お知らせ
県立船橋高校SSHに関するQ&A
学校説明会などで中学生・保護者の皆様から寄せられる質問を中心に掲載しています。

Q. 探究カリキュラムと探究プログラムとありますが,違いは何ですか。
A. 船橋高校SSHでは,正課授業として年間を通して実施する取組を探究カリキュラム,その他の取組を探究プログラムと呼んでいます。探究カリキュラムに相当するのは、理数科ではSS理数探究I・IIを始めとするSS科目、普通科ではSS情報探究や総合的な探究の時間です。ただし,探究学習はこれら探究科目だけで終わるものではなく,その他の科目を始めとするさまざまな学習活動と連携・連動します。

 探究プログラムに相当するのは,SS講演会,SS講座,SS出張授業,部活動振興,海外研修,地域連携などで,主に課外活動として実施します。

Q.SSHに関して、理数科と普通科の違いは何ですか。
A.理数科の大きな特徴は、課題研究や野外実習、多くの理数科目を探究カリキュラム(正課)として実施していることです。理数科に入学すると、これらの科目を全て必修授業として履修します。また、探究プログラムは希望者が対象ですが、自ずと理数科生徒の参加率が高くなっています。理数科は、本校SSHの主対象として長年の実施実績があり、SSHのメリットを最大限活用することができます。
 普通科は、SS情報探究等において幅広い分野に関する探究学習を行います。希望すれば、テーマ探究Ⅱ(2年生)において、本格的な課題研究に取り組むこともできます。また、SS講座や台湾研修など、ほぼ全ての探究プログラムに参加できます。

Q.課題研究(理数探究や普通科テーマ探究)では、自分の好きなテーマを研究できますか。
A.研究においてテーマ設定はとても重要なので、生徒と指導教員で相談しながら、時間をかけて決めていきます。もちろん、生徒の希望は最大限尊重されます。毎年多様なテーマが設定されています。

Q.難しすぎて、ついていけなくなる心配はありませんか。
A.SSHの目的は、むやみに難しいことをつめ込むことではありません。自分の力でじっくりと探究する面白さを感じてもらうこと、そのための基礎力を身に付けてもらうことが目的です。好奇心とやる気があれば大丈夫です。

Q.理系大学への進学志望です。そのための受験勉強と探究学習が両立できるか不安です。
A.進学指導重点校である船橋高校は、普通科・理数科ともに進学準備のことも当然重視しているので、心配ありません。
 そもそも、探究学習と進学準備は別々の学習ではなく、表裏一体の関係にあります。探究学習により、学問・研究の面白さをより深く実感でき、進学・キャリア意識の向上にもつながります。そして何より、将来大きくのびる力(探究心と探究力)を身に付けることができます。近年の教育改革では探究学習がますます重視され、大学入試においてもこの点が重視されるようになってきました。今後は進学準備という観点でも、探究学習は欠かせません。

Q.SSHと部活動は両立できますか。
A.理数科、SSHだからといって、部活動の入部制限等はありません。
 確かに両立は「ラク」ではないかも知れません。特に理数科では両者の忙しい時期が重なることもあり、時間の使い方に工夫が必要になります。しかし、先輩たちは皆、それを乗り越え、大きく成長してきました。船高SSHで、「ラク」ではないけれど、「充実」した「楽しい」高校生活を送りませんか。

Q.SSHによる海外研修ではどんなことをするのですか。
A.船橋高校SSHでは平成24年から台湾にて海外研修を実施しています。希望者30名程度(理数科2年生および普通科2年生)が冬休みに4泊5日程度で台湾を訪れます。現地高校生と英語で研究発表やディスカッションを行うことを目的に、3箇所程度を訪問します。国内で専門家によるトレーニングを行うなど、十分な事前学習を行って臨むので、現段階で英語コミュニケーションが苦手な生徒でも大丈夫です。

Q.理数科は3年間クラス替えがないと聞き、少し不安なのですが。
A.3年間という長い時間をともに過ごし、また課題研究や野外実習など、理数科ならではの共通体験もあるおかげで、例年、理数科の生徒たちの間には強い絆が生まれます。一方、学校行事や部活動は普通科と共通なので、交友範囲が狭くなるということもありません。学校生活の関して特に心配は不要と思われます。詳しくは学校説明会等で関係職員や生徒におたずねください。
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