本日は、冬休み前の全校集会を放送で実施しました。
【全校集会での講話】
今年は昨年よりも色々なことができた一年だったとは思いますが、コロナ禍で、学習面や部活動、そして学校行事の面でも様々な制約をしなければなりませんでした。それでも様々な部活動が県大会出場を決めたり、吹奏楽部については東関東大会まで出場するなど成果を上げてくれました。また、生徒会を中心に開催した文化祭の発表は充実したものになりました。本当に生徒の皆さんはこの一年頑張ってくれました。
勉強の面ではどうでしょうか?
いわゆる「ビリギャル」で有名となった坪田信貴さんは、学年ビリのギャルが慶應義塾大学に合格できたのは、「もともと才能があったから」とか「地アタマがよかったから」だと言われることが多いが、方法を間違わなければ、誰でも必ず成長できると言っています。
また、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授の調査によれば、ビジネスで成功した人の成功の決め手となった出来事のうち8割は本人が予想しない偶然、例えば偶然の出会いや予想しなかった幸運にあったとのことです。
つまり、どんなに事前に計画を立てても、成功するかどうかは偶然によるということです。ただし、何もしなければ成功は得られません。偶然起きた出来事に対して、一回一回自己のベストを尽くしてこそ次のチャンスが訪れるものです。そして人間は成功するとさらにやる気が出ます。ですから、目の前のことに集中して、自己のベストを尽くす習慣を身に付けることが成功の秘訣だということです。
勉強でも何でもそうですが、間違った方向に努力をしても成果は上がりません。正しい努力が肝心です。先ほどの坪田さんによれば、正しい努力の秘訣は2つだそうです。一つは、師匠を探すこと、もう一つは、完コピすることだそうです。
皆さんの「可能性は無限大」です。高校3年間での経験は、その人の人生の土台となることが多いのですが、それは、人生の内で最も体力があり、最も知を吸収出来て、最も感性が輝く時期が高校時代だからです。明日からの2週間の冬休みにはもう一度、自分自身が目指していること、将来の夢などを見つめなおす機会を作ってください。
最後にもう一つ皆さんにお願いがあります。船橋啓明高等学校を、楽しく、学びがいのある、一人一人が成長できる学校にしていきましょう。そのためには、日頃の明るい「あいさつ」や前向きな言葉が必要です。「良い言葉」が「良い行動」を生み、繰り返される「良い行動」がやがて「良い習慣」となります。日頃の積み重ねを大切にしていきましょう。
また、1月7日には、元気な姿の皆さんと会えることを望んでいます。以上。