菅義偉首相は7日、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に新型コロナ特別措置法に基づく緊急事態を宣言しました。期間は1/8から2/7までとし、「何としても感染拡大を食い止め減少傾向に転じさせる。1か月後には必ず事態を改善させる。」との強い決意を表明しました。
これを受け、森田知事も「今回がラストチャンス」と強調し、県民にコロナ収束への協力を呼びかけました。
本校も、県教育委員会の通知を受け、「学びを止めない」を原則としつつも感染症対策を見直し、「朝練習停止等による登校時間の配慮」「マスク着用ルールの強化」「教室の常時換気の徹底」「生徒が近距離で活動する教育活動を行わない」「昼食時は自席で前を向いて食べるよう指導」「部活動は放課後90分程度とし、6時完全下校の徹底」などの対策に取り組んでまいります。
「1月の本紹介」
①「本日は、お日柄もよく」 原田 マハ、徳間書店、2010年
WOWOWでドラマ化された小説で、言葉を生業とする「スピーチライター」の矜持は、生徒に夢と希望を与えるべき教員にも大変参考になるものでした。自分を変えたい、世の中を変えたいと思っているあなたの背中を押すことができる言葉を物語から探してみてください。
②「クロカネの道をゆく 「鉄道の父」と呼ばれた男」
江上 剛、PHP文芸文庫、2020年
幕末、国禁を犯して渡英した長州藩士の一人である「井上勝」の半生を描いた小説。尊王攘夷の嵐が吹き荒れる中、明治維新後の藩閥政治の権力闘争の中、ただ一心に日本の発展のため「鉄道」の敷設に尽力した直情的な生きざまは、時として上司ともぶつかったが、最後までぶれることがなかった。ぜひ、参考にしてもらいたい。
③「人間チャーチルからのメッセージ」 松本 正、小学館スクウェア、2017年
チャーチルは天才政治家ではなく、短期的な政策では多くの失敗をし、5回も選挙で落選した。しかしながら、何度失敗しても成功するまで困難な道を進み、それを克服していった。何よりも彼の功績は、英首相として、何度もドイツ軍による空襲の被害を受けながらも、ナチスのヒトラーとの戦争に勝利したことであろう。先行きの見えない不安な時代に生きる我々にとって、特に、自国の利益最優先の排外主義が広がる現代において、二度と戦争を起こさないために、彼の言動から学ぶべきものが多いのではないか。
「千葉県内の新型コロナ感染者数」1月7日午後8時現在(千葉日報より)
市町村名 | 感染者数(前日比) | 市町村名等 | 感染者数(前日比) |
千葉市 | 1847人(+47) | 柏市 | 1043人(+45) |
船橋市 | 1839人(+47) | 八千代市 | 503人(+36) |
市川市 | 1280人(+38) | その他の市町村 | 5158人(+204) |
松戸市 | 1228人(+33) | 県内合計 | 12898人(+450) |