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磯辺高校校章  千葉県立磯辺高等学校
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日誌

校長から
2019/07/19

令和元年度第1学期終業式

| by izk
令和元年度第1学期 終業式式辞
令和元年7月19日
おはようございます。1学期はみなさんにとってどうだったでしょうか。
今学期は平成31年度で始まり、時代が変わり令和元年度となりました。落ち着いた新しい時代の始まりと思っていたら、関東では梅雨の長雨が続いている状態です。早く梅雨明けになるといいですね。
皆さんは谷川俊太郎氏を知っていますか。詩人、翻訳家として有名です。赤塚不二夫氏はどうですか。既に亡くなりましたが、漫画家で特に「おそ松さん」は見たことがあるのではないでしょうか。この2人のコラボメッセージとなっている詩を朗読します。何かを感じ取ってもらえれば幸いです。
谷川俊太郎氏の「エトセトラ リミックス」という本に収録されています。

「心(本当の自分)と頭(日常の自分)」
自分ト フタリッキリデ 暮ラスノダ
自分ノパンツハ 自分デ洗ウノダ
自分ハ 自分ヲ尊敬シテイルカラ
ソレクライ ナンデモナイノダ
(中略)
ソレホド自分ハ スバラシイノダ

心と頭は共存しています。つまり、「本当の自分」と「日常を生きている自分」は共存しています。
そして、自分は自分が好きです。それを忘れてはいないでしょうか。
それを思い出すのだ。

9月2日は元気に会いましょう。

*式では全て朗読しましたが、著作権上、引用とし(中略)としました。校長

10:33
2019/03/25

平成30年度第3学期終業式式辞

| by izk
平成30年度 第3学期 終業式式辞
 皆さん、おはようございます。いよいよ今日で今の学年も終わりですね。
 1年生として、また、2年生としてこの1年はどうでしたか。
 さて、今日は、2つお話しします。

 1つ目は、命を大切にしてもらいたい。
 皆さんが授業や部活動で頑張っている姿をよく見かけます。それぞれが希望の大学に進もうとか、ブロック予選を勝って県大会に出場しようとか、それぞれの目標を持って努力していますね。これからも自分を大切にして、目標を向かって頑張りましょう。応援しています。
 しかし、大きな危険が皆さんに近づいていることに皆さん自身気がついているでしょうか。本校の9割の生徒が通学に自転車を使っています。昨年9月にスタントマンによる交通安全教室で自転車事故について学びました。にもかかわらず、イヤホンで音楽聞きながらの運転、傘さし運転をしている人がいます。事故を起こしたら、どうなるかわかっているのでしょうか。大きな事故になると、一瞬で自分の命、他人の命、家族の生活まで失うなど、自分だけでなく、周りの多くの人を不幸に巻き込むことになり、自分の道は閉ざされてしまいます。考え直して今日からやめてください。自分の命を守るとともに、他の人の命をも大切にしてください。

 2つ目は、読書についてです。
 高校生の2018年の読書量は、月平均1.3冊、月に1冊も読まない生徒は55.8%でした。本を読まない理由は、他の活動等で時間がなかったから、他にしたいことがあったから、ふだんから本を読まないから がありました。
 これについて皆さんはどう思いますか。私もそうだという人、そのままでいいのでしょうか。せっかくのチャンス、貴重情報を得る、感動する、自分の隠れた能力を見つけるとか、を逃していることに気が付いているでしょうか。
 本を読むことから離れていると文字を追いかけることが面倒になっていくことがあります。ですから、日ごろから、本を読むことをしていないとさらに読めなくなってしまいます。
 皆さんの多くは本を読むことに最初から最後までしっかり読まないといけないと思っていませんか。つまり精読ですね。私は超乱読を勧めます。これは、私が作った言葉ですが、1段階、題名、目次を見ます。2段階、目次で興味を持った章を読んでみます。3段階、まえがきをざっと眺めます。ここまで、気に入ったら借りるか買うかして乱読します。試してみてください。
 皆さんは、教養ある人とない人だったら、どちらの人の話が聞きたいですか。一緒に仕事をしていくとしたら、どちらの人がいいですか。付き合っていくとしたらどちらの人がいいですか。本以外でも教養を付けることができますが、本ならば手軽に身につけることができるでしょう。今日、皆さんに齋藤孝氏の「読書する人だけがたどりつける場所」を推薦します。図書室にあります。この中には、本の読み方がわかりやすく、目的別に書かれています。気になったところを摘まんで読んでみるとよいでしょう。気に入ったら、買って手元に置いてじっくり読んでみてください。得るものは多いはずです。

 2年生はすでに卒業まで1年を切りました。残った時間を大切に有効に使ってください。焦ってはだめです。しっかり計画を立て頑張りましょう。勉強の合間に5分でも、10分でも本を読む時間を取ってみてください。頭の切り替えにもなります。
 1年生は自分の進路が決まりましたか。進路を考える上で、情報が必要になります。気になった進路は本で調べてしっかり読んでみることを勧めます。ネットを頼りすぎるとそこには、フェイク情報が隠れていたりします。気を付けましょう。

 では、4月8日始業式では、元気に会いましょう。

09:00
2018/07/20

1学期終業式式辞

| by izk
平成30年度第1学期 終業式式辞
 おはようございます。
 最初に、6月終わりから7月上旬にかけての西日本豪雨では、200名を越える方が亡くなりました。哀悼の意を表します。
 土石流などにより家が崩壊し、今だに避難生活を強いられている多くの方がいます。 また、この暑さの中、町や家に流れ込んだ土石やごみを取り除いている方々がいます。このような時、自分ができることで地域の方々を応援していきたいと思います。
 今回の報道を見ていると、ある市が作ったハザードマップが被害とほとんど一致しているという報告もありました。一度、自分の住んでいる地域のハザードマップを確認しておくことを勧めます。

 さて、話を移します。
 今日で今年度の3分の1が終わります。みなさんにとって1学期はどうだったでしょうか。新しいクラスになり、新しい友達と出会い、勉強・部活動、校外学習・体育大会などいろいろな思い出ができたと思います。

 今日は、「読む力」、「国語の力」に関わる2冊の本を紹介します。
①「AI VS 教科書が読めない子どもたち」新井紀子(あらいのりこ)著
②「こどもの頭がグンと良くなる!国語の力」出口汪(でぐちひろし)著
ともに図書館にあります。

 一冊目の「AI VS…」の著者は、女性数学者であり、国立情報学研究所教授でもある方です。皆さんは「東ロボくん」プロジェクトを知っていますか。「人工知能AIは東大に合格できるか」の実験です。新井氏はこのプロジェクトを進めていた方で、この本の中で、今のAIでは東大合格は難しいと言われています。
 今、AIにより世界に劇的な変化が来ることが言われていますが、そのAIには得意と苦手とすることがあります。大量のデータの中から条件に合うものを探すことは得意ですが、文章を理解するのはまだまだ苦手です。そこで、人間がAIをうまく使いこなすためには、AIを万能と考えず、できる事できない事を把握し、人間の強みを出していくことが必要です。その強みとは、書かれた文章をしっかり理解する力です。
 新たな知識やスキルを学ぶためには、教科書や参考書を読んで正しく理解するための読む力が何より大切になります。本の中に、読む力をチェックする簡単なテストがありますので、試してみてください。
 また、著者である新井氏の講演の動画をYoutubeが公開していますので、見てみてください。検索語は「TED」、「新井」、「Youtube」です。

 次に、2冊目の「国語の力」ですが、出口氏の本を探していたら、この本が図書室で見つかりました。
 これは、小学生の子どもを持つ親に向けて書かれたものです。小単元が2,3ページの漫画で始まり、5,6ページの説明となっているので非常に読みやすく、1~2時間で読めます。
 親向けですが、高校生の皆さん、特に自分の意見を話す、書くということが少し苦手な人にはお勧めです。
 内容を2つ紹介すると「論理力」では、「算数の場合、論理力のある子どもは、文章を落ち着いてしっかり読み進めます。そして、それを数式に置き換え、先を予想しながら計算します。ですから、途中で計算間違いをしても、すぐにこんなはずはないと気が付くのです。」
 「暗記」では、「そもそも記憶するとはどういうことでしょうか?それは、知識を理解して定着させるということです。」とあり、記憶を定着させるポイント3つをあげています。
 
 今日は図書館にある2冊の本を紹介しました。
 なぜ、この2冊をお話ししたかというと、今、本の読み方を学ぶ時期だと考えるからです。私は高校の時、評論文の読み方、数学の教科書の読み方を学びました。
 みなさんも、小学校、中学校と本を読むことをやってきたと思いますが、成長とともに内容は難しくなってきています。今、ここで高校生としての読み方、そして大人になってからも役立つ読み方を身に付け行くことが大切です。まずは、優しい、読みやすい本から始めて、様々な本に挑戦してみてください。
 それには、先の2冊は役立ちます。

 7月末までは暑い日が続きそうです。熱中症に十分気を付けて、元気で計画的に44日間過ごし、9月3日には皆さんの成長した姿を見せてください。


11:40