磯辺高校校章疾風怒濤  朝考夕省
千葉県立磯辺高等学校
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日誌

校長から
2018/07/20

1学期終業式式辞

| by izk
平成30年度第1学期 終業式式辞
 おはようございます。
 最初に、6月終わりから7月上旬にかけての西日本豪雨では、200名を越える方が亡くなりました。哀悼の意を表します。
 土石流などにより家が崩壊し、今だに避難生活を強いられている多くの方がいます。 また、この暑さの中、町や家に流れ込んだ土石やごみを取り除いている方々がいます。このような時、自分ができることで地域の方々を応援していきたいと思います。
 今回の報道を見ていると、ある市が作ったハザードマップが被害とほとんど一致しているという報告もありました。一度、自分の住んでいる地域のハザードマップを確認しておくことを勧めます。

 さて、話を移します。
 今日で今年度の3分の1が終わります。みなさんにとって1学期はどうだったでしょうか。新しいクラスになり、新しい友達と出会い、勉強・部活動、校外学習・体育大会などいろいろな思い出ができたと思います。

 今日は、「読む力」、「国語の力」に関わる2冊の本を紹介します。
①「AI VS 教科書が読めない子どもたち」新井紀子(あらいのりこ)著
②「こどもの頭がグンと良くなる!国語の力」出口汪(でぐちひろし)著
ともに図書館にあります。

 一冊目の「AI VS…」の著者は、女性数学者であり、国立情報学研究所教授でもある方です。皆さんは「東ロボくん」プロジェクトを知っていますか。「人工知能AIは東大に合格できるか」の実験です。新井氏はこのプロジェクトを進めていた方で、この本の中で、今のAIでは東大合格は難しいと言われています。
 今、AIにより世界に劇的な変化が来ることが言われていますが、そのAIには得意と苦手とすることがあります。大量のデータの中から条件に合うものを探すことは得意ですが、文章を理解するのはまだまだ苦手です。そこで、人間がAIをうまく使いこなすためには、AIを万能と考えず、できる事できない事を把握し、人間の強みを出していくことが必要です。その強みとは、書かれた文章をしっかり理解する力です。
 新たな知識やスキルを学ぶためには、教科書や参考書を読んで正しく理解するための読む力が何より大切になります。本の中に、読む力をチェックする簡単なテストがありますので、試してみてください。
 また、著者である新井氏の講演の動画をYoutubeが公開していますので、見てみてください。検索語は「TED」、「新井」、「Youtube」です。

 次に、2冊目の「国語の力」ですが、出口氏の本を探していたら、この本が図書室で見つかりました。
 これは、小学生の子どもを持つ親に向けて書かれたものです。小単元が2,3ページの漫画で始まり、5,6ページの説明となっているので非常に読みやすく、1~2時間で読めます。
 親向けですが、高校生の皆さん、特に自分の意見を話す、書くということが少し苦手な人にはお勧めです。
 内容を2つ紹介すると「論理力」では、「算数の場合、論理力のある子どもは、文章を落ち着いてしっかり読み進めます。そして、それを数式に置き換え、先を予想しながら計算します。ですから、途中で計算間違いをしても、すぐにこんなはずはないと気が付くのです。」
 「暗記」では、「そもそも記憶するとはどういうことでしょうか?それは、知識を理解して定着させるということです。」とあり、記憶を定着させるポイント3つをあげています。
 
 今日は図書館にある2冊の本を紹介しました。
 なぜ、この2冊をお話ししたかというと、今、本の読み方を学ぶ時期だと考えるからです。私は高校の時、評論文の読み方、数学の教科書の読み方を学びました。
 みなさんも、小学校、中学校と本を読むことをやってきたと思いますが、成長とともに内容は難しくなってきています。今、ここで高校生としての読み方、そして大人になってからも役立つ読み方を身に付け行くことが大切です。まずは、優しい、読みやすい本から始めて、様々な本に挑戦してみてください。
 それには、先の2冊は役立ちます。

 7月末までは暑い日が続きそうです。熱中症に十分気を付けて、元気で計画的に44日間過ごし、9月3日には皆さんの成長した姿を見せてください。


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