千葉県立柏高等学校進学指導重点校・SSH(4期申請中)

 

    普通科の授業での生徒の作品です。

     普通科生徒の作品の紹介です。SSHとは間接的な関係ですが、普通科の記事が少ないのと、SSHが普通科の授業にも良い影響を与えているようなので、普通科理系の宣伝も兼ねて、先日の卒業生のスケッチを紹介します。
     特に指導もしていないのに、50分の授業の中で、スルメイカを解剖してスケッチまで行ったと思えないほど、内蔵・軟骨の正確な形状と、画素数を減らしたため、点の数が減っていますが、立体感は基本通り点描で示されています。ほかに鰓のスケッチと血管の観察まで行いました。※
    作品掲載に当たり担任の先生経由で本人の了承を得ています。
     今の時代でも、観察対象のスケッチは生物学オリンピックでも必要とされ、観察の証拠になる重要な技能の一つです。
     SSHと普通科は多少の関係にとどまるものの、影響があるらしく、今回の卒業学年普通科では、人数で示すと7学級中3学級強が理系クラスでした。単純な比較は難しいにしても、他校と比べ理系がかなり多めと言えます。
    ほかに理数科が1学級あります。もちろん、文系クラスが遅れをとることはなく、しっかり考えて文系に進んだ結果と考えられます。



     
     先日の千葉工大での千葉県高等学校課題研究発表会ですが、午前中は各科目に分かれた分科会を行い、各校代表の各一班が口頭発表を行いました。生物分野での本校の口頭発表が、町田武夫埼玉大名誉教授より「頑張れば賞を取れる」との評価と他助言をいただきました。
     

    関東近県SSH校発表会

    3月18日(日)
    毎年恒例の関東近県SSH校合同発表会が今年は芝浦工業大学豊洲キャンパスにて行われました。
    参加校は全部で16校 午前中だけで参加生徒が729名 一般の方が109名 引率教員が84名という大きな規模になっています。
    そこに本校からは口頭発表1件 ポスター発表は7件 の発表を行いました。これは本校の課題研究最後の最後の締めくくりです。これで1年間の課題研究の取り組みが終了。そのため、生徒たちは本当に最後まで発表のために最後の実験を行ったり、発表練習を行ってきました。この最終発表は大きく2つに分け、もう一つのグループは前日の17日に千葉工大で発表を行っています。
    それでは今回の芝浦工大の様子がこちらです。


      

    開会式では芝浦工業大学学長の村上雅人先生のお話があり、この先生は超伝導の研究で世界的に有名な先生で、私もニュースでは何度か拝見したことがある先生でした。その先生が大学時代アメリカの大学で勉強をして様々なことを学ぶことが出来た。高校生の皆さんも是非海外で勉強してほしいという話が感動的でした。海外に行くと日本のことをいろいろ質問してくる、すると自分はそれまで考えたこともなかったので、いかに自分が日本のことを知らなかったのか分かった。それから、多くの著名人の言葉が英語で語られており、それを理解できることの素晴らしさ、それからものの考え方の多様性を理解できるようになった、日本がとても素晴らしい国であるとわかった、そして何より今でも自分のことを思ってくれる友達ができたこと。このように熱く語られたのが、印象的でした。
     

    第9回千葉県高等学校課題研究発表会

    3月17日(土) 第9回千葉県課題研究発表会が千葉工業大学で開催されました。
    県内のSSH校を含む15の高校と中学校3校が参加し、口頭発表とポスター発表を
    行いました。
    本校からは、口頭発表5件(物理・化学・生物・地学・数学)とポスター発表9件で参加しました。
    写真はそのときの様子です。
     
     
      
     

    英語で科学実験

    英語で科学実験の講座を開催しました。
     3月15日(木)、講座『英語で科学実験』を開催しました。対象は1、2年生の普通科・理数科の希望生徒、3年生卒業後で学年末考査終了直後でしたが、20人近くの生徒が集まりました。主な指導はSSH部の英語のN(W)先生と理科の実習助手K先生です。
    下左.N(W)先生は昨年の海外派遣研修引率の一員で、普通科1年の担任です。
     中.進路指導部のK先生は海外派遣研修引率3回、科学みらい館サイエンスコミュニケーター、長期海外滞在経験があります。

    まず、英単語の確認から

     実験は生物M先生の技術指導により、ブロッコリーからのDNAの抽出を行いました。この3名の方は海外派遣研修の引率経験があり、どのような英語が必要とされるかの"体験者"でもあります。
     なお、SSHでご指導いただいている千葉大の石井先生にも視察を兼ねて参加いただきました。

     実験は次のような方法で進めました。(実験方法は教科書にある手引きとは違うので、論文では過去形で書きます。)
     ブロッコリーを粉砕し、
    濾過して、セルロースでできた細胞壁を取り除きました。

     次に洗剤を用いて、リン脂質でできた細胞膜と核膜、クロロフィルを少し、タンパク質を少し分解しました。動物の細胞を使う時などタンパク質分解酵素を用いてタンパク質を取り除く方法もあります。

     エタノール等を加えるとDNAが塊をつくり、これで抽出を完了しました。
    浮かんでいる白い塊が主にDNAから成る塊です。結果的に抽出されたクロロフィルは青紫色の光で赤い蛍光を放つはずです。
    酢酸オルセインでの染色で塊が主にDNAと確認しました。

     さて、今回の講座が本校のSSH海外研修の長所も示していると思います。長期のホームステイの方が、日常英会話の向上については優れている一方、やや専門的な科学英語を望むなら、日本語での適切な助言の下、科学について学び、討論したり、PresentationやSpeachを行うことも必要です。SSHの海外研修では、少し上の英語も学べます。


     

    東京大学大学院の留学生と全部英語でCOD測定を行いました。

    留学生と英語でCOD測定、海外研修の事前学習を開始しました。SSHの一環です。
     2月3日土曜、柏の葉の東京大学大学院の環境や化学が専門の留学生8人を講師として、すべて英語でCODを決定の滴定実験を行いました。対象は、今年の海外派遣研修参加希望生徒です。今回は全員アジア出身の、博士・修士課程に在籍の方々に来ていただきました。東大大学院の院生がどれくらい優秀かはご想像ください。化学2名、英語1名、生物1名の本校職員も指導にあたりました。英語の先生は留学生の案内役で、生徒の通訳ではありません。
     目的は科学英語で実習を行い、科学の共通語としての英語を実感することです。

     
     実習はすべて英語、何が専門か等留学生の自己紹介の後、生徒4人に講師1人がつき、コミュニケーションを図った後、予め採ってあった手賀沼の水のCOD決定の滴定に進みます。前に筑波大で主に英語で指導を受けて行った滴定と基本的に同じですが、今度は完全に英語での指導です。
      
     途中30分の湯煎のための待ち時間がありますが、その間は雑談とはいえ、英会話の実践です。昨年のアメリカでも感じましたが、こういう時、女子の方が強いようです。不正確でも英語で話せば、正しい英語を教えてくれます。
     昨年も書きましたが、メスシリンダーなど、日本での実験器具や時には元素の名称は英語に直訳しても通じないことがあります。苦労と言えば苦労ですが、面白くもあり、印象に残ります。また、ヨーロッパではイギリス英語を使うことが多いようで、アメリカ英語と微妙な違いがあります。
     滴定終わってお終い、ではなく、数値のばらつき・誤差についての検討も指導していただきました。
     
     海外研修の主目的は語学研修ではありませんが、英語での聴講、実習、パワーポイント作成からプレゼンテーション、明確な目標のある討議などの課題の機会があり、科学英語に関しては通常の語学研修より鍛えられるでしょう。理系に進学したら、どれくらいの英語力が必要か実感できます。同学年の生徒参加のため、英語力も一部の英語に優れた生徒のほかはほぼそろっています。ただ、ほとんど無言での自然観察の時間は、英会話の練習にはなりません。観光旅行の遊園地での絶叫時間も、この点は同じでしょう。
     文化交流は定義が難しい=人によってとらえ方が違うのですが、少なくとも、文化の基にある自然について学ぶのは研修の目的の一つです。記事の最後に、クイズ形式の生徒への発問の例をあげて説明に替えます。ただし、より長期の家庭滞在式の研修なら、生活の体感や日常会話の習得という点でより多くが学べると思います。
     注意点もあります。
     まず、科学に対する探求活動が中心です。科学に対する興味・関心が必要です。進学後の発表や論文のまとめに対する良い練習になりますが、夜中まで、まとめや準備を行うこともあります。強い興味関心、本人のやる気と、野外活動への関心と合わせて体力も必要です。
     そして、探求活動のほとんどは野外活動と思ってください。楽しく川の中で1時間過ごせるなら大丈夫でしょう。参加・評価に際しては自分が求めるものをよく考えてください。
     教員にとっては常識ですが、野外での安全については、本校教員が川の中まで引率し、万全を期しています。今まで、参加生徒は延べ約200名ですが、引率教員の注意を聞いて、野外で笑えない事故にあった生徒はいないはずです。胴長の微妙な位置からの水漏れなど、笑える「事故」には私も含めて合っています。もちろん、油断・慢心は禁物です。

     説明のかわりのクイズです。Mequon周辺のバイオームはなんでしょう?
     普通科ではバイオームを2年生の「生物基礎」で学びますが、見れば年平均気温と年間降水量もだいたいわかります。海外研修では実地に学べます。アニメは日本の文化の一つのようですが、監督が
    バイオームや日本人の成立ちについて造詣が深く、知らないと紹介できないアニメもあります。
     

    海外派遣研修関係と雪

     Chiba Prefectural Kashiwa High School
    1/22(月)降雪時のようすです。が、実は海外派遣研修の時の学校紹介に使おうと思って掲載しています。
    写真
    一段目.夕方、南岸低気圧により(柏基準で)大雪となりました。
    二段目.翌朝
    三段目.一昨年の大雨
    最下段.ダイヤル式電話機と日本ではいたる所にある自動販売機

     さて、「夏休みを利用した高校生向けの海外旅行・研修と、SSH海外派遣研修はどちらが良いか?」という質問がありましたので、今までの記事と重なる所もありますが‥‥ まず、海外研修は野外実習です。遊園地はもちろん、観光や買い物、美味しい食べ物、とは無縁です。実を言うと、ごく少数ですが、よく説明を聞かずに参加してしまい、期待と違っていたという感想もあります。例年通りの参加の際の生徒の理解や意思の確認は欠かせません。
     海外に行って、川の中で生き物探しが1時間では短い、空き時間には鳥を探したい、通訳なしで話したい、なら良い体験ができると思います。
     一方、観光旅行も買い物もその土地の文化に触れることができます。語学に重点を置いた高校生向けの旅行を組んでいる所もあります。
     近隣の市町村でも良い研修の機会を設けていますので、情報を集めてはいかがでしょう。

     市町村の研修ですが、昨年(今年度)の夏、3年理数科の男子生徒1名が、柏市(柏市国際交流協会)の制度に応募、審査を通って海外に行ってきました。審査がある分、費用はほぼ無料だったと思います。ほかの参加者は大学生だったとのことです。最初、理数科のページに載せたのですが、理数科の生徒の頑張りですが、理数科固有の行事ではなく、こちらに掲載しました。以前、参加者の大学のHPに記事が載っていた件も少し意識しました。
     

    千葉県児童生徒・教職員科学作品展 優良賞受賞

    千葉県児童生徒・教職員科学作品展 科学論文の部 優良賞を受賞、表彰式に行ってきました。
     3年生理数科で課題研究Ⅱを選択「光によるミジンコの行動変化」の探求活動(増田教諭指導)に取り組んでいた4名が、今年度の「千葉県児童生徒・教職員作品展、科学論文の部」において、優良賞を受賞しました。表彰式が、11月8日(水)千葉県総合教育センターで開催され、賞状と盾をいただいて来ました。
     あわせて、読売新聞新聞社から「日本学生科学賞千葉県審査優秀賞」の賞状と盾をいただきました。ご支援いただいた方々にこの場を借りて篤く御礼申上げます。
    ※生徒氏名と顔の同時掲載は極力避けています。ご了承ください。
     

    筑波大学の内海先生・SSH特別講座「手賀沼から地球の水環境を診る」

    筑波大学の内海先生によるSSH特別講座「手賀沼から地球の水環境を診る」が実施されました。
     まず、内海先生に本校に来ていただき、11月7日(火)と10日(金)の2回、放課後に水環境についての講義がありました。対象は1年生の、理数科全員と普通科の課題研究選択希望者です。(生徒・TAの写真掲載に当っては、本人・保護者の承諾を得ていますが、写真の画素は減らしてあります。)
    下.教頭からの挨拶紹介と、その後の本校のため再構成された講義。
     
     2回の講義で、水というものが人類にとっていかに重要なものか、水環境の基礎を解りやすく面白く解説していただきました。

     つづく手賀沼での野外実習と筑波大での水質分析への参加は希望制です。昨年までは、実習の定員が2年生での海外派遣研修の定員より多く、海外研修への参加資格の一つが実習への参加でした。実習には参加、海外派遣研修に参加しないという選択も可能だったのですが、今年は実習内容の充実等の目的と事情のため、定員が海外研修と同じ32名になりました。それも、内海先生のご尽力で実習の定員を増やしてもらった結果です。そのため、実習への参加者全員が海外への参加希望者となりました。例年より、海外への参加について早い決断を迫られた訳でもあります。海外研修と夏休みの部活動の関係については、説明もしましたが、今年の様子を生徒自身が身近に見ており、部活動に関して安易に参加を希望した生徒はいないようです。

     Do not hesitate. See more marsh.
     実習初日は11月18日(土)、北柏駅前7時集合。今年は一人の遅刻者もなく、筑波から機材を持って車で来られた内海先生・TA一行と合流、貸切バスで手賀沼親水公園に向かいました。気温は10℃以下でしたが、風もなく(微風)で、気づかない程度の小雨が降っただけで、天気はまずまずでした。水温は約11℃で気温と、7月末のミシガン湖の約9℃より少し上でした。
    実習の説明、「メモ」に気づいた生徒は昨年より多いとは言え、まだ僅か、慣れが必要です。採水と透視度の測定をします。

    親水公園の後は、下流の曙橋へ移動して実習を行いました。一昨年から、晴天に恵まれません。
    変動しやすい溶存酸素(D.O.)測定用の採水には特殊な方法を用います。
    手賀沼での採水・測定の後はバスで筑波大学へ。1時間15分程で到着しました。生徒はTAが昼食を兼ねキャンパスツアーに連れて行ってくれました。
    下左.偶然、本校卒業生の自転車を見つけ、びっくり。中.クラス(3年8組)生徒とお母さんに会い、もっとびっくり。
    大学見学では学食チェックも。
     昨年ソフトテニス部部長の生徒は最初から海外研修参加は希望せず一昨年本実習のみ参加しました。本来は海外研修参加目的で本研修に参加するものではないので、こうあってほしいものです。
    大きさを示す箸が隠れ、記録写真としては失敗。
     今回、各班1人ずつ、計6人のTAのうち、日本人は1人、内海先生が科学英語とコミュニケーションの訓練にもなるようにと配慮してくれました。5人の留学生は全員、学部卒以上で英語はペラペラ、すでに博士号をお持ちの方もおいでです。リーダーの方は堪能な日本語を交えて説明してくれました。
    説明の後、TAのアシストを受け、水質の測定を進めます。
      
    高校では使えない薬品・ない器具も登場。
    廃液処理も実習の重要な内容の一つです。  初めての滴定と初めての器具。
     この日のデータのまとめ。生(素)データの重要性、実感できたでしょうか?
     天気に恵まれなかった分、帰りの道路は特に渋滞もなく、1時間10分程で北柏駅に着きました。

     翌日青天に恵まれ、7時柏駅集合、TX等を利用して筑波大学に向かいました。TXに乗っていたのは20分程でした。
    筑波山は建物の影です。          薬品との反応が終わった水の測定を進めます。
     
    データのまとめと検討が重要です。
     化学的な測定とともに、プランクトンの観察も行いましたが、今年はツボワムシが見られた程度で、クサリケイソウも含めた珪藻植物が極めて少ない年でした。
     測定終了後、データのまとめを行い、実習は終了しましたが、12月にデータを用いた考察の発表があります。頑張りましょう。また、野外実習の実践と注意点、測定・実験の基本、データの扱い方、英語、指導していただいた内容、今後に活用しましょう。
    手賀沼のカンムリカイツブリ。撮影は50㎜。
    下.大学構内の鳥、すべて写真の一部。
    ウグイス色の鳥はメジロ。
    大学内のバス停近くの樹木にはすべて高さ130㎝の所にラベルがありました。この高さの直径を胸高直径(D.B.H.)と言い、森林での毎木調査でよく計測します。
     

    第7回 科学の甲子園 千葉県大会

    10月21日(土) 科学の甲子園千葉県大会に出場しました。
    来年3月、さいたま市で行われる全国大会代表を目指して、県内15校24チームが知力を振り絞りました。本校からは、1年生1チームだけの出場となりました。
    写真はそのときの様子です。
          
    大会終了後、ぜひ来年も出場したいと、早くも来年に向けての意気込みを語っていました。
     

    SSH 科学講演会 10月5日(木)

    空の探検家 武田康男先生をお招きし、全学年を対象にSSH科学講演会を行いました。
    「私の空の探検~日本や世界の空に何が起こっているか~」をテーマに雲や虹、雷などの気象の写真を紹介しながら、環境問題を交えた講演をして頂きました。また、南極観測の貴重な体験も聞くことができました。写真はそのときの様子です。

              

    講演終了後、アンケートを実施しました。 いくつか紹介すると、
    ・オーロラがきれいだった。
    ・講演会でこれ程良い話を聞けたのは初めてです。小学生の頃は科学が大好きだったのですが、久しぶりに科学のおもしろさを思い出せました。
    ・普段から空を見て疑問に思ったことを調べてみたいと思いました。
    など多くの感想が寄せられました。
     

    第11回高校生理科研究発表会

    9月30日(土) 千葉大学主催第11回高校生理科研究発表会に出場しました。
    本校からは19グループが出場し、2つのグループが優秀賞を受賞しました。
    受賞したのは、3年生物理分野 「安定して落下する装置の研究」と2年生地学分野「等粒状組織の本質とは」です。

    3年生は今回の発表で最後になりましたが、生き生きと発表している姿が印象的でした。2年生は多くの先生方から頂いたアドバイスを踏まえて、3月の最終発表に向けて準備をします。1年生は先輩たちのポスター発表や他校のポスター発表を見学し、来年度に向けて気を引き締めている様子でした。 
    写真はポスター発表の様子です。
       
     

    ポスター発表賞受賞 と アメリカ 海外派遣研修⑦

     
    ポスター発表賞受賞
     8月9日10日(水・木)神戸で開催された文科省・JST主催の平成29年度(
    全国SSH生徒研究発表会にて増田教諭指導の3年理数科4人の研究「光のよるミジンコの行動変化」がポスター発表賞を受賞しました。より上の賞がありますが、全国から厳正な審査の上、選出されたSSH校全203校中、受賞は延べ45校、ポスター発表賞は全21校と、相当なものです。
     他の受賞校等は、JSTのホームページの文科省の報道発表でご覧になれます。
     4人のうち、3人が昨年の海外派遣研修参加者で、海外研修で鍛えられたPresentation等の力が、課題研究と班に波及するとともに、自分のi意志で海外研修に参加しなかった生徒も、課題研究の強い推進力になっています。

    アメリカ 海外派遣研修⑦
     参加を考えている生徒を念頭に少し補足をします。個別に説明のついてない写真もあります。
      本校の海外派遣研修は希望制で、普通科はもちろん、理数科でも必須ではありません。主な研修先はアメリカ合衆国ウィスコンシン州コンコルディア大学ウィスコンシン校です。昨年まで生徒の家庭の負担は30万円未満、今年は40万円未満でしたが、円・ドル関係、日程
    で変動します。来年は少し安くなるでしょう。
     海外派遣研修はSSHの一環のため、JSTの審査に本校が「合格」して実施されています。JSTが定める水準に達する必要があります。SSH実施校のなかでも、約十日間の実習は長い方です。
    SSHの一環で「遊び」はあまりないはずで、観光旅行でないのは当然、英語研修や文化交流でもなく、生態系や環境の学習を通じた科学の研修を目的としています。野外実習中心の科学の合宿だと思ってください。英会話は第一の目的ではありませんが、積極的に取組めば、英語に対する自信と意欲が身につきます。詳細は(校外の方は学校説明会等で)事前研修も含めて実際の引率指導経験のある生物室か英語科の教員に聞いてください。
     先日の学校説明会でも説明がありましたが、参加にはいくつか条件があります。
      理数科では、1年次の手賀沼水環境講座の野外と筑波大での実習への参加、2年次での事前学習参加と本番のやむを得ない場合を除く参加確約が主な条件です。普通科の場合は、さらに理数科必修の課題研究Ⅰの選択が必要です。 海外派遣は本校
    SSHの目標の一つの課題研究に大いに役立ちます。ただ、普通科には天津小湊での実習がなく、一年次で海外研修に必要な基礎知識を得る生物の授業がないことに注意してください。実際の指導にあたる生物の教員との接触も希薄だと思います。理数科より募集時の説明をきちんと聞くことが必要不可欠です。連れてってもらう旅行と勘違いすると失望、逆なら感動すると思います。事前学習についても記事をご覧ください。
     例年、出発は夏休みに入ってすぐです。以前は飛行機代を1万円安くするため、終業式の午後出発の時もありました。1学期の成績に不安がないようにしておきましょう。
      生態学や環境以外にも、やる気があれば、自主的に他の分野の学習もできますが、「機会があったら観察」が重要です。機会は自分で作るものです。

    下左.アンカレジ近くの山と氷河
     中.集合時刻前の成田、夏休み初日ですが、割とすいています。見送りの参考に。
     右.観察例。往路の飛行機から「円」は、機械散水の畑で、直径約1km、Googleで国道12号沿いモンタナ州Duncan Ranch Colony, MT付近であることが確認できます。(上が南です。)掲載した往路の写真は飛行機後部の窓から撮ったものです。
      
    下左中.川での実習ー意欲のある生徒は一歩前に出ます。通常、教員が責任をもって引率し、生徒が注意を守れば、危険はありませんが、油断大敵です。
      
     上右
    .Water chemistryの実習です。野外実習の方にずっと行っていたため、写真が少なくすみません。
     

    上左.Port Washington市の火力発電所。工学系志望なら見て考察を。冷却水は湖水利用です。
     中右.両端に見えるのがモレーンのダムのようです。参加するなら、氷河地形を調べておきましょう。
    下.石油消費国の印象が強いUSAも州によっては風力発電を進めています。エネルギーをテーマにしたグループがあった年は中を見学させてもらいました。
     

                    Tyrannosaurus rex "Sue" 3D少し斜めですが、立体写真です。
    下三枚.Chicagoにて。中.最初、大火で焼け残った給水塔、と聞きましたが、塔は上の部分、変だと思いました。
      
     一人の生徒に言ったら、すぐわかりましたが、県内の有名なテーマパーク内の一画は、路面電車と馬車が消え、高架鉄道と自動車の時代になったNYをモデルにしているそうです。
    都市交通について考える良い材料です。自動翻訳なのか、路面電車を上げたという間違いもよく見ますが、第三軌条があり、最初から路面電車ではないことが判ります。第三軌条のある路面電車は客が半減するので、私が知る限り存在しないはずです。
    下三枚.期せずして、Bruce Bessert教授の退職直前の懇談会となりました。
      
     今回、博物館長の前歴を持つ校長のおかげで、博物館では展示方法や市民との関わりについて、今までと違う見方ができました。お世辞ではなく(帰路の飛行機では、仕事優先、窓際の席を校長に譲らずに写真撮影していました。)、次年度のために、博物館見学の手引きやワークシートなど残してもらえるとありがたいと思います。
    下右.周氷河地形でしょうか?  中.洗面台           右.この高さのベッドには通常「柵」がありません。
     
     
     大学での生活ですが、滞在は2015年から使用開始の最新の寮です。各部屋に温水のシャワーはありますが、浴槽はありません。洗面用のお湯も出ますが、シャワー付きトイレはありません。日本はトイレに関しては
    いつの間にか最先進国になっていました。電子レンジもあります。お湯を沸かすための容器があると便利です。冷房は寒いくらいに効いています。
     まもなく、次年度に向けての事前学習が始まりますので、そちらの記事につなげたいと思います。
     
     大学と周辺の治安は非常に良いのですが、大都市には危険な場所があり、今回は事情によりホテルでの時間が余りましたが、ホテルからの個人および夕方以降の外出は禁止しています。下の写真は昨年の
    シカゴ市内、今年もバスで通った所です。内容は略しますが、日本人に好意的でない人もいます。ホテルの廊下でも、日本の夜の道より危険なこともあります。注意を守り安全な旅を。
    実際には、誰も危険な目には合わなかったので、一安心。
     生徒の安全やほかの事情、Uvi先生の助言もあり家庭の出費抑制のため、来年はホテル宿泊の見直しもあると思います。
     

    アメリカ 海外派遣研修⑥

     Day 7 July 27 Thu. Chicagoへ向かう日です。出発時刻の関係で、朝食に自分でつめるベントーを確保、CUWを後にします。前日、豪雨のため、せっかくの横断幕の前で集合写真が撮れなかったのが残念です。見送りを受け、出発。
      Michael先生から近隣結合法による分析図を見せてもらったことがあります。Dr. Michael Bessert showed me a figure of analysis by neighbor joining method before.
     下左、以前から気になっていた、Chicagoへの右側に見えるアオサギheronのものと思われた巣近くでアオサギらしい鳥を見ました‥‥が、ウcormorantの巣の可能性もあり、後日調べたところウの巣のようです。今年は、シカが多い一方、ツルcrane、レンジャクwaxwingを見ることができないなど、(観察範囲では)鳥類Avesに変動がありました。データを蓄積したいものです。
     中、道路の上のドライブイン?でトイレ休憩。
      

     Chicago着後、Science and Industry Museum 科学産業博物館では、日本でも大阪万博で展示されたアポロ8号の司令船や予約してあったdas U-Boot 505を見学しました。
    上右.アポロ8号司令船
    下左.ちょうど前を行く吹部の部長、今回生徒が少なめで生徒によってはずっと前を歩いてました。をそえてくれてますが、毎
    吹部にとって大事な時期に、部員多数が参加しています。顧問の先生へのお詫びを兼ね、部員の積極的な活動を報告します。
       
    上中右.ちょうど前を行く吹部の部長2・3と友人、潜水艦の小さな椅子は実物。
    下左.伝声管、「ラピュタ」にも登場します。ひと昔前の飛行機のイヤホンも伝声管式でした。
     中.メニュー、家庭並びに次年度以降の資料として。
       
    上右.ちょうど前を行く吹部部長4、研修その他を理解していて撮影に都合が良く、友人とともに画像が増えました。後に広まった、私が生活面全般の面倒も全部みてくれる、という噂の元かも知れません。
     つづいて、シェド水族館へ移動。水族館の後は近くのホテルへ。
    下左、海から五大湖に入り込み大変な被害をもたらしたinvasive spiciesの一つ、lampreyの口、さすが理数科の生徒、ヤツメウナギlampreyに群がりました。   
      画素数は下げてあります。
    中右.ホテルロビー、僅かに写る上方の古い鏡は銀鏡反応によるものでしょうか。右の写真に写っているそうです。
      宿は、Congress Plaza Hotel です。ホテルのサイトによると、利用した大統領も多いそうです。日本人では、理化学研究所の創設に関わった渋沢栄一一行の宿泊記録があり、渋沢栄一記念財団によると
     1902年6月8日、旧称Hotel Auditorium 別館に2泊
     1909年9月22日、University of Wisconsin-Madison訪問、午後と翌日Milwaukee見学、「見る多き」とダジャレを飛ばした後、Chicagoへ移動、9月24日から3泊、とのことです(文献調査)。
     由緒あるホテルですが、由緒あり過ぎで、後で「出る」という噂を聞きました。確かに、検索をかけるとhauntedが候補についてきます。マイナスねじ、つまり、手とドライバーでしめた場所も残っています。

      
    Day 8 July 28 Fri. Chicago 2日目は、Field Museum of Natural History フィールド自然史博物館です。実は水族館のすぐ近くです。
    下左、Sueの前で、中、後で正体が判明、
     右、有名なツァヴォのライオンのはく製と頭骨、興味のある方は戸川幸夫「人喰鉄道」を。

      
     エジプトの墓の玄室やかつて収集の対象だった先住民の文化財があります。膨大な動植物化石の展示の写真は後日紹介できる機会があれば、と思います。現地で見られる動植物にわかりやすい印をつけたらいいのに、とは校長の意見です。清掃中みたいな表示は、高校生ヴォランティアによる説明のためのものでした。Presentationの練習ではなく、外国人も含めた見学者に高校生が解説を行っているとは、Presentationの本場ならではです。
    下左、2階ぶち抜きの展示、中、巨大なトーテムポール、
     右、高校生の説明を真剣に聞き、良い意味でなりふり構わず床材の化石に見入る校長。私も好奇心旺盛な方ですが、化石等を扱う地学が専門とは言え、
    校長の好奇心はすごいものです。理科の評価の基準にある興味関心は大切です。※傍若無人も本来は良い意味です。
      
     Day 9 July 29 Sat. 帰国の日、今年、来日できなかったWilliam君とご両親がわざわざ空港まで来てくれました。William君については、昨年の記事をご覧ください。飛行機の遅れのため、お話しする時間ができ、遅れが気になりませんでした。3年8組によろしくとのことです。ご両親の写真はWilliam君の承諾が得られず掲載見送ります。下右は我々のために持ってきてくれた聖徳太子の千円札です。私が知っているのは伊藤博文からです。この時、泊まったホテルに「出る」話を聞きました。また、旅行社の人が帰ってしまった後も、航空会社の窓口で飲み物くらい出ないの?との交渉までしてくれました。重ねて感謝申し上げます。
    下左.前日の写真。このハンバーガー店の発音、私は最後までものにできませんでした。
      
     2時間遅れで、離陸、その後は順調な飛行で北極圏をかすめ、帰ってきました。席が窓際だったため、仕事優先、校長に席を譲りもせず、外光が漏れないよう工夫し写真を撮りました。
      
    上、上空から見たCUW、中.アラスカの氷河。モレーンの線が見えます。右、間は省略、九十九里浜上空から成田へ。
     

    アメリカ 海外派遣研修⑤

     Day 5  July 25 Tue. Pharmacyでの実習です。
    Pharmacyを一言で正確に訳すのは難しいのですが、場所としては薬学棟、性格的には、大学院をもつ薬科大学でしょうか?
      2班に分かれ、USAでのPharmacyの概略を聞いた後、実習。
     本格的に、帽子、ゴーグル、白くない白衣、手袋着用は、良いのですが、誰が誰だか判りません。実習内容はハンドクリーム等を作るという、いたって簡単なものですが、本当の目的は、調合の練習より、現地の高校生に対するのと同水準の英語で指示を受けて実習をすること、および、英語に堪能とは言えない、日本の高校生でもすぐ全員同じ物を同じ水準で作れる、というシステムが確立されていることの実感にあるのではないかと思います。(科学英語の直訳調ですみません。)
     実習の後、薬学関係の資料の見学をして、もう一方の班と交代です。左下は再現された昔の薬局のレジ。
      
      薬学棟の後は、CUW構内の見学です。上中、CUWはルーテル派の大学ですので、教会があります。上右、私と互いに同類と思っているPort Washington High Schoolの生物の先生とその愛車です。画素数を落としてあるため、しゃれたナンバープレートがよく見えないのが難点です。
      
     お昼は、時間の関係で、すぐ近くのHighland Houseへ。まえにイチョウの樹があります。Port Washington高の生物の先生はイチョウとその学名が(誤記の可能性の件はともかく)日本語由来ということや長粒米についてご存知でした。プエルトリコ系の方なので、世界中で沖縄とプエルトリコにしかないという噂の塩水の川、塩川(しゅがー)の話をきけば良かったと思います。店内では、私と生物の先生と日米の生徒が一室に席を取りました。昨年から、私は通訳として扱われているようです。生徒同士、会話がはずんでいましたので、ほっといて安心でしたが。
     生徒にアイスクリームを注文したい時は、I screamと叫べば、You scream.と言ってくれる、という話をしていたら、アメリカの生徒一同が、I scream, you scream, we all scream (for) "Ice cream". を教えてくれました。爬虫類に弱い方は、次の写真にご注意ください。

      
     上左、朝、ワイルドなDinese Farington senseiが首に巻いて運んできたコーンスネークの腹、中、ハンバーガー店で朝食、右、Milwaukee Public Museum にて。
    この日は1882年創立のMilwaukee Public Museumへ向かいました。
    下左、古典的な展示の展示、中、昆虫が嫌いな方はご注意ください。右、なぜか、店の看板風ですが、Canopyは、森林の上部の連続した樹木の葉のかたまりのことで、林冠と言います。近年、注目されるようになった場所です。

      
     博物館では小学生の一団が互いに展示物について説明をするプレゼンテーションを行っている場面に出会いました。小学生のうちから教室ではなく博物館で実施することに驚きました。一人だけ立って十人くらいのaudienceに話し、presentationについて、踏み込んだ内容でした。写真は逆光にし引率の先生に確認の上画素を減らして掲載しています。引率の先生に「こちら私の高校の校長」と言ったら丁寧に応対していただきました。
    小学生の実習          博物館内に再現された日本家屋。  公設市場で食事。
      
     昼食は、おそらく昔の街の中心にあるMilwaukee Public Marketでとり、CUWへ。Project work を進めます。下左、中、USAの生徒に入力をお願いする班も、以下、プレゼンテーションを真剣に見て、評価してくれる先生方。最後は、外が豪雨のため、中で行った閉講式の後のパーティーで配られたTシャツにサインする生徒です。
        CUW構内のChip monk
    上右.公立博物館で、人がいない体験型展示を知ったかぶりで説明したら、こうなったので後は英語若手の先生に任せました。
     

    アメリカ 海外派遣研修④

    USAウィスコンシン州での研修ですが、2017年8月1日付の残念なニュースがあります。
     Professor Bruce Bessert retires today. Aug.1
     本校がお世話になって来たBruce先生が、退職されます。CUWでの研修は来年以降も継続されますが、生徒ばかりか自分も多くを教わってきたので、たいへん残念です。
    さて、
    Day 4 July 24 Mon.
      Devils Lakeへ早立ちのため、朝食はべント―です。以前、テレビでbentoが載っているフランスの辞書を紹介していましたが、一つ前の語はbenthosでした。

    前日のPort Washington City。                  ウィスコンシンの車窓から。オリンピック選手強化施設。
     
     
    ケンタッキー発祥の店。     動物用の橋。          自転車。
      

    USA。             逆向きに見えたミキサー車    
    何人か朝食抜きなのかコーヒーを買いに店に寄り
      

    一路、Devils Lakeへ向かいます。
    下左.途中の小さなWaunakeeの
    の中心部の駅、現在は商工会議所。
     
     
     車中、昨年より大変充実したESLのレッスンをしながら、湖畔に到着、Mike senseiに、動植物の説明を受けながら湖を見下ろせる場所まで登ります。手元の高度計では、高度差100m程です。
      二重の意味で乗り易い生徒。
     
     
    地学が専門、↑校長による岩石の解説。              Francisco 君がチェックしていたギンリョウソウ、Nice!
    かつて観光客輸送で賑った線路、レールは1921年Chicago製。
      
     帰路は近くのInternational Crane Centerを見学、この辺は、ツルをはじめとした渡り鳥の大事な中継地だそうです。
    上中.州都MadisonのCapital州議会議事堂
     右.Drumlin等、氷河地形の表示、
     下左、Milwaukee Brewers 本拠地Miller Park。
     
     
    上中.夕食は、帰着時間が遅いため、CCESでケータリングcatering(出前、仕出し)ピザ、その他いろいろ。一切れが大きいので要注意です。これで終わらないのがUSA、夕食後、Kathy先生の指導でProject workを進めました。
     右.教育関係者以外、興味はないと思いますが、Kathy先生から本場の
    評価表になるルーブリックの実例をいただきました。貴重かつ衝撃的な内容でした。
     

    アメリカ 海外派遣研修③

    アメリカでの海外派遣研修3日目です。
     日本に比べ、治安が心配なUSAですが、田舎(失礼)のWIは全体に治安が良く、州の中でもさらに田舎(重ねて失礼)のMequonはかなり犯罪発生率が低く、寮の近くでは、夜でも危険を感じることはありません。自然による危険はあります。ただ、安全に関しては、例年より生徒への意識徹底が甘く、Chicagoのホテル内とその周辺の夜間の危険性を認識していない生徒もいました。
     外国の田園地帯の滞在の機会は得難く、貴重な経験になると思います。
      
    Day 3 July 23 Sun.
     朝食の時間は7時~8時30分と前日同様余裕があります。その分、食べ過ぎ気味です。
     次、何と、USAの生徒の方が早めに集合、まず、ESLの後、昨日同様、CCESと
    上左中.川での実習を行いました。そして、昼食、この日は、
     右.餃子が出ました。調味料はWIに工場のあるキッコーマンの醤油です。
    下左.Port Washington High Schoolの生物の先生に勧められたroot beer float、けっこうはまる味です。Port Washington High School の特に生物の先生は野外活動から食べ物の好みまで、同類のにおいがしました。
     Root beer、沖縄修学旅行引率教員必須の知識です。禁酒法時代に考案されたbeerの代用品か未確認ですが、アルコールは一切入っていません。サリチル酸メチル配合で、あの膏薬のような匂いと形容されますが、正しくはあの膏薬の匂いです。
     午後は、グループ別での実習3回目、
    下中.この回だけ、Mike senseiは魚類でなく鳥類の観察を指導してくれました。
     右.一緒に指導してくれたPort Washington HSの生物の先生。服装で野外活動に慣れていることがわかります。田舎(失礼)での、自然観察をよく考えた公園の存在に、USAの行政の教養を感じます。
      
    下左.構内の警備の車。
    下他.夕方にかけ、ミシガン湖観察にPort Washington Cityを訪問、食事もしました。落ち着いた街です。USAで初めて、ただの屋外にある自動販売機を見ました。
      
    An evidence of safety
     

    お知らせ

    7月30日(日)千葉サイエンススクールフェスティバルに参加しました。
    本校からは4つの分野(物理・化学・地学・数学)で実験工作を行いました。
    写真はその時の様子です。
      
      
     

    アメリカ 海外派遣研修報告②

     SSH Summer Camp day 2
      Day 2 Jul. 22 Sat. USAでの海外派遣研修の2日目です。
    ↓学食での朝食です。       ↓研修開始
     
     
     私が知ってるのは2015年以降ですが、年々、野菜・果物が増えるなど、メニューは改善されています。今日は7:00~8:30に朝食を摂ればよく、例年より1時間近く時間的な余裕がありますが、少し早起きして「リスがいました。」と報告に来た生徒もいました(良)。一方で、朝の天気が思わしくない日が多く、5時前起きの散歩が減りました。
     最初は、USAの生徒を加えたグループで行うProject work、言わばミニ課題研究の進め方について、教育学の専門家であるDr. Kathleen Kremer, Kathy senseiの指導です。テーマの決定方法から、研究の進め方、評価方法まで、具体的な指導で、日本での事前指導や課題研究の指導に大いに参考にさせていただいています。
    下三枚.忘れていました。今回、参加してくれたのは、Port Washington HSのほか、Lake Country Luth. HS, Horlick HSの生徒、Mike senseiの娘さんです。
     
     
     つづいて、上品なAnna Cwalina senseiによるESL, English as Second Languageの指導です。なぜ、今さら基礎の英語を?と思うなかれ、自分の英語が使えることと、複数の相手の中での英語の使い方を体感し、知識として持っているはずの英語を使えるようにするだけでなく、互いに初対面の外国人のいるグループで進めるProject workそのものの実践でもあります。この経験は、本校の設定科目である課題研究を進める上でも、同時に教員にとっても、明確な課題を出し、行動を促すという指導方法は大いに役立ちます。
    下左.CCESの窓から見たCUW構内にあるKapco 野球場、試合はWIの高校野球の決勝戦とのことです。窓にあるのは、鳥の衝突防止の型紙です。
     

    上右.昼食からは、学食でヴァニラとチョコ、2種類のアイスクリームが食べられるようになります。アイスクリームを食べていたら、ルートビアフロートを勧められた件については後日。
      
    上中.川の中まで引率するのは、実習での引率教員の常識です。
     午後は、4グループに分かれ、CCESでのwater chemistry水質分析、Milwaukee川へ移動しての、魚類、無脊椎動物、水生植物の実習を行いました。魚類調査の指導はBruce Bessert senseiの弟さん、Dr. Michael Bessert Mike senseiです。そのため、Bruce sensei、Mike senseiと記します。Mike senseiはUniversity of Wisconsin Stout の先生で、この日の合流となりました。
     校長は魚類の実習に参加しました。伊藤先生によると、昨年、他校での転倒事故と
    感電事故が相次ぎ、川での実習は救命胴衣着用となり、電気ショックを用いた綿密な魚類調査もなくなったようです。
     例年より、水かさが多いようです。野外実習の基本ですが、本校では川の中まで引率教員がつき、直接生徒の安全に注意しています。Mike senseiは、中学生(昨年は小学生)の娘さんを連れてきており、川の中でも何かと手伝いをさせているほどで、特に危険はないのですが、安全に関しては、念を入れすぎることはないでしょう。
     上右.Milwaukee川は一度汚濁(富栄養化とほぼ同じ、汚染は毒物混入等)が進んだのですが、今では、水底の植物に光が当たり、魚類の実習ができるほどに水質が回復したとのことです。水が茶色く見えるのは、主にタンニンの色かと思われますが、確認はしていません。
     野外実習の後、日本なら、たいてい、この日の実習は終わり?ですが、USAではまだ続くどころか、日本で進めてきたGroup workのPresentationです。完成度は班によって異なり、進める際に質問に来た班は高評価でした。指導した班については「指導したでしょう?」となぜかバレましたので「ほんの少し」と答えておきました。事情により、前年度からの事前研修が不十分で、人数に比しても生徒の意欲が少し低めだった点については改善の余地があると思います。ともあれ、第一の大きな課題をクリアーしました。
     Group workの注意です。1.生物名には学名が必要です。2.
    小学校の夏休みの宿題ではありません、動物園や博物館の見学報告は絶対に避けましょう。3.自動翻訳依存は絶対に避けましょう、頼った時点でプレゼンテーションはほぼ失敗決定です、もはや「自分の言葉」ではないので。生物名の場合、特に自動翻訳は避けましょう。4.読むのは、絶対に避けましょう。結局は意志が大事です。    
    下左.こちらの予想以上に自分たちで探究活動を進め、プレゼンテーションもよくできた地衣類班。
     夕方、ミシガン湖へ下る斜面にいた
    2頭?2羽?のウサギ。
     ウサギは画素数を減らしたため、判別不能と思いますが
    叢(くさむら)にいます。左の耳みたいなものはゴミです。叢:細菌叢などの用語にも使います。
     

    アメリカ 海外派遣研修報告①

     海外派遣研修で、アメリカ合衆国ウィスコンシン州 Wisconsin WI メクォン市 Mequon にあるコンコルディア大学Concordia University Wisconsin, CUWに来ています画像の画素数の削減、文短のための雑な言葉づかい、大量の後日の編集等、ご容赦ください。
     海外研修は、派遣先・必須/希望・人数・期間は様々ですが、全SSH指定校が行っています。当然、観光旅行とも、いわゆる文化交流や語学研修とも違います。本校では生徒が大学構内の学生寮に泊まり込み実習を行い、引率教員は、全日程を通じて研修に参加、大学の先生方の指導補助や生徒の指導も行います。以前の記事との重複もありますが、SSHの研修としての内容も含め、何回かに分けて紹介します。問題点についても、把握していることをJSTに示すことも重要ですので、本校のイメージダウンにならないように配慮しながら書く予定ですので、ご了承ください。

    初日7/21 金曜 出発Departure
     夏休み初日、15時、炎天下の成田空港に集合。
     今回は理数科16(例年の6~8割)普通科7(例年の約2倍)の計23人の生徒
    (例年の8割程度)と校長先生(地学専門、元千葉県立現代産業科学館館長)、英語2人、生物の私、計4人の引率です。英語2人は女性、1人はCUWとの契約手続き等を行う校長の通訳で、実際の生徒指導は校長を入れて理科2人英語1人で例年と同じです。校長は校長としての職務があり、負担(と貢献)は大きいと思います。
     事情により生徒の参加費が大幅に増えたこともありますが、人数減の主因は、今年の生徒の本校受検前、
    SSHの継続が不明で、学校説明会でも特に説明はなく、理数科でも海外研修への関心が低かったことのようです。加えて、普通科では入学後の細かい説明、一年生での生物の学習、野外実習、理数科保護者会での情報がなく、研修内容の理解が難しかったようです一方、詳細は略しますが、SSH・海外研修が本校の特に理数科の大きな魅力になってもいることの裏返しでもあります。参加希望者募集時、事情により、日程程度の本番の様子の説明しかできず、結局、事前研修や部活動との関係等の重要な研修内容の説明、参加希望者の意思確認もなかったようで英語の先生が全部通訳してくれるとの誤解も含め、普通の海外旅行や修学旅行との勘違いも見られました。実は、先にSSHの事業としての観点から、厳しい話を書いておきましたので、ご安心を。
     もっとも理数科の生徒が少ないのは、その後
    の説明をよく聞き考えた結果でもあり、研修に期待していた生徒の取止めもあるものの、必ずしも悪い面ばかりではありません。天津小湊と手賀沼の実習で感じたことですが、今年は理数科でも野外実習が苦手な生徒が多く、その点を考えた生徒が多かったと思います。考えてみれば、20人くらいで実施している他校もあり、参加者が少ない訳ではありません。また、例年通りの前年度中の班決めテーマ決めもなかったことが新年度明けに担当者が知り慌てた一幕もありましたが、意識の高い生徒の引き上げ効果が補ってくれました。旅券(パスポート)については春休み前に取得するよう教頭が呼びかけてくれ、順調に進んだようです。さて‥‥

     多くの保護者の皆様の見送りの中、17:10のANAでシカゴオヘア空港ORDへ向け出発しました。
    右に出席確認と見送の教頭先生。 恒例、集合写真。        機の頭が膨らんで見えるのは錯覚。
      
     -40~-50℃の成層圏を飛ぶ機内は、何人か例外はいますが、肌寒いほどです。
    下左.海外は初めてという生徒が多い中、すぐ落ち着くのはさすが県柏生。一番右は吹部=吹奏楽部部長。理数科の何人かは昨年の
    梶田博士の講演会を聴講。
      
    上中.離陸後、しばらくしてDinnerに。ANAのサイトでメニューをチェックしてきた生徒もいたようです。
     右.デザートに高級アイスがつきます。寒くない服装で過ごしましょう。
     
    ふと気づくと、隣席の校長が私が生徒向けに作った海外研修案内「旅の楽しみ」(部外秘)を熟読していました。生徒・保護者への配布物なので校長に事前提出しましたが、まさか、ファイルにとじて持参とは・・、良くできていると言われましたが、生徒目線の冊子なので汗顔の至りです。
    下左.例年より、だいぶ南の航路のため、白夜も氷河もデナリ(マッキンリー)山もなし、です。
     
    右.昨年はなかった夜食? エコノミークラス症候群防止のためでしょうか?
    下左.地上・・・どこかは不明ですが、ここにも人が住み暮らしがあります。
    機は東を目指します。
      
    上中.目を覚ました後、ランチ、現地時間15時過ぎにORDに着陸しました。
     右.着陸後、外気が入った瞬間に
    ペットボトルがつぶれました。別の飲料を買っておいたので、とっておかずに飲んだものです。
     着陸後、機が降機場所に着くまで15分、降機まで15分、入国まで80分と空港を出るまで、2時間弱かかりましたが、入国審査の列の先頭さえ見えなかった一昨年よりは、少しましでした。
      

    上左中.着陸時は晴れていたのに雨、もっとも屋根の下でしたので、濡れずにバスに乗れました。
     今年、現地コーディネーターの伊藤先生は体調がすぐれないとのことでお会いできず、旅行社の人と合流、CUWへ向いました。
     右.USAの渋滞は途方もない距離続きますが、車は結構流れます。
    下左.有名な遊園地を見ながら、北上、WIに入ったあたりで、中.スーパーで買い物、
      
    上右. 
    Milwaukeeの裁判所の前を通り、Mequon入り、今年は非常に多いというシカ2頭を目撃、Deer deer と叫び、CUWのCCES、Concordia Center for Environment Stewardship コンコルディア環境保全センターに到着、かなり遅い到着にも関わらず、CCES所長兼研修総監督のProfessor Bruce Bessertと大学の先生方、そしてPort Washington High Schoolほか、USAの生徒の出迎えを受けました。Prof. Bruce Bessertは、この後、Bruce senseiと記します。理由は昨年度の記事をご参照ください。
    下左.左から、USAの高校生3人、ワイルドなDinese Farrington sensei、日本での博士号もお持ちのDr. Uvidelio Castillo "Uvi" senseiとProf. Bruce Bessert。
     早速、開講式となりました。  
    中.講師の先生方の紹介、    右.英語での小野校長の挨拶。
      
     
    時差の関係で38時間あったような、機内泊のため2日目だったような初日は、学生寮の部屋に入り、終了となりました。
       
    上左.翌朝、CCES前のCanadian Geese カナダガンです。ガンと雁は同じですが、サッポロとほぼ同じ緯度にあるMequonでは、この季節に、「鳴きゆく雁」の姿が見られます。
     中・右.翌朝、研修開始。

     

    SSHニュース

    今年の英語で科学実験は備長炭電池です。
    この電池は小学校でも作るほど簡単な電池ですが、英語で説明するとなかなか用語がわからない、ということになります。科学関係の文章はほとんどの人は簡単な文章を書くので用語がわかれば理解するのは簡単です。まれに文学的に書く人もいますが。
    今回では塩化ナトリウム ナトリウムは英語ではナトリウムではありません。炭は・・・・アルミニウムはスペルではAluminiumでアルミニウムで通じそうですが、たぶんよっぽど想像力のある人、または現物を見せながらでないと通じないと思います。ニッケルなんかはネコというと通じます。
    しかし、実験が始まれば簡単なんで楽しく作り、直列にしたりして楽しんでいました。
     
     
     

    SSH科学講演会 「ロボットと共生する社会」

    平成29年6月2日(金)6、7h 千葉工業大学の先川原先生をお招きし、

    「ロボットと共生する社会」をテーマにロボットの歴史から最新のロボットまで、映像とスライドを使って、分かり易く楽しい講演をして頂きました。写真はそのときの様子です。

    講演後のアンケートでは、「もっと研究が進み、ロボットと共生する社会へ発展するといいと思った。」、

    「将来ロボット関係の仕事に就きたい。」「理科の中で物理が一番嫌いだったが、物理をもっと頑張りたいと思った。」などロボットの社会に夢が広がった講演になりました。


      


     

     
     

    SSHニュース

    5月3日(水)
    今日は東邦大学理学部にて、化学オリンピック講座の実技編でした。講師は前回と同じく、加知千裕/准教授です。前回の講義の内容も難しい内容をとても分かりやすく説明していただきうれしく思っていたのですが、今回も錯体の作成という、まず高校ではやらない内容でとても感謝でした。そして、この日の最後には中心金属と配位子の数の関係を吸光度計で測定するという方法を教えていただきました。本当に先生には感謝です。