今回は奨励賞を受賞した柳生俊晃さんから研究の概要と感想を寄せてもらいました。
(課題研究の概要)
僕は幼少期からけん玉を習ってきて,「糸を引くことで玉が回転する」と教わりました。しかし,なぜ回転するのか,どれだけの力が必要かということが分からず疑問を持ち,また,感覚的・職人的な技を一般化するために実験を行いました。今回は「ふりけん」という技に着目し,糸を引く検証を重ね,最も回転しやすい位置を提案できました。
(感想)
思いがけない受賞に非常に驚いたのと同時に畏れ多さを感じました。より一層研究活動に尽力しなければと身の引き締まる思いがしました。部活動の県大会が延期となって,半分飛び入り参加となり,原稿もない中で不安であったものの,自分の研究を信じて発表できたと思います。また,発表を通して,世界で広がりつつあるけん玉の文化の奥深さや楽しさをより多くの方に知っていただけたら嬉しいです。研究のサポートをしてくださった先生方や友達に感謝を申し上げます。