ご挨拶

 平成30年4月1日付けで,県立柏高等学校に着任した,校長の太田恭正です。3月末までは,千葉県総合教育センターに勤務しておりました。

 2020年度には50周年を迎える,伝統校の校長を務める重責をひしひしと感じているところです。

 

 昨日,今日の2日間ではありますが,私なりに,県立柏高等学校がどのような学校かを吸収しようと努めているところです。

 昨日は,新任職員着任式,転入職員着任式・打合せ,部長・主任会議が行われましたが,学校をよくしたいと考えている前向きな先生が多いことが感じ取れました。

 部活で登校している生徒だと思いますが,必ず挨拶してくれます。これは,当たり前のことですが,当たり前のことができることは,うれしいことです。

 

 ご承知のとおり,県立柏高等学校は,平成27年度から進学指導重点校の指定を千葉県教育委員会から受けるなど,県下有数の進学校といえます。また,国からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けている学校でもあります。この事業は,国からの支援を受け,大学や研究所との連携を始め,理科数学や自然科学に関する様々な行事を行うことができます。平成23年度に2度目の指定を受け,さらに平成28年度から県下初の3度目となる指定を受けました。期間は5年間です。

 

 「校長メッセージ」のコーナーで,進学指導重点校としての取組,SSH事業でどのようなことを行っているか,などを含めて,本校の情報を中学生・保護者,地域の方々,県民の皆様に伝えていきたいと思います。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 平成30年4月3日 
  県立柏高等学校長 太田 恭正

 

お知らせ

    校長の小野 祐司です。
  平成30年3月9日に、「H29年度卒業証書授与式」を挙行しました。
  生憎の雨と風により、開始を1時間遅らせましたが、厳粛な式となりました。私は、この3月で定年退職ですので、卒業生の皆さんと一緒に卒業です。感慨深い卒業式となり、式歌にさしかかったあたりで、しんみりしました。
 式辞を掲載しますので、ご覧ください。

 ラニーニャ現象の影響なのでしょう。私たちの学び舎もしんしんと冷え込みましたが、漸く寒さも峠を超え、本日卒業される三百十九名の皆さんの晴れの門出をお祝い致します。
 ご卒業誠におめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。

 この佳き日に、ご来賓として本校「開かれた学校づくり委員会」委員長、中村一治東京理科大学特任教授様をはじめ、地元地域、学校から沢山の皆様方の御臨席を賜り、千葉県立柏高等学校「平成二十九年度卒業証書授与式」を挙行できますことは、教職員一同誠に大きな喜びです。
 ご臨席いただきました皆様に、厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。
 そして保護者の皆様。今日までの様々な出来事、特にケンカシは駅から離れており、通学路も狭く、大変ご心配であったと思いますし、健康、学業、進路選択など多くのご苦労ご心配があったことと拝察いたします。
 お子様が心身ともに大きく成長され、晴れて卒業式を迎えられましたことを、心からお慶び申し上げます。誠におめでとうございます。

   本日巣立つ普通科第四十六回、理数科第四十五回卒業生の皆さん。
 皆さんはこの三年間、「健全で、謙虚・誠実な人材の育成」という本校教育の目標のもと、真摯に学び、部活動、行事にも熱心に取り組み、そして進路実現のために精一杯努力し、今日を迎えました。今、皆さんの脳裏には、登下校風景や教室での友との語らい、あるいは様々な学校行事の思い出、部活動での楽しかったことや辛かったことなどが、次々と去来していることと思います。
 
 私は、皆さんとケンカシで生活を共にしたのは二年間ではありましたが、皆さんが合唱コンクールや黎明祭で見せてくれた熱い青春パフォーマンス、体育祭での真剣な取組、そして行事や部活動においても最上級生として全校生徒を牽引してくれた事に深い感銘を受けました。そのような皆さんの姿勢を、私は誇りに思っています。
 
 英国ロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン教授は,過去200年の推計からこれまでの人間の平均寿命80歳を見直し,「人生100年時代」を著書「LIFE SHIFT」で提唱しています。
 卒業される皆さんは、1999年、2000年生まれでしょうから厚生労働省の平均余命表を見ますと、男子は寿命まで生きるとすれば、2080年、女子は2086年ですが、100年であれば2099年、2100年となります。iPS細胞の実用化などその頃の医療や科学技術は想像もつかないくらい進歩しているでしょうから、皆さんは2100年でも元気に過ごしているでしょうし、143歳の先輩、つまり私も生きているかも知れません。
 
 また内閣府は,社会全体も狩猟社会(Society1.0),農耕社会(同2.0),工業社会(同3.0),情報社会(同4.0)に続き,サイバー(仮想)空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させた新しい人間中心の社会「Society5.0」の到来を見据え,一億総活躍社会の旗を掲げています。
 
 国連の世界人口予想2017によれば、2100年には、世界の人口1位はインド、2位中国、そして3位にはナイジェリアが進出し、東南アジア、アフリカの国々の人口が日本を追い抜き、現在の76億人は、1.5倍の112億人となると予想されています。
  従って皆さんが進む世の中は,これまで経験してこなかった劇的な変化が訪れることになると考えられます。
 
 世界の大学ランキングの話をしたことがあります。2018年版の1位は、英国のオックスフォード大学ですが、日本で1位の東京大学は46位。つい先日発表されたアジアランキングでは、5年前はトップであった東京大学が、順位を下げ8位でした。こうした結果から教育改革が加速しました。日本が、そして皆さんが進む道は厳しいものがあります。
 しかし、どのような社会にあっても重要なのはやはり「人」そのものであることに変わりはありません。先日閉幕しました冬期五輪平昌(ピョンチャン)大会では、大柄の外国人選手に比べて体格で劣る日本の選手が果敢に立ち向かう姿、大活躍する姿を見て、感慨もひとしおでした。
 道は厳しくとも、これからは若い皆さんの時代です。
 県柏生は、勉学、部活動、学校行事をとおして、「健全で謙虚そして誠実さ」を身に付けてきました。誰も見ていなくても正しいことを行う誠実さ、文化これこそ世界に伍する、大きな力であります。リーダーたる資質の一つとして大切なことであると思うのです。
 この場においでの皆さんが一歩踏み出し、世界の人たちと対話を始め、世界の若者と互角に切磋琢磨することは大切なことであります。

 いろいろ申しあげましたが、これだけは覚えておいてほしいと思います。
 皆さんがこれから生きていくときに大切にしてほしいことは、明るく、楽しく、前向きにということです。
 明るいクラス、明るい職場、楽しく勉強、楽しく仕事、そして前向きに。コップの水が半分しか残っていないと考えるのか、半分も残っているのかと考えるのでは違ってきます。前向きに考えればアイディアも出てきます。そして自分のペースで。
 明るく楽しく前向きに、自分のペースで。ATM.jp、ATM.jpです。
 そこにもうひとつ、付け加えさせて欲しい。
 皆さんは、今後ますます発言を求められるようになります。その時100%の自信をもってから手を挙げるのでは遅い時があります。何%で手をあげるのかを自分で決めておくことも必要です。そしてコミュニケーションをとおして、考えを深めていくのです。
 優秀な皆さんには、さらに前に進んで欲しいと思います。
 今日はこれを憶えて欲しいと思います。

 結びになりますが、ご来賓並びに保護者の皆様方には、これまでの本校の教育活動に対するご理解・ご協力に改めて心より感謝申し上げます。
 2020年東京オリンピックの開催年には、本校も50周年を迎えます。
 どうぞ今後とも県立柏高等学校への変わらぬご支援並びにご協力を賜りますよう、お願い申し上げ、式辞といたします。

 それでは、卒業生の皆さん、お元気で。
 皆さんの将来に幸多かれとお祈りします。

             平成三十年三月九日
                  千葉県立柏高等学校長  
                                              小野 祐司
 

お知らせ

校長の小野祐司と申します。

入学式では、希望溢れる新入生の皆さんに、次のように話をしました。

  春爛漫、大いなる夢を抱き、この晴れの場に臨まれた 普通科二百八十四名、理数科四十名の新入生の皆さん、千葉県立柏高等学校に、ご入学おめでとうございます。

  希望に溢れ、新たなスタートラインに立たれた皆さんを、心から歓迎いたします。
  この佳き日に、ご来賓として、本校「開かれた学校づくり委員会」委員長・東京理科大学特任教授 中村 一治 様をはじめ、関係の皆々様の御臨席を賜り、ここに平成二十九年度 千葉県立柏高等学校入学式を挙行できますこと、本校教職員一同大きな慶びでございます。ご臨席を賜りました皆様に、厚く御礼申し上げます。有難うございます。 
  新入生の皆さん、今日から、ここ県立柏高等学校が、皆さんの母校です。                                   
 本校は昭和四十五年(一九七〇年)に開校して以来、一万五千余名の有為な人材を送り出してまいりました。広く「ケンカシ」の愛称で知られる、県下有数の進学校です。
 本校は「健全」「謙虚」「誠実」を教育方針の柱とし「勉学、部活、学校行事」に主体的に取り組む生徒と、熱心に指導に当たる教職員が一丸となって日々、充実した教育活動を展開しています。
 昨年度の平成二十八年度から文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールの三回目の指定を受けました。未来の科学技術者の育成を目指し、理数教育のさらなる充実を目標としています。
 また、平成二十七年度からは千葉県教育委員会から「進学指導重点校」の指定を受け、生徒の皆さんの進路実現を図るべく、全ての教職員が誠心誠意取組んでいるところです。こうした本校の歴史や伝統に加えて、先進的で特色ある教育活動に、新入生の皆さん自身が積極的に取り組み、豊かな教養と人間性を培い、社会に大きく貢献する人間として成長してほしいと強く思います。

 そこで、本日めでたく「ケンカシ生」となられた皆さんに、私からひとつお話しをいたします。

 世界の大学ランキングを発表しているイギリスの教育専門誌、タイムズ・ハイヤー・エデュケーションが、先ごろ日本版の大学ランキングを発表しました。日本版では学部の教育力を重視したとのことですが、上位20校のうち1位の東京大学を始めとして、国公立大学が16校を占めました。私立では10位に早稲田大学、11位に慶応大学が入りました。

 これに先立ちこの会社は「世界大学ランキング」を発表しています。研究力を重視したということですが、日本で1位の東京大学は、アジアでは4位、世界では39位の結果でした。この会社、新聞社ですが、日本の競争力の低下に懸念を示しているということです。ちなみに世界1位は、イギリスのオックスフォード大学でした。

 重ねてですが「世界経済フォーラム」は、世界138か国の競争力を順位付けしました。1位はスイス、2位シンガポール、3位アメリカ・・と続き、日本は、8位となり、女性の社会進出が出遅れていることや技術革新に陰りがみられるとの指摘もありました。
 皆さんが生まれる前の1990年代。DVDプレーヤが世界で95%のシェアだったのが現在では20%に、液晶パネルは80%から10%に、リチウムイオン電池が95%だったのが50%に、75%のシェアを誇ったパソコンのメモリーは5%に大きく低下しました。しかし今あげたものの世界市場は大きく伸びているとのことです。

 また日本人1人当たりの名目GDPは1995年の第3位から2015年には26位となり、日本の国際的な存在感の低下があります。

 そして次のように予測している学者がいます。
 今、小学校に通う子供たちの65%は、大学卒業後今は存在していない職業に就く。今後10年から20年で47%の仕事が自動化される。2030年までには1週間に15時間働けば済む。これらは予測ではありますが、日本が国際的な存在感、競争力を回復するために、技術革新が必要不可欠なわけです。

 こういったことを背景に、社会や世界の状況を視野に入れ、自ら切り開く思考力、判断力、表現力を育成するために、高校と大学、そしてこれらを繋ぐ大学入試改革が進んでいる訳です。

 もちろん毎日の授業、部活、行事など地道な努力、活動はとっても大切なものですが、皆さんには今お話しした情勢を知ってもらうとともに、スマートフォンではなく、たくさん本を読んで勉強してもらいたいと思います。

 本校は、三年後に五十周年を迎えます。
 十周年記念の記録を紐解いてみますと、本校の創設に当たっては地元・柏市には並々ならぬ努力をしていただき、開校に至った経緯があると書かれています。本校の開設に尽力された当時の山澤諒太郎・柏市長は、本校の開校を心から喜ばれ、特別教室棟の東屋に今も威厳を示す校章を寄贈してくださったと初代の露崎校長が記録を残しています。
 柏市だけではなく、本校は地元・利根町会や富勢地区の方々にも、大変お世話になっています。県柏生の自転車通学の割合は九十八パーセントであり、通学路には、特に注意が必要な箇所も見られます。そのような状況の中、地域の方が毎日、身を粉にして交通安全指導に当たってくださっています。
このような地域の方々の想い・期待に応えるためにも、皆さんには交通ルールや自転車マナーを守ること、あいさつやきちんとした服装に努め、地域社会への奉仕や貢献も大切にしてほしいと思います。

 保護者の皆様。お子様の御入学、誠におめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。
 本日からお子様をお預かりいたします。私ども教職員全力で、生徒一人ひとりの進路実現に向け、努力してまいります。教育は生徒自らの向上しようという意欲、そして私ども教職員と保護者の皆様の協力体制があって初めて、実を結びます。高校時代は、心身の成長著しく、それだけに、人間関係や生き方についての葛藤も深まる時期です。我々教職員と保護者の皆様との連携を密にして、しっかりと子供たちを支えていきたいと思います。どうか保護者の皆様には、本校の教育に対する御理解と御協力を賜り、ご家庭でのお子様への教育とサポートを、よろしくお願いいたします。
                                   
  結びに、ご来賓の皆様をはじめご列席の皆様方の益々のご健勝とご発展、そして新入生の皆さんの、本校三年間の学校生活が心身ともに健康で、実り多きものとなるよう心から祈念し、式辞といたします。


   平成二十九年四月七日
          千葉県立柏高等学校長  
                     小野祐司

 

校長挨拶

県立現代産業科学館(市川市)から異動して参りました新校長の小野祐司です。

入学式では、希望溢れる新入生の皆さんに、次のように話をしました。

 「本校は昭和45年(1970年)に開校して以来、幾多の有為な人材を送り出してきました。平成32年(2020年)には、50周年を迎えます。

正式な校名は「千葉県立柏高等学校」ですが、広く「ケンカシ」の愛称で知られる、県下有数の進学校です。

 ケンカシは「健全」「謙虚」「誠実」を教育方針の柱とし「勉学、部活、学校行事」に主体的に取り組む生徒と、熱心に指導に当たる教職員が一丸となって日々、充実した教育活動を展開しています。

近年では、平成23年度から昨年度までの5年間、文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールの2回目の指定を受けていましたが、新たに今年度は、3回目の指定を受け、今後5年間、「未来の科学技術者」の育成を目指し、理数教育のさらなる充実をします。

また、昨年度からは千葉県教育委員会から「進学指導重点校(県内10校、東葛地区唯一)」の指定を受け、全ての教職員が本校生徒の進路実現を図るべく取組んでいるところです。

こうした歴史や伝統に加えて、先進的で特色ある教育活動に、新入生の皆さん自身が積極的に取り組み、豊かな教養と人間性を培い、社会に大きく貢献する人間として成長してほしいと強く思います。

そこで、皆さんに、これから始まる本校三年間の学校生活における「行動指針」を三つお話しします。

一つ目は「勉学に粘り強く取り組むこと」。

二つ目は「人間関係を築く力を養うこと」。

そして三つ目は「地域の中にある学校との意識をもつこと」です。

 平成27年度末の進学実績は、国公立大学の合格者33名をはじめ、難関私立大学をはじめとする私立大学等の延べ合格者数は785名を数え、現役進路決定率は実に85パーセントという実績を上げました。(新入生への話は、以下省略)」

 しかし、ケンカシ生は、勉強ばかりしているわけではもちろんありません。

 部活動の加入率は、100%を超え(兼部を含む)ますし、県大会に駒を進める選手やチームは多数に上ります。熱心に練習し、心身を鍛えています。また文化祭(黎明祭)をはじめとする体育祭、合唱コンクールなどの学校行事は、大変に盛んです。エネルギッシュです。きっと将来への大きな財産となることでしょう。

 さらに、ケンカシのもう一つの大きな特徴として、普通科のほかに理数科(千葉県内で7校)が設置されており、「サイエンスラボ(実験の基礎)」や「課題研究」(普通科でも選択可)などの科目が設置され、深い研究を進めることが可能ですし、その他の科目や海外大学での研修などの行事もたくさん用意してあります。

 まだまだ書ききれませんがケンカシは、基本的な教育環境に加えて、特色のある素晴らしい学校です。

 このような素晴らしいケンカシに勤務することができ、身の引き締まる思いです。
 どうぞよろしくお願いいたします。