日誌

学校長

学校長あいさつ

今年度4月1日に着任しました松田厚です。

本校は、昭和6年に開校し令和3年に90周年を迎えた本県唯一の単独で聴覚障害の幼児児童生徒を教育する特別支援学校です。今年度は幼稚部21名、小学部30名、中学部23名、高等部本科38名、高等部専攻科2名の計114名(令和5年4月1日現在)でスタートしました。

学校目標である「豊かな心、確かな学力、しなやかな体を育み、社会をよりよく生き抜く子どもの育成」を目指して、乳幼児教育相談から幼稚部での早期教育、小・中・高等部(専攻科)の一貫した教育内容・方法の充実を図るとともに、各学部と寄宿舎との連携を深めています。各学部においては、共生社会の中でよりよく生きる力を育てるために、教科等の指導、交流及び共同学習、学校行事、部活動等、全ての教育活動において、情報補償をしながら発達段階等に応じた指導を行っています。

中学部から参加する部活動は、野球、バレーボール、卓球、陸上、文化があり、どの部においても全国で上位の成績を修めるなど精力的に活動し、子供たちの自信や人間力を高めています。

また、聴覚障害教育のセンター的機能を担うため支援部を設置し、「きこえとことばの相談支援センター」として聴覚障害教育を総合的に担う学校としての役割を担っています。

さらに支援部では、小・中学校に在籍する聴覚障害の児童生徒を対象とした「通級による指導」や、平成23年から県内の全ての学校等で学ぶ聴覚に障害のある子供たちの支援のため、「千葉県聴覚障害教育ネットワーク推進連絡協議会(うさぎねっと)」を設立し、学校や関係機関と連携し聴覚障害教育の推進・充実を図っています。

今年度から本校は、コミュニティースクールとして、地域の皆様と一緒に学校を創り上げていくことになります。皆様の意見を聞きながら本校の役割を認識し、十分のその機能が果たせるよう職員全員で取り組んでまいります。保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様、今後もどうぞ御理解と御協力をお願いいたします。

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