です。成長するとイヌ科のタヌキより凶暴になるようです。「ラスカル」の舞台はWIだと千葉県のサイトにあります。足跡に特徴があるので、識別の自信はありましたが、実物を見る機会はありませんでした。もしかして?の落し物の写真も撮りましたが、掲載はやめます。
 生徒にこの交通事故の話をしたら、「日本でタヌキが死んでるようなものですか?」と質問がありましたが、その通りです。
 動物の分布でいうと、ヨーロッパ~ヒマラヤ山脈の北~琉球以外の日本は旧北区、アングロアメリカは新北区と言い、重複する動物もいますが、旧北区・新北区では、全体として動物相Faunaが違うことになっています。琉球はさらに違いが大きい東洋区に入ります。植物相Floraでは、旧北区と新北区の区別はなく、琉球は別の旧熱帯区という所に分けられています。自然好きの理数科生徒は期待しましょう。
 人間も生物だからでしょう、この生物の分布は、人間の民族・文化の分布と妙に一致します。文系志望の生徒も関心を持って損はないと思います。
2年前はこんな天気の日も。霧の上はけっこうな暑さ。
13:02
2018/07/30

SSHアメリカ研修報告⑦

| by 職員
7/30 いよいよ、終盤です。
 下左.教会前の掲示、やはりStewardshipはキリスト教関係の用語でもあるようです。下中.National dayのRoot beer float dayのお知らせ。※internetの辞書によるとstewardshipは stewardの職 英検1級以上の単語だそうです。
  
上右.CCESのSはStewardship、手前の樹木はQuercus alba、カシワはQ. dentata
 7/30 Chicago Field Museum of Natural Historyの見学に行きました。Uvi先生の提案もあり、費用節約のため、CUWから「日帰り」です。
Milwaukee近くには多くの廃線跡が。確か今は自転車道で、3年前に見た旋回橋に続きます。
 道路が白っぽいのは、コンクリート舗装、少し黒っぽいのはタイヤのゴムの付着のためです。
 旋回橋遺構、2015年
運転手さんによるとFrank Lloyd Wrightが一時期Chicagoにいたとのこと。
 英語の先生の約2倍生きていますので、ライトの旧帝国ホテル設計とその後のエピソードは聞いたことがありましたが、ここで名前を見ようとは思いませんでした。
 運転手さんによると、Jelly Bellyの工場が沿道にあるそうです。あのネコではないキャラクターの製品、日本限定だったら、来年のお土産に良いかも知れません。
 以前も書いたように、ILとWIの州境少し北、いつも通る幹線道路西側に、鳥の集団営巣地があります。以前撮った写真には巣の近くにアオサギBlue Heronらしき鳥が写っていたのですが、今回はウCormorantらしい姿が複数写っていました。運転手さんによると、気候変動のためか、30年前(メモがないので間違いかも)にはいなかったウが営巣するようになったとのことです。枯れ木に営巣するののはウっぽい特徴ですが、前にいたアオサギはなんだったんでしょう? 謎が増えてしまいました。ウの営巣地までご存知とは、USAの運転手さん、侮り難しです。
問題の巣 ※Cormorant 大学受験にはたぶん不要。  
4枚ともChicago! 2枚目.街中の動くメカ 3枚目.角2本がウィリスタワー
Fieldは地名ではなく人名。
 博物館にはわざわざWilliam君が来てくれました。William君については一昨年の記事をご覧ください。残念ながら、Sueは入院中でしたが、広い館内を各自見学、館内で昼食(ハンバーガー)をとった後、Tyrannosaurus rex のオリジナル3D映画を観て、博物館を後にしました。館内の水の味はCUWに比べると落ちますが、昨年より良くなったようでした。
一目で判るQuetzalcoatlus northropiの実物大模型とWilliam君。
 Quetzalcoatlus northropiを、日本式ラテン語よみカナ書きで記すと、クェツァルコアトルス・ノルトロピですが、rとl、母音の有無が区別できないカナ書きですから、少し適当でも良いでしょう。
  
上左から.こんな展示も。近年絶滅した北米の鳥。収集品から文化財へ。
 
上左から.入院中のSue。外食?のほとんどはハンバーガー。シマウマ。
 館内では、今年もteen volunteersが活動していましたが、撮影の了承を得る時間がなく、写真はありません。昨年はMilwaukee public museumで小学生がpresentationを行っていましたので、小さい時から、こういう経験を積み重ねているようです。  
 跳開橋からTrump buildingをちらっと見て、市内を移動、昨年、昼食をとったNavy Pierで軽く休憩、帰途につきました。私的には、pierの意味(桟橋、埠頭)を調べてなかったのは大不覚でした。Navy pierにはTall shipも来るのですが、この日、Sailing vesselの姿はSchoonerだけでした(下左)。
 Navy pier
例の右から飛び出すシカ。セメント工場も点在。
一帯の地下は4億年以上前の石灰岩の層になっているようで、セメント工場と引込線が時折見られます。
地元農産物にこだわったハンバーガー。
 夕食は地元WIのハンバーガー店Cluver'sで食べました。今回のハンバーガー中、いちばん美味しかったと思います。私が頼んだのは、メニューの下の方にあった店のお勧めのButterburgerのWIのチーズをたっぷり使ったセットで、頼んだ後、Butterburger‥? Butterまみれ? と思いましたが、野菜も多めに入っていて、杞憂でした。
現地、最後の夕焼け。
 7/31 最終日です。6:30に開けてもらった学食で朝食、早朝、みんなの見送りを受け、7:00前出発となりました。
昨年まで何度か食事をしたCUW近くのお店。USAでも田舎には電線もあります。
 今年、初めての曇り空でした。バスの中では、英語の先生と私は運転手さんからいろいろな話をうかがいました。余裕があれば、何人かの生徒をもう少し前の方に座らせたいところでした。そのほか、Gold Pyramid House, Jelly Belly, ジェットコースターが平気なお友達の話をうかがいました。
ILの電子料金所、減速せずに通過。空港への鉄道
 以前、現地で聞いた話では、ILでは有料道路としたため維持費は州持ち、WIは無料のため、維持費は国持ちだそうです。料金所と街頭等で、どちらの州にいるかがわかります。
 復路は事故も事件も飛行機の遅れさえなく、私は窓から景色を撮る機会もなく、とにかく無事帰国、予定通り成田で15時頃には解散しました。空港には保護者、2学年主任、SSH部長の方々が来てくれていました。15時頃解散ですので、7/23の集合からちょうど9日後になります。
 実は、昨年から飛行機の便の関係で、研修期間が半日分、短い見学一回分ほど短くなっています。参考までに、ここ4年間の成田発・着の時間は次のような感じです。いずれも9泊10日ですが2015年は警戒情報のため、Chicagoでの泊・見学は無しでした。
2015 夕方発 夜着。USA初日は大学到着だけで終了、最終日はMilwaukeeで博物館見学後、空港へ。Chicago泊なし。
2016 朝発 午後着。初日、空港脱出に30分、午後は大学で研修開始。最終日は朝から空港へ。Chicago 2泊。
2017 夕方発 午後着。初日は大学に着くだけ、最終日は朝から空港へ。Chicago 2泊。
2018 夕方発 午後着。初日は大学に着くだけ、最終日は朝から空港へ。Chicago市内での移動の無駄と費用の削減、大学での研修の充実のため、Chicagoでの宿泊をなくし見学場所を減らしました。
 2016年は、大学側の行事の関係で、時間が有効に使えなかった部分もあったため、内容の充実が図れ費用があまり増えない等の条件が整えば、あと1日長くなると良いかなとも思います。日程にはある程度の冗長性redundancyも必要ですので、予定の詰め込みも避けたいところです。
 8/1午後解散でしたので、日付変更線を越えた瞬間、7/31の残りと8/1の初めの方が消えたはずです。ORDでのANAのターミナルの番号等、引き継ぎたいと思います。
 特筆すべきこととして、保護者の方が着陸前のまだ上空にいる乗機の撮影に成功されたことを報告しておきます。
10:27
2018/07/29

SSHアメリカ研修⑥ CUW最終日

| by 職員
アメリカ研修 プロジェクトワークプレゼンテーション
7/29 現地でのプロジェクトワーク、プレゼンテーションを行いました。
パンケーキ+メイプルシロップは脂をあまり気にしなくてすみます。
朝食後、味覚を題材に生物の課題研究をやっている生徒がTAに味覚の実験をお願いしていました。
英語の先生に手伝ってもらって、というか、依頼を依頼して・・。
毎回、1人だけ違う結果が出る生徒がいるのですが、なんと、アメリカ人一同、その生徒と同じ結果になりました。TAの皆さんには興味深い実験だ、と好評でした。(昨年度、群馬県の総理大臣を2人輩出した高校で、味覚地図の検証に取り組んでいる生徒がいたので、同様のことを助言して?おきましたが・・?)
午前中は、ESLとプロジェクトワークの準備
Tomato
 午後、短期間でまとめた成果の発表として、プレゼンテーションを行いました。プレゼン自体も成果の一部です。
にっこり笑ってプレゼン・・味覚実験の班長、まじめにやっているのに笑いが取れます。

 日本でのワークをしっかりやって来たグループはここでも一定の成果を示し、最優秀班には、指導の先生方の審査の上、記念品が贈られました。逆の場合は・・今後の参加を考える場合に考えてください。名ばかりでない「研修」なので当然です。
 この後、大学側から今後の(より一層の)改善についての提案がありました。今年、生徒が8班に増え、科学関係の指導を生物教員だけでやっていた辺りが、見抜かれたようでした。どのように生徒の指導に当たって来たかは判ってしまいます。日本でしっかり進めなかった班には、現地でも鋭い指摘があり、ワークのテーマ決めから、引率者全員が事前指導に加わり、早くからワークを始めることが必須なようです。SSHの一環で、JSTの審査監査もありますが、科学の研修としての成果をあげ、CCESとSGEIの2つの部署とPharmacyも協力して生徒の指導をしてくれているCUWの信頼に応えたいものです。また、CUWの事情もありますが、以前より語学研修の比率が大きくなり、科学の研修の比率がやや下がったようにも感じますので、科学にとっての英語の重要性をよく考えながら、次の改善を行うことも必要でしょう。
 ほかにも反省はいろいろあるのですが、美術部の生徒もいたのに、スケッチの時間を取ることを忘れており、来年への申し送りに加えたいと思います。

 さて、この後、天気も良く、打ち上げのガーデンパーティーを行いCUWでの主要日程を終了しました。Joe先生の写真を生徒と一緒に撮りに行ったのもこの時だったと思います。
 班長会議では荷造りを進めておくよう強調しておきました。
15:39
2018/07/28

SSHアメリカ研修⑤ 哺乳類と・・・

| by 職員
7/28 海外派遣研修
 私的?な話ですが、シカを至近距離で見ることに成功したのがこの朝です。8/2付けの記事をご覧ください。
雨を呼ばない朝焼けと、構内の野球場上に残る月。
 この日は、時間に余裕をもって朝食、つづくESLでは日本人が苦手な発音練習を重点的に指導してもらいました。プレゼンでも正しく伝える点で重要だと思います・・という前に、気づけば、自分でも発音練習をしていました。実は、この日の朝食前、英語の先生に"Thrush"が1回で通じず、言い直したばかりでした。気をつけないとthがsになってしまいます。また、後で、Uvi先生から、外国人がthを確実に伝えるための秘策?も教わりました。
時として。
 さらに続いて、動物保護施設へ。
 小型のタカにムクドリくらいの鳥2羽がモビングmobbingをしかけるのを見ながら入場しました。たぶん、2羽でもmobbingだと思います。アメツバメswift?らしき鳥もいましたが、定かではありません。
Elkにはまだ袋角がついていました。もう少し小さいと鹿茸に使えると思います。
 施設の食堂で昼食、メニューは・・
新聞紙に見えるのは新聞紙に模した包装紙。
 午後はCCESにてプロジェクトワークを進めました。
英語指導のDan先生。中国語を勉強中とのこと。先生のオフィス前にて。
 今回の研修の一部、特にESLは、CUWのSGEI, Summer Global Engagement Instituteの事業に組み込んだ形で行われており、Daniel Wagner senseiはSGEIのDirectorです。TAも主にSGEIを通じての派遣のようです。英語の先生はDan先生から、問題つきで本校生徒の水準にピッタリの環境関係のテキストをもらい大喜びでした。隣はマッターホルンの麓、ツェルマットに多い苗字の方のオフィスだったような気がするのですが・・・?
水草の専門家Joe先生。愛車と。
 夕飯(米あり)はGraftonのDragon Goumetで、中華料理、3年前より美味しくなったと思います。久しぶりに、短粒米(ジャポニカ米)や海産物を食べました。往復ともシカを目撃。帰りはUvi先生がCedarburgの街並みを見せてくれました。
夕焼けを「反映」する東の空
10:21
2018/07/27

SSHアメリカ研修報告④ 現地5日目 Devil's Lake

| by 職員
7/27 Devil's Lake へ
 例によって、6時には観察へ。
Wrenかと思った鳴き声の主は..
 この日は、デヴィルズ湖へ向かいました。
出発が早いので朝食はバス内で。容器はジャムとリンゴジュース。
Kettle moraineを越え、遠くに見えるのはDrumlin?ただのMoraine??、手前はHay!
 公園到着後、学習センターへ。湖が氷河堆石のダムによってできたという説明もちゃんとあります。
新しい建物に古い貴重な展示品が。
一帯は先住民の聖地でしたが、白人宣教師によってDevilのレッテルを貼られたそうです。
湖面の高さにはないマツのわきで。
 手持ちの高度計によると最大で100mほど登ったようです。もっと先まで行きたいという私の気分を察したのか、TAのMike sanからは湖をぐるっと回る楽なコースがあると聞きました。今年は以前の「柏高校」Tシャツではなく青のSgei-Tシャツをもらったのですが、サイズは日本と同じに考えて大丈夫でした。
お昼は、湖岸へ戻り、ラップサンドとスイカなど。
旧ウィスコンシン川の河道から。山の間に湖を作ったmoraine、その向こう側が湖。
 帰路、WIの州都CapitalのMadison市の州議会議事堂Capitolに寄りました。MadisonはEthan Huntという架空の人物の出身地という設定ですが、関係する物品は全然見ませんでした。渋沢栄一については昨年の記事をご覧ください。Madisonではありませんが、WIは「大草原の小さな家」の出発地でもあります。
集合写真後、初めて、州議会議事堂へ。
ドームの中。建築系志望の生徒にとって興味深い見学場所。
会議室や議場も見せてもらいました。
階段の化石。左に日本を象徴する女神?
 一般的な意味での建築のほか、石材の点でも興味ある見学でした。議事堂内のBubblerの水は飲めました。Madison市は学園都市でもあり、University of Wisconsin-MadisonはLimnologyの分野でも有名なようです。
 さらに、Milwaukee近くを通りました。ただ通っただけなので、可動橋が開くところが見られなかったのは少し残念です。同地の野球チームはBrewers(醸造家)、球場はビール会社の名前がついています。WIの名産品はビール、チーズ、ソーセージです。
 WIでの飲酒は21歳からで、その上い、CUW内は禁酒です。なお、CUW内での犯罪が載っているサイトがあり、ドキッとしましたが、年間、数件の犯罪のうち、過半数は飲酒でした。CUWの治安の良さがよくわかります。
そのMiller park、試合がないのでしょう、照明は点灯していません。
ビール工場、穀物等を扱う独特の形状。
夕飯(米はなしです)は学食で。メニューに少し多様性が…。
 食後、ESLの一環のレクリエーションの一環として、運動、湖岸でのキャンプファイアーを行い、この日の日程を終了しました。レクリエーションの時間配分等については、今後、より良いものになっていくと思います。
言うまでもなく...。
10:14
2018/07/26

SSHアメリカ研修報告③ 現地4日目 薬学実習 Port Washingtonへ

| by 職員
 7/26 4日目。希望生徒とともに、6時から、Mr. Fransisco Castilloの案内で今年整備されたCCES裏のTrailへ鳥班について探鳥へ出かけました。一昨年、暗いうちから外に出る生徒・0時過ぎまでプロジェクトワークに取り組む生徒・暗いうちから‥の繰り返しで3時間睡眠が続きましたが、今年は、2倍近い5時間以上の睡眠が確保できました。
6時前、英語の先生発見。
 上右、Trailは林縁を中心に整備されています。見た鳥はとりあえず「鳥」の記事にまとめておきます。
実際はもう少し明るい感じ。セミ、CCES前。
 少ないながら(日本が多すぎ?)セミもいます。
 午前中は、薬学棟(学校)で実習、朝食後、薬学棟(校)へ向かいました。
トルネードシェルターを兼ねた地下通路を通り薬学棟へ。
 日本の薬学部と異なり、薬学学校のような性格がありますが、薬学棟としておきます。
 左.薬学棟到着 右.薬学棟前で。
展示。Photo by Dr. Castillo
USAでは珍しい分別。Dr. Castillo's office
 全体の講義はちょうど生徒の英語の力に合っていて良かったと思います。
 ※Rx 処方箋
展示品の一つ! 瓶ですが・・・
 撮影時の震動防止のための特殊な機構のあるフィルム式カメラつきニコンの倒立顕微鏡。歴史を考えると、こんなに昔から日本製を使っていたとは、驚きです。
 午後は産業史の見学のため、Port Washington市へ向かいました。
Cedar Valley Cheese Store の工場、液体の食品を扱う工場特有の構造。
※fermentation 発酵 英検1級以上の単語だそうです。 
 古い街並みを残したPort Washington市へ。

小さな街にも博物館。右、投影画像で操作。

上.Port Washingtonの治安の良さを示す普通の屋外の自販機。この時は結局一人が長い熟考の上、購入。
Power Plant
上中.夕食は英語の先生に言われて思い出した「ピザ小屋」で。そういえば山小屋はヒュッテ(ドイツ語、Hutteのuの上に‥)。上右.一切れが大きいので注意。

 レクリエーションを兼ねたESLの後、CUWに帰着、夕食、プロジェクトワークで日程を終了しました。
Full moon
13:53
2018/07/24

SSHアメリカ研修報告② 現地2・3日目 実習開始

| by 職員
アメリカ研修報告② 現地7/24・7/25
7/24、2日目です(帰国後記述)。
 個人的に、5時起床、外に出てみました。
ミシガン湖の黎明。海ではありません、湖です。
 夏時間の関係で、7月下旬では、5時は真っ暗、5時半頃、東の空が白み始めます。6時、外に出て来た生徒もいて、すっかり明るくなる頃には、数百メートル離れたコンクリート舗装のハイウェイを走る車の音が絶え間なく響くようになります。エンジン音ではなく、タイヤがコンクリートを間断なく打つ音です。日本でも雪国では、アスファルトではなくコンクリート舗装の道路が多いと思います。
初めての学食のため、7時に寮のロビーに集合、学食(カフェエリア)へ。
朝食の基本は、それぞれ小麦粉、イモ、肉を原料とした炒め/揚げ物とスクランブルエッグ。
 イモは1回だけサツマイモであとはジャガイモでした。フレンチトーストもしっかり揚げてありました。ほかに、おいしそうなかなり甘いケーキ?があります。いずれも、おかわり自由です。ヨーグルトに見える?のは生クリーム。リンゴジュースと缶詰果物でビタミン補給を心がけましたが、脂・糖分・塩分過剰です。
飲み物はいろいろ、これは炭酸系、ほかに果汁系も。MUGはRootbeerで日本では見ない銘柄。
 Rootbeerを知らずして、沖縄修学旅行の引率は務まりません。銘柄によって味がだいぶ違います。Uvi先生は「薬みたいで好きじゃない」そうです。確かに体に良さそうには思えません。
 WI、特にCUWの水は飲めます。水道の水も飲みましたが、水飲み機にはフィルターがついているようでさらに安心です。
 ところで、WIでは水飲み機をBubblerと言います。事前にMichii先生にも聞いたりして、調べておきながら、今回、現地で確認を忘れました。が、かわりにCanadaからの帰国子女で英語に堪能な生徒が聞いておいてくれました。英語の方言です。ほかにcrayfish/crawfishやsoda/pop、cromosomeの発音の違い等もあるようです。方言をdialectということは昨年英語の先生に教わりました。
割り箸出現。
 さて、研修開始です。
開講式、現地高校生1人と多数のTAの皆さん。
 開講式と顔見知りになるためのESL(ELI 英語講座)の後…
 日本でのグループワークのプレゼンを行いました。
Presentation
 英語の本場での発表とあって緊張しながらも、英語日本で練習を見たときより、さらによくなっていた班もありました。逆に、注意点としては、日本での練習を疎かにすると、英語でダメ出し、「英語+内容」で日本の2倍鋭い指摘をくらってしまう、というところでしょうか。改善には、前年度からの専任の担当と事前学習からしっかり指導する理科2人の引率者が必要でしょう。
 プレゼンが終わってやれやれというところで再び英語講座です。
合間にミシガン湖畔へ。湖です。
 午後は魚類・無脊椎動物・水生植物・鳥類・水質等のグループに分かれ、各説明を聞いた後、野外実習です。翌7/25 3日目は午前午後とも野外実習が主でしたので、あわせて紹介します。
 川の実習場所は、今年から場所が変わり、安全に注意が必要な場所のため、まず、は、水生植物班について川へ行きました。川では、ほかに魚類・無脊椎動物・水質の調査も行いました。場所については、私立校での事故多発のためか、安全性によく配慮してくれており、安心して実習に取り組める場所という印象をもいました。川底にゴロゴロした石(強羅や野口五郎岳の語源だそうです。)が多い点への注意は必要です。また、水量の関係で泥の多い所は避けてくれたとのことでした。川の班の帰着は最後でした。
下左から、比色による水質検査 Dr.Schmitz左手にlampreyの干物 川

 場所は、Goeden county park で、インターネットのMequonやPort Washington近辺の地図上で検索できると思います。
下左.Wadersを積み、川へ。中.Wadersをはいて川へ。右.川で。

左.Joe先生と。中.実は今回水中カメラを導入。右.でも、水中はこんなもの。安心して撮影は可能。

左.意外と陸上の生物に威力を発揮。中・右同。

左・中.3年前は青いCrayfishがいっぱい。今年は錆色ばかり。右.納得の構造。

左.大豆畑。光はただの反射、普通撮影時に気づきます。右.かつて、水質に影響も。手賀沼と比べると・・?
畑と牧場。
 夕食後、各班とも現地でのプロジェクトワークにとりかかったと思います。
透視度計、透視度clarityを測ります。1.5mの透視度計もありました。
 さて、水深より透明度transparencyが高い湖では透明度はどうするのでしょう?
  答えは測れない、です。だから、透視度だけを測ります。船がないと透明度が測れないこともあります。
水際まで木々が迫る、日本ではあまりみない光景です。
アメリカザリガニProcambarus clarkiiはいません。
 ザリガニは、crayfish、crawfishの主に二通りの方言がありますが、WIは前者、ILは後者が多いようです。
捕獲。
 翌7/25、6時、野鳥班が探鳥に励んでいる頃、リスの撮影に成功、キツツキの撮影に失敗。
朝食後、CCESに行くと、各テーブルにテープとパスタが…。
いかにマシュマロを高く掲げるかの挑戦の材料でした。
 作業はすべて英語、幅広い学年に対応でき、いかに計画し共同して作業を進めるかが鍵になる、科学的な優れた内容でした。結果は、いわゆるダイヤモンド構造ではなく、三角柱を採用した班の優勝となりました。運も必要なようです。
 この後、ESLでは前置詞や英文を読んでの会話に取り組みました。
図書館の紋章? ラテン語が書いてあります。
 英語と学名とニュートンの著書から、Biblia Sacra は聖書、Principium Sapientiae は智の原理、Dominiは主、と推定しました。Timorは後で調べたら、おそれの意味だそうです。主をおそれることは智の基なり、と言ったところでしょうか?  検索すると譜面も出てくるので、聖書の言葉かも知れません。
夕食です。少し豪華になります。昼食からはアイス食べ放題です。
10:50
2018/07/23

SSHアメリカ研修2018① 本番です。現地初日

| by 校長
 アメリカ研修報告①  7/23 日本・USA 1日目
 今年もSSH海外派遣研修で、アメリカ合衆国USA、ウィスコンシン州WI、メクォン市Mequon、のコンコルディア大学ウィスコンシン校Concordia University Wisconsin CUWに来ています。書きはじめは7/28で、少し遅れましたが、何回かに分けて報告します。
 期間は日本時間で7/23~8/1、参加生徒は理数科男子16女子8、普通科男子4女子1の29人、引率は教頭先生、2年理数科担任英語の女性の先生、1年普通科担任生物の私です。第3期SSHでも海外派遣研修は生物室の職員が担当していますが、今年はSSH担当部署の英語の先生が英語関係の事前指導のほとんどを進めてくれました。
 7/23(月)(日本時間)初日。当然1人の遅刻者もなく、成田空港に15時に集合、余裕をもって搭乗手続きを終え、17時10分のANAでUSAシカゴオヘア空港ORDに向け出発しました。海外研修(旅行)の案内を兼ねて、SSHとあまり関係のないことも書いておきます。
早く着いたら展望デッキに上がるのも一案、ただし、炎天下です。
ON TIMEの文字に一安心。
集合時間前、夏休みのためか、少し混雑。乗機B777-300。
 乗機の後方にB787が見えます。
左.機内配付の水は、到着後用にとっておくと安心。
 ORDに着いてから、CUWまで水を買う機会がないかも知れません。搭乗手続き後に買った飲料は機内に持ち込めます。機内でもらえる水のどちらかをとっておきましょう。上右は、前の教頭先生に好評の煎餅で、鼓膜の内外の気圧差解消に有効です。
機内食では、和食/洋食を選べます。夕食にはデザートに高級アイスがつきます。
 飛行機の座席ですが、引率者がかたまると、打合せと気分的には楽な一方、席の遠い生徒ができてしまうので、一考の余地があります。座席の工夫、本校に限らず、課題研究のテーマにどうでしょう? 私はど真ん中の席のため、前席以外の生徒への対応はできず、教頭先生と英語の先生にお任せしました。窓からの氷河等の写真もありませんが、私の分、景色を見られた生徒が1人増えたはずです。
 新しい型の座席は、特に女子生徒にとって座面が無駄に高く、足のむくみやエコノミークラス症候群の誘因になりかねないので、注意が必要です。厚底の靴か、難しいかも知れませんが、台か敷物があると良いでしょう。座席の改善も、課題研究の対象になるかも知れません。
 機内は肌寒いくらいです。上に羽織る長袖を用意しましょう。機内には毛布もあります(ので、登山経験者には、長袖は不要でしょう)。私の場合、海外研修の引率で最も役に立った経験は登山です。
 国際線には、各自の席にモニター画面があり、新作映画等の視聴覚コンテンツが選べます。コンテンツは事前にインターネットで調べることができ、現在位置を知ることもできます。
大圏航路よりだいぶ南を飛びました。
 ヘッドホンは掛けたままにすると、外耳道が蒸れたようになります。英語の勉強を兼ねて映画、リラックス、現在位置の確認、勉強、時間を有効に使う生徒が多かったようです。音楽を聴きながら↑の地図を見ることもできますが、メニューからジブリ・リラクゼーションを選んだら、「君をのせて」の次が「さんぽ」で、睡眠には今一つでした。同様に「運命」の出だしの音の長さなどは気にしない方が良いでしょう。海外研修引率の往復で計8回の乗機中、自分の席のヘッドホンの故障が2回ありました。国内線では、2014年頃までは伝声管方式のイヤホンが使われていて、音質は少し劣るものの、ほとんど故障しないという長所もありました。
プレゼン準備や勉強をする生徒、さすが!
上右.朝食を取ると、もうすぐ午後のシカゴ。
 短粒米にしばらく会えないのと、体調を考え機内食のメニューを選びましょう。ANAのサイトで事前確認もできます。往路は適度の睡眠を。
左右、垣間見た大陸の景色。
 上右の写真ですが、グーグルで見たところ、中央やや下辺りの湖が、Willow Lake その上、写りの悪い湖が、Mud Lake、近くの町が、Willow Lake City, Clark County, South Dakotaによく似ています。写真とともに位置・高度・時刻の記録をとっておくと、場所の特定も可能です。
 朝食後、しばらくして、午後のORDに着陸、でも、機のドアが開くまで20分を要しました。生徒に言われ気づきましたが、7/23の15時頃、成田の集合時間でした。もう一度、同じ日、同じ時間を体験する訳です。
 この後、私以外は全く時間短縮にならなかったAPC(旅券の自動審査)につづく入国審査の列に並び、APCの後、私以外、また列に並び、入国審査を終え、2時間後、Schmitz博士の出迎えを受け、バスでCUWに向かいました。APCは2回目以降の入国でのみ、時間短縮になりますが、全員並ぶように指示されます。(私は約40分早く済み、係の人に聞いてみんなの荷物を確認することもできましたが、それでも、暇でした。)
ORDのすぐ外のウサギ。
上右.一昨年の宿、現Best Western at O'Hare Rosemontと食事をした手前の建物。
 USAではWiFiが発達していて、バスでも使えます。スマートフォンは機内モードにしておけば通話以外のだいたいの機能が使えます。
二階建て旅客列車、かつての鉄道王国の残照? Des Plaines 駅東。
地域の変遷で小金牧の紹介をしても良いでしょう。294号線西、公園前。
 途中、昨年も立寄った94号線の上のドライブイン(フードコート)Lake Forest Oasis Travel Plaza, ILで各自夕食をとりました。
大部分の生徒は初の海外、初の買い物、初の食事。

飾ってある地元の会社の大型自動二輪車。USA!
夕食後は、有名な遊園地(下右、帰路、反対車線から撮影)の傍らを過ぎ、
 Milwaukeeが見え
過ぎる頃、日没。右の光はMiller Park、照明は試合があるから?
樹のシルエットで熱帯雨林の夕日みたいな画像になってしまいました。
 以前、現地のバイオームは針葉樹林と夏緑樹林が混じったものと書いたと思いますが、よく見ると針葉樹林には人工林か人工林が元になった森林も多いように思えます。二次林が多いことも関係していると思います。一度、現場で確認したいものです。なお、生物の教員なら当然ですが、好奇心のため、バスの中では一睡もしませんでしたので、「校長日誌」のごく一部を訂正します。一昨年、自分のクラスが主だった時は、起きている生徒も多く、Milwaukeeが見えた時など、必要に応じて、生徒も起こしておきました。年々、特に男子生徒の野外活動向けの体力・集中力が落ちているようにも感じますが、まず、引率者が、興味・関心を持つことが大事だと思います。
 WIに入りMetroというスーパーで夜食等を買い込み、CUWのConcordia Center for Enviromental Stewardship CCES環境保全センターに着きました。Stewardshipはキリスト教の用語でもあり、受託管理保全のような意味があるようです。昔、責任をもって乗客の面倒を見る客室乗務員は今と違う名前で呼ばれていましたね?
 Schmitz博士はCCESの新所長です。アメリカ人にしては無口な方かと思います。CCES前では、ずっとお世話になっているDr. Uvidelio Castillo、Uvi先生をはじめ、主だったスタッフが出迎えてくれました。CCESで説明を聞いた後、Dormitory寮で部屋の割り当て、鍵を受取り、38時間あった長い初日が終わりました。寮はいつもの今年築4年、最新のChemnitzですが、初めて1階の部屋になりました。TAは専ら寮をDormと言っていました。
もうすぐCUWという所でスーパーへ
広大なスーパー、ほとんど食料品、一昨年はあったChicagoの有名なコーヒー豆が消え残念。
 初日にやるべき大事なことは、早く寝ることです。生徒は、22時(local time)頃には、班長を集めて連絡、就寝となりました。以前、特に一昨年は午前2時頃まで、本校のホームページに記事を載せたりしていましたが、今年は、教頭先生が画像を日本に送ってくれた等の事情で、0時頃には寝ることができたと思います。
08:34
2018/07/18

海外派遣研修 事前指導 by ALT②

| by 校長
ALTにPresentationの指導をしていただいてます。
 7月18日水曜、先週に引き続き、ALTのMichii先生に、班ごとPresentationの指導をしてもらっています。先週は主に英語Power Pointの改善でしたが、今週は練習を兼ねてPresentationを行って、指導してもらっています。今回も、時間調整、生徒への連絡等、すべて、SSH部の英語の先生が 計画実施してくれました。Eye contact, gesture, slowly, loudlyなど、できるだけできるようになってほしいと思います。 
 明日19日木曜も実施予定です。
08:33
2018/07/18

海外の研究者の方から掲載の承諾

| by 校長
 2015年、MilwaukeeにあるGlobal Water Centerを見学に訪れた時のこと、日本語を聞きつけ、声をかけてくださった研究者の方の紹介を忘れていました。声をかけてくださったのは、二本木愛博士 Dr. Ai Nihongiです。博士はZooplankton 動物プランクトンの研究者でUniversity of Wisconsin Milwaukeeに在籍、大学の研究機関でもあるセンターで研究されているとのことでした。日本国内でも科学映像のコンテストでの受賞歴がある方のようです。
 上の方の階にある研究室までわざわざ名刺を取りに行ってくださり、こうして紹介することができました。海外で活躍する研究者の方にお会いできるとは、まさに奇遇です。
 Global Water CenterはMilwaukeeのその名もFresh Way淡水通りにあります。川の対岸には有名な自動二輪の博物館があります。
 
 ちなみに、その時居合わせた(一緒にコーヒーを飲んでいた)Dr. Uvidelio CastilloはNatureに短報が載ったこともある方でその後もお世話になっています。
08:30
2018/07/18

海外派遣研修 専門誌に掲載

| by 校長
教育専門紙『日本教育新聞』に海外派遣研修が取り上げられていました。そのほか、外部での海外研修の様子の紹介の紹介です。

 少し旧聞に属する話ですが、『日本教育新聞』2017年10月2日号(No.6118)で、海外派遣研修がカラー写真入りで取り上げられていました。校内には、何か所かコピーが掲示してありますので、ご来校のおりにご覧いただければ幸いに存じます。また、日本教育新聞社のサイトで、記事の要旨をご覧いただけます。昨年9月に取材を受けたのですが、教育の専門紙だけあり、質問内容が的確な上、私が言わんとしたことも、簡潔にまとめた記事になっていました。

 CUW, Concordia University Wisconsinでは度々取り上げていただいています。また、毎年、お世話になっているCUWのスタッフ、Kellie Windsor san がLikedinで、Jessie Bruss san がInstagramで本校の研修を取り上げてくれています。

 筑波大学での事前学習の紹介は先日の記事の通りです。

 東京大学 Graduate School of  Frontier Sciences, GSFSでは、第2期SSHの時の留学生による指導の英語記事があります。

 変わった所では、Biz Times MILWAUKEE BUSINESS NEWS March 21,2013に第2期SSHでの海外研修の記事が載っています。
 今年の海外研修については、Thomas Jefferson Middle School, Jaguarsのお知らせにKashiwaの字が入っていますので、中学生も来るのかも知れません。科学中心の内容ですが、失望させないようにしたいと思います。
08:29
2018/07/14

海外派遣研修 事前指導 by ALT①

| by 校長
 主に生物室の職員で行っている海外派遣研修の事前学習の報告です。
 海外研修の出発まで、約1週間になりました。本校の海外研修は生物室の職員が指導していますが、今期SSHの今回から、SSH担当部署の英語の先生も指導に加わったことも含めて報告します。
1.ALTにお願い
 期末考査後の7/12(木)7/13(金)の放課後、ALTのMichii先生に、英語のPower Pointをチェックしてもらいました。今期SSHでは初めて、Michii先生との折衝と時間調整はすべてSSH部の英語の先生が行い、実際の指導にも通して参加してくれました。前述のように今まで、ALTへの連絡以外、企画から助言(口出し?)まで、生物室職員が行っていました。今後、生徒のためにSSH担当部署による運営指導が望まれます。

上左~右.実は日本語をしっかり理解しているMichii先生には、実習班ごとに計5班のパワーポイントを、英語が母国語の人の目で見てもらいました。科学は専門外なのに、論理的に組み立てていく様子は、さすが、Presentationの国の方です。一方、自分の英語力の偏り(Insulationがすんなりでてきて日常会話に苦労)も痛感しました。教員も勉強が必要ですし、勉強できるのが、海外研修の効果の一つです。
2.留学生にお願い
 7/14(土)には東京大学大学院の留学生による指導の2回目がありました。生物分野の実習班は何とか~良好以上の仕上がりでした。特に水生植物と地衣類の班は教えたこと以上の調査考察、斜面林と変遷と無脊椎動物の班は真面目な努力が良く判るまとまりでした。魚類と鳥類の班もどうにかなったようです?(どうにかなってないと、現地で英語の質問に立ち往生、大変なことになります。)第2期SSHでは行っていた保護者の方々を招いての発表が復活し、成果を見ていただけたら、と思います。
 留学生の専門は、生物のほか、物理・化学・工学と多岐にわたっているのですが、科学の探究と発表方法の基本は同じであることが確認できました。海外研修が、生態・環境以外の探究に十分役立つことの証明でもあります。
 今回、時程と生徒を3部屋に分けての指導を、英語の先生が立案し進めてくれたことの意義は、今後の海外研修にとって大きいと思います。一方で、実際に科学分野での事前指導を行う教員が1人だけで、3部屋すべては指導できなかったので、来年度は生徒の力が引き出せるよう、指導教員の確保等、改善の必要性を強く感じました。あわせて、第2期のSSHで行っていた翻訳前の日本語での発表も必要と思います。
 例によって、留学生の体力集中力に感心させられ、予定の日程を終了しました。校長もちょくちょく顔を出してくれ、「校長日誌」に写真が掲載されています。
 事前学習への指導には、SSH担当部署の職員の参加は当然としても、他教科の先生にも、参加により大きな研修の効果と波及効果もあります。是非、参加を。

(参加生徒へ)
 今回も英語以外の参加生徒向けの説明のほとんどを生物の教員が行いましたが、事前学習の充実+理科の引率教員が教頭先生以外には1人だけのため、生活関係の詳しい説明ができていません。「旅の楽しみ」を読んだ県柏生なら大丈夫と思いますが、不安があったら、普通科の生徒も含めて質問に来てください。
 この数日のChicagoの気温は18~28℃、たいへん過ごしやすい気温のようです。Mequonは少し北にあります。1~2℃低いといったところでしょうか? 本格的な夏はこの後ですので、油断しないように。低体温症より熱中症の方が怖いので、対策をしっかり。
08:32
2018/06/23

海外派遣研修 事前指導

| by 校長
東京大学大学院留学生指導の海外研修事前学習を行いました。今回、硬い内容が多いので、特に関心のある方以外、読み飛ばした方が良いかも知れません。
 海外研修の出発まで1箇月となった6月23日土曜、地の利を生かし、東京大学大学院の留学生を招き、海外研修参加生徒の指導をお願いしました。海外研修では、グループで、手賀沼の環境に関する短期の課題研究と、その成果を現地USA、CUW, Concordia University Wisconsinで英語presentation発表を行いますが、まとめと英語でのパワーポイントの作成指導をお願いしました。
 教頭が進行を担当、英語・生物(私)の教諭が指導補助に入ったほか、校長も頻繁に顔を出してくれました。写真は「校長日誌」により多く掲載されています。写真は御本人達の了承を得て掲載していますが、画素数は1/625に減らしてあります。
 予想をはるかに超えるハイレベルまで生徒を指導してもらい、また、大学院生としての体力と集中力に驚かされました。

 朝、生徒は開講前に集合、日本語でのパワーポイント作成を続けました。4月に班分けと班別テーマ設定(第2期SSHでは教頭が3月に指導していましたが、さすがに生物の教員の立ち合いはあった方が良いでしょう。)、5月中に指導開始と昨年より早く進めたのですが、仕上げに至った班はなかったようです。とは言え、今期SSHでは、今回から英語の先生が事前指導に積極的に加わり、平均して最高の進行状況だと思います。現地での指導も含め、探究活動の直接の指導は生物の教員が行っています。今週は面談週間で午後の授業もなく、指導の好機でしたが、生物の教員二人ともSSH担当の係でなく、他学年の普通科担任のため、時間が全く取れなかったのは残念です。特にもう一人の3年担任の生物の先生には、常に相当量の支援をいただいています。
 来てくれたのは、修士/博士課程に在籍の8人の院生でアジア各国の方と、アフリカの研究生1名です。博士課程D3の方は7回目の来校でした。来年は、Dr.とお呼びしないといけませんね。当然、相応の科学と英語の力の持ち主ばかりです。今まで、初対面の院生には「生物の教員なので、英語は苦手で…」と言っていたのですが、前回、同じようなことを言ったら、D3の方が「あれは冗談で、彼は専門用語も理解できて…」とほかの方に話しているのが聞こえたので、次は「専門用語は知っていても、日常会話は無理」と言おうと思っていたところ・・・この日の打合せで、このD3の方がいて何と言おうか逡巡する間に、英語の先生から私の専門が鳥類と紹介され・・、「鳥は趣味で専門は等脚目スナホリムシ科の甲殻類で…」と訂正したところ、早速、一人の方から「なぜ、甲殻類に興味を持ったのか?」と質問をうけました。その観点とすでに指導モードに入っていたことに驚きました。英語の先生と違い、英会話モードに入るのに時間がかかりますが、何とか答えました。「専門」ですが、昨年、USAで、"Kestrel"とか"Cardinal"とか騒いでましたので、間違えられた・・・と思っていたら、ほかの英語の先生も「鳥」と思っていたとのことでした。鳥以外にも魚や樹木やALDH2の話もしたと思うのですが。
 あのダイオウフソクムシも等脚目(ワラジムシ目)スナホリムシ科です。
生徒との顔合わせ
 生徒との顔合わせ(上図)では、院生の簡単な自己紹介の後、班別のテーマを聞き、瞬時に誰がつくかが決まり、一班一人ずつの指導が始まりました。
 遅れていた班も、6月15日以来のはっぱが効いたのか、何とかなってきたようです。化学分野のため私の指導外の班は、「やっぱり」な所がありましたが、院生がすぐ気づき、次回までに大幅修整中のようです。
 探究活動の内容を見て、パワーポイントの英訳、進んでいた班は、構成やプレゼンテーションのやり方も指導してもらいました。中には、ご自分の研究発表のパワーポイントを例に構成を指導してくれた院生もいました。私は適当にまわり(写真が少ない原因)、院生から「ここにグラフが必要ではないか?」「この説明は不要ではないのか?」といった的確で思った通りの確認があった時は、生徒に伝えました。専門によっては、decompositionなのかdisintegrateなのか、迷う場面もありました。
 昨年よりだいぶ進んだ段階からの指導開始のため、院生の熱意と指導力が十分生かせたと思います。冒頭の「予想をはるかに超えるハイレベルまで生徒を指導」してもらいました。とは言うものの、院生の指導前に、日本語でのPlesentationが必要で、その分、院生達に迷惑をかけています。
 さて、2時間以上の指導では、適当に休憩するように伝えてあったのですが、生徒のための休憩を除けば、皆さんぶっ続けで指導してくれました。理系の院生の体力と集中力のすごさをすっかり忘れていました。論文の追い込みには体力が必要です。
2枚とも2時間以上無休憩の指導のようす
 改めて、科学論文とその発表は、序、方法、結果、考察から構成し、必要な内容、考察の進め方等、科学の中での分野が異なっても、基本は同じであり、今までの自分の指導も間違ってなかったことも確認できました。理科の教員であれば、私と同じように指導できると思います。通常の課題研究を行う上で、今回の事前学習が、たいへん役に立つことが実感できましたので、これからも継続し発展させていきたいと思います。

 生物系の方が、Algae等の用語をラテン語式に発音していたことも興味深く、次の指導や資料作成に活かしたいと思います。(AlgaeはAlgaの複数形です。)
 教頭が組んだプログラムどおり、最後に院生からの次回までの課題と助言をもらい終了しました。留学生の派遣のこちら側の窓口になってくれたのも教頭です。

 SSH実施校でも、英語の事前学習は外部の講師の方に依頼するケースが多いのですが、本校では、東京大学の院生による指導やALTによる指導等、独自の方式を組み立て実施しています。外部の方々の協力があってこそですが、高校主体で事前指導を行っている点を宣伝しておきたいと思います。
 課題研究にとって有用なほか、参加した教員にとっては非常に良い研修になります。理科の教員ばかりでなく、考えをまとめ記述することの指導のよい練習になります。特に若手の先生に参加をすすめたいと思います。本校の海外研修の事前学習にはこのような波及効果もありますので、重ねて宣伝したいと思います。

 午後の保護者の方も交えた説明会では、日程や注意点の説明をしました。私が書いた生徒向けの準備資料を以前配ったところ、なぜか保護者の方々に大ウケだそうです。
 午後の説明会については「校長日誌」をご覧ください。

追加です…
 後日、院生の一人から、できた所まで送るように、と言っておいたが、まだ、来ないので、心配している旨、連絡をもらいました。早速、生徒に確認したところ、データが消えてしまって…ということでした。何はともあれ、親身になって心配してくれて、ありがたい限りです。日本語も相当できる方ですが、生徒には英語で連絡を取らせました。
08:28
2018/06/23

海外派遣研修の紹介

| by 校長
海外派遣研修の紹介:出発まであと1箇月となりました。
 SSH実施校では、SSHの一環として海外派遣研修を行っています。生徒はJSTから旅費の一部補助もあり、真剣に研修に励むことが要求されます。実施校ごとに特色がありますが、本校での主な特色を何回かに分けて紹介します。
 本校では生物の教員が中心となって推進しています。参加は2年生対象の希望制、USAのコンコルディア大学Concordia University Wisconsinで、10日間の研修を行っています。
 参加希望生徒には、次のような「ありません」注意を行っています。
 1. 観光旅行ではありません。
 2. 語学研修でも文化交流でもありません。
 3. 楽ではありません。
 1.は当然ですが、実際には、英語で科学に関する探究活動を進め、論理的なプレゼンテーションを組み立て行う、という点で、また、外国人研究者も招いての事前学習もあり、ただ海外に行くだけの語学研修(失礼)より、はるかに英語の勉強になると思います。(ひと月以上の語学研修なら日常会話の上達はより望めると思います。)また、英語科では理数科と普通科の課題研究選択者向けに「科学英語」の授業も行っています。
 本当はもう少し英語を勉強してから行きたい気持ちもありますが、ある程度の英語力が求められますので、2年生の夏休みに実施しています。
 文化交流については、ポップカルチャーを除けば、日本の文化についての深い知識を持つ引率者が必要ですので、実施している高校は少ないと思います。
 そして、10日間、みっちり、研修を行いますので、楽ではない訳です。
 次回(掲載は上になりますが)、事前学習の様子をお知らせします。
08:27
2018/06/15

海外派遣研修の事前学習指導ー筑波

| by 校長
 筑波大学・産業技術総合研究所(産総研・AIST)サイエンススクエアつくばの見学報告です。
 6/15(金)県民の日を利用して、海外派遣研修の事前学習の一環としてつくば市へ見学に行って来ました。参加は海外研修参加生徒29名と他の参加希望生徒2名(定員に空きがあったため)、引率は、教頭(地学)、英語、生物(私、1年普通科担任)の計3名の今年度海外研修引率者、この研修担当の化学1名の各教員です。海外研修では、英語/女性の経験者を含めても理数科担任の引率は2015年以来となり、事前学習指導も行っています。
 集合は北柏駅前8:00でしたが、何人かの生徒は、早めに来て、グループワークのための観察・記録をしていました。海外研修に向け、手賀沼の水環境をテーマに班ごとに行う短期の課題研究がグループワークで、現地で英語のPresentation発表を行います。
 予定時刻に、バスからの観察・記録の練習を兼ね、バスでつくば市へ向かいました。写真にはタイトルまたは説明をつけてあります。また、画素数は1/625に減らしてあります。(25×25=400+100+100+25から暗算をしてみましょう。)
Lichenの観察・記録をする生徒、幹の表面は一面の地衣類。

上左.手賀沼の周囲には照葉樹林から成る斜面林が多く残りますが、上中.植林の名残のスギ・ヒノキのほか、外来種であるモウソウチクの竹林の侵入が見られる場所も増えています。上右.かつては水田に必ず見られた、積み上げた稲わらも珍しくなりました。東北地方では積み方が違う(っていた)ようです。
ここ4年で初の本格的な雨の中利根川を通過。
 茨城県に入り、少し行くと右に飲料の工場があります。Milwaukeeは同じ飲み物で有名で、似た形の工場が見られます。
 見事な運転で予定時刻に筑波大に到着、客員研究員の楠田恵美先生に出迎えていただき、まず、内海真生先生から、全地球に関わるエネルギー問題、吉田昌樹先生から、水・エネルギー・環境に関わる藻類バイオマスの講義を聴講しました。また、筑波大学の生命科学系長の松本宏先生からわざわざご挨拶をいただいただきました。いただいた『モイーナ』については『校長日誌』に記してあります。
左右.スライドの一部はこの日のためのもの。左.パンフレットと「モイーナ」、右.今は昔の光景。
 次に、藻類プラントに移動、施設の見学をしましたが、内は撮影禁止(の所があり)、外は大雨で元々撮った写真は僅かです。
図.説明用パネルの前で。
 プラント見学後、筑波大に戻り、学食で昼食をとりました。短い時間でしたが、学食の雰囲気は感じられたと思います。
生物系進学のこの春の卒業生に会いびっくり。旧担任兼部活顧問の先生に報告済です。
 昼食後は、産総研に移動、地質標本館を先に見学しました。

上左.海底の熱水噴出孔のブラックスモーカーが作ったチムニーと上右.有名なニッポニテス、学名は記載者の書体に至るまで完璧。
 最後に同じ敷地内のサイエンススクエアの見学をしました。

上左右.顕微鏡と未分化のiPS細胞の永久プレパラート。

上左.農業にも多大な影響を与えた触媒、中.新たに加わった地震資料を見る生徒、右.説明文には腎臓とありましたが、誘導培養されたおそらくマルピーギ(腎)小体のボーマン囊。

上左.気温は20℃弱、右.周囲にはイチョウGinkgo biloba、メタセコイア(アケボノスギ)Metasequoia glyptostroboides、ヒマラヤスギが植えられています。
 ヒマラヤスギはマツ科の植物で、ひまらやすぎぼっくりも見られました。
取手市街北、穀物を扱う工場に共通する形状の構造物。
 天気には恵まれませんでしたが、大渋滞にもあわず、予定通り、17時前に北柏駅前で解散しました。

 筑波大学生命環境系の2018年6月21日の記事とFace Bookでこの時の様子を紹介してくれています。「筑波大学」「生命環境系」「千葉県立柏高等学校」で検索してみてください。
08:26
2018/05/22

風力発電・太陽光発電見学報告

| by 校長

 風力発電・太陽光発電の見学に行ってきました。生物分科会ビオトープ研究班の研修でSSHの行事ではないのですが、課題研究や海外派遣研修に参考になる点が多く、紹介します。見学はビオトープ研究班の中心の方々が立案企画してくださったもので、私は行っただけです。

 5月22日(火)中間考査1日目各発電所を見学してきました。

まず、茨城県神栖市の風力発電所で、会社幹部の方から説明いただきました。

  

図左.発電機の「ナセル」までの高さが60m、「ブレード」1枚の長さが40mということで、てっぺんまで100mあります。

図中.1基で1000世帯分の発電量とのことです。鳥や魚の体にならったデザインを取り入れることが可能ならば、さらに空気抵抗や騒音が減らせそうです。

図右.設置運営している会社です。


 風力発電は騒音が問題とされていましたが、回転数を大幅に下げて風切り音をほぼなくし、残った音も「洋上」のため波の音に隠れ聞き取りが困難なくらいです。理論上は可能だったことの実現です。装置は茨城県日立市の製作所の先進的な設計によるもので、耐震性だけでも外国製の追随を許さない性能で、耐風性も一段上だそうです。なお、3年前の海外派遣研修の記事にウィスコンシン州の風力発電所見学の話を書いてあります。

 次に、匝瑳市のソーラーシェアリング発電所の見学をしました。

太陽光は、植物が光合成に必要とする光の約10倍の強さがあります。理論上は晴れの日の90%の光を発電に使っても、残りの光で植物(農作物)が十分育ちます。

 これも、「理論上は」可能だったのですが、ソーラーパネルを細長くすることで、下に畑をつくることを可能にした発電所があるとは知りませんでした。
  

図左.農作業のため、トラクターが入れる高さと往復できる柱の間の距離があります。

図中.ソーラーパネルの下でもオオムギの生育に問題はありません。

図右.(天動説によれば)太陽が動くので、影の位置は変わります。また、細いパネルは風に強く、大雨でも周りへの影響が少なくなっています。日陰のおかげで炎天下でも少し楽です。
 課題研究の報告書でも、載せた図には表題か説明をつけることになっていますので、SSH関係の記事でも同様にしたいと思います。


08:25