校長挨拶

 

********************* 着任の挨拶 令和3年4月1日  *************************
ご挨拶

                               千葉県立柏高等学校長 鈴木 実

 

令和3年4月1日付けで、本校校長に着任した鈴木実と申します。私は、平成2年に物理科の教員として採用されてから、いくつかの高等学校に勤務いたしました。近隣では、東葛高校、小金高校の勤務経験がありますが、本校は、初めての勤務となります。

昨年度までは、千葉県から柏市への出向で中学校に2年間校長として勤務していました。

本校は、国からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定、千葉県教育委員会から進学指導重点校の指定を受けている学校として成長してきました。また、昨年度は創立50周年を迎え、ますます発展している学校として地域から信頼を得ております。

 

本校の教育方針である「健全、謙虚、誠実な人材の育成」のもと、勉学、部活動、学校行事等、何事にも前向きに取り組む生徒が多いと聞いております。本校での三年間で、「確かな学力」、「リーダーシップ」、「探究し伝える力」を身に付けた生徒を育成し、世に多くの有為な人材を送り出したいと思います。

 


********************* 入学式式辞 令和3年4月7日 ************************

式辞

大地に生命の萌え出づる春、この佳き日に、令和三年度、千葉県立柏高等学校入学式を挙行できますことは、本校教職員一同大きな慶びとするところであります。

 ただ今、呼名され入学許可を受けた三百二十名の皆さん、「ご入学おめでとうございます」。まさに今、皆さんは。本校の生徒となりました。

 これから始まるケンカシでの高校生活に、希望に満ち溢れ新たなスタートに立った皆さんを、心から歓迎いたします。

 本校は昭和四十五年四月創立以来、一万六千人を超える卒業生を世に送り出し、国内外の様々な分野で活躍する秀逸な人材を輩出してきた県下でも有数の進学校です。昨年十一月には、創立五十周年記念式典を挙行いたしました。

 本校は、「健全」「謙虚」「誠実」という学びのための基本姿勢を教育方針の柱とし「勉学や部活動、学校行事」に主体的・積極的に取り組む生徒と熱心に指導に当たる教職員とが一つとなって充実した教育活動を日々展開しています。

 平成十六年度からは、三期十五年に渡って文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、未来の日本を支える優れた科学技術者の育成を目指し、理数科教育のさらなる充実を実践してまいりました。

 そして平成二十七年度からは千葉県教育委員会から進学指導重点校にも指定され、本校生徒の進学指導に、より一層の充実を図り、進学実績の進展を果たしているところであります。

 このような本校の歴史や伝統に加えて、ICT機器の導入や先進的で特色ある授業形態に、新入生の皆さんが積極的に取り組み、豊かな教養と人間性を培い、広く社会に貢献できる人間として逞しく成長することを期待しています。

 それでは、皆さんに、これから始まる三年間の高校生活における「行動指針」の中で、特に三つの事をお話しいたします。

 まず、一つ目は「勉学に粘り強く取り組むこと。自分なりの強みを見出し磨くこと」です。高校生活においては、勉学が一番の中心柱です。本校では、生徒一人ひとりが真剣に授業に臨み、本校教師はそれに応えるべく質の高い授業の実践に向けて日々研鑽を重ねています。この三月の卒業生三百二十二名の進路は、国公立大学へ三十六名、私立大学へ二百三十五名であり、現役での進学決定率は八十六パーセントを超え、残りの十四パーセントは次年度の受験に向けて勉学にいそしんでいます。

 皆さんは、まず何よりも本校での授業を通して、自分の頭で物事を考え、事象の本質を捉え、諸問題を解決していく能力を養い、そして「自分の考えを伝える力」や、「問題を解決するまでやり抜く忍耐力」を身に付けてほしいと思います。本校の授業は中学校までとは異なり、大学へ繋がる内容となり、専門的で高度になります。中学校までのやり方では、通用せず、さらなる向上は望めません。幅広く、かつ「粘り強く深く学ぶこと」で、自分が進むべき進路が見えてくるものです。皆さんには、是非とも、全ての授業に集中して取り組むとともに、自分なりの強みを身につけてもらいたいと思います。

 二つ目は、人間関係を築く力を養うことについてです。人間個々の能力は、他者からの刺激や影響を受けて磨き上げられていくものであり、友人や仲間と関わることで、よりよい人間関係を築く力やコミュニケーション力も身に付いてきます。

本校には、多才な能力をもつ仲間がクラスに沢山おります。また、部活動や学校行事がとても盛んに行われています。そうした環境の中で、お互いを高め合い、他者の立場や事情を推し量って行動し、相互にプラスの影響を与え会うような人になってもらいたいと思います。

そして、さらには学校内に留まらずに、国内外の大学や企業、研究所等々、自分と国や年代の異なる人たちとも積極的に関わりをもち、成長してほしいと願っています。

 最後に、三つ目には、「奉仕の心、思いやりの心」を持つことです。挨拶やきちんとした服装に努め、地域社会への貢献も忘れないでほしいと思います。

皆さんは、「一隅を照らす」という言葉を知っていますか。「一隅を照らす」とは、天台宗比叡山を開いた最澄の言葉です。人々がそれぞれに全力を尽くすことによって社会全体が明るく照らされるということ。

自己のためばかりではなく社会全体の幸福のために、人の痛みがわかる人、人の喜びが素直に喜べる人、人に対して優しさや思いやりがもてる人こそ国の宝であること。

そして本来の自分を受け入れ、自分の強みや特性を活かし、自分自身がまず光り輝くことで周囲を明るく照らす光となること。その光は、優しさや温かさとなって伝搬していくと説いています。

不安と心配が絶えない新型コロナ感染症もいずれは収束し、苦難は去ることでしょう。その日のために明るさを失わず生き生きと前向きに過ごしていただきたいと思います。

千二百年前の言葉でありますが今に続く言葉だと思います。そして、皆さん一人一人が「一隅を照らす」存在になってほしいと思います。 

結びとなりますが、本日、ご臨席いただきました保護者の皆様、お子様の御入学、誠におめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。本日からお子様をお預かりし、生徒一人ひとりの理想とする進路実現に向け、努めてまいります。

教育は生徒自らの向上しようという意欲と、私ども教職員と保護者の皆様の協力体制があってこそ、より効果的な成果を上げ、実を結ぶことができます。また、高校時代は、心身の成長も著しく、それだけに、人間関係や生き方についての葛藤も深まる時期でもあります。学校と保護者の皆様との信頼と連携を大切にし、しっかりとお子様を指導してまいりたいと思います。

 保護者の皆様には、本校の教育に対する御理解と御協力を賜り、御家庭でのお子様への支援と見守りを、よろしくお願い申し上げます。

 新入生の皆さんの、本校三年間の学校生活が心身ともに健康で、実り多きものとなるよう祈念し、式辞といたします。

 

令和三年四月七日

           

     千葉県立柏高等学校長 鈴木 



 

********************* 始業式式辞 令和3年4月6日************************

 皆さん、おはようございます。私は、この4月に着任した校長の鈴木実と申します。皆さんと会う日を楽しみにしていましたが、昨年度に引き続き新型コロナウイルス感染防止対策を講じながらの始業式となり、このように放送での形となってしまいました。お互いに顔を見ることもできず残念なことですが、廊下やグラウンドで見たことがない眼鏡をかけている人を見たら、もしかしたら新しい校長かなと思って挨拶をしてもらうと大変うれしいです。

私は、もともと高校の物理の教員として採用され、生徒と共に物理を学んできましたが、千葉県教育委員会や文部科学省で勤務したり、この3月までの2年間は、柏市内の中学校にも勤務していました。そして、この4月に久しぶりに高校に戻ってまいりました。

さて、正門横の桜が咲いていますが、登校する時、気づきましたか?

今年は桜の開花が10日ほど早く、そろそろ終わりに近づいていますが、このような季節の移り変わりを感じ、春の光や風を感じ、ちょっとした変化に気づくと、心が豊になります。

さて、本日から新年度が始まり、学年が1つ上がりましたが、何か、目標や計画はできていますか。「終わってしまうとあっという間」とよく言われる長期休業ですが、やはり予想どおり、あっという間に終わってしまったのではないでしょうか。春休み中は何をしていましたか?

もっと優先すべきことがあったにもかかわらず、スマホで無用な時間を費やしたりしなかったでしょうか、時間は有限であり一人ひとりに平等に与えられた貴重なものです。

2年生は、1年間の高校生活を終え、中心学年となります。学業をはじめ部活動や行事など、大いに活躍して、有意義な高校生活をおくってください。

3年生は、最終学年となり、学校のリーダー的な存在となりますが、進路決定の大事な年でもあります。日々の学習をより大切にし、高校生活の最高学年として、充実した1年になるよう、それぞれの目標に向かって研鑽を積んでください。
 イギリスの詩人テニソンは、「大いなる希望が人間をつくる。」と述べています。人は、どのような希望を持つかで、日々の行動が変わり、その人の人生や生き方が変わってきます。昨年度は、コロナ感染拡大防止の観点から、我慢することが多い年になってしましました。本年度も、未だ収束の兆しが見えないままスタートとなりましたが、感染防止対策を十分、ほどこしつつも、明るい未来に向けて準備を進めてください。

過去は変えられなくとも、未来はいくらでも変えられる力強いケンカシ生であって欲しいと願っています。私も、応援しています。

以上、始業式の式辞といたします。