令和4年度 京都大学説明会
主催 進路指導部
6月2日(木)16:00より、京都大学説明会が実施された。
実施会場である第一会議室にて、全学年の生徒たちがオンライン形式で視聴した。また、YouTubeにて限定配信されており、たくさんの方々が視聴されたことと思う。内容は以下のとおり。
第一部 京都大学の概要と入試について
講師 京都大学教育推進・学生支援部入試企画課・主任専門業務職員 西谷 健司様
第二部 京都大学工学部に在籍している本校卒業生による説明
第一部では、「京都大学とは」「京都大学の教育」「京都大学の学生生活」「京都大学の入試について」の4テーマで50分ほどご講演いただいた。特に東京大学と比較することで京都大学を紹介していただいた。官僚を育てる東京大学に対して、京都大学は研究者を育てることを目的につくられたため、自由な学風の研究型大学であるとのこと。そのため入試で求められる力は、東京大学のスピード重視で頭の回転の良さを見るための入試に対して、京都大学はじっくりと考え、粘り強い思考力が問われる問題の傾向にあると教えていただいた。
また、京都大学の特徴的な教育として、学部の枠を超えて学べたり、最先端の研究を行っている教員から研究について少人数で学んだりできるILASセミナーなどを紹介いただいた。
学生生活については、学校周辺の家賃が安く、通学が近距離になるため、自転車の人も多く、意外と生活費が高くはならないとのこと。
入試では一般選抜においての特徴は、文系は数学、理系は国語も必要になることなどを挙げられていた。
本校の生徒でも京都大学と東京大学を志望校として比べる生徒も多いため、非常に参考になった。
第二部では、工学部2年生の本校卒業生が、今回のために大学の先生や友人に事前に聞いておいた内容も交えて話をしてくれた。高校生の時の自分や友人の志望校決定を振返ると、まだその大学が決まっていなければ、東京大学や京都大学など難しい大学を志望し、チャレンジしていくと本当に叶うとのこと。
入試対策については、2名の先生方に伺った話だと、どの分野でも本質の理解が大事であることや教科書の本文だけでなく発展的な内容も学ぶべきとのことであった。また、多くの友人の入試の実際の得点を参考として紹介してくれた。
さらに、現役の高校生に学年別のアドバイスをしてくれた。1年生向けには「学校生活を楽しむこと。定期考査を大切に。クラス順位1ケタ。英単語をコツコツと。」、2年生向けには「中だるみしがち。3年生はみんながんばるから、差をつけるなら今。」とのこと。3年生向けには大学の文系、理系のそれぞれの分野の友人から預かったアドバイスも紹介してもらった。
船高OBからの学生ならではの話だったり、大学の先生に聞いた話、文系理系両方の大学の友人からの話もあったりと、在校生には参考にも励みにもなったと思われる。


