校長室だより
日誌
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2020/03/31

皆様へのご挨拶

| by 校長

 今日が令和元年度最終日。思えば本年度はスタートして1か月で年度途中で元号が替わりました。夏が過ぎ秋が訪れてからは、台風の影響で帰宅不能になった皆さんとの学校宿泊、来年度始まる予定であった大学入学共通テストにおける英語民間試験導入の直前中止、年が明けてからは新型コロナウィルス感染症の全世界的大流行、そして3月4日(水)からの臨時休業及び部活動対応、保護者と在校生が参加できなかった卒業式。本当に色々ありました。日常のさまざまな悩みや不安を、仲間と学ぶ学校で、休み時間や部活動の時間に何気なく会話する機会すらなくなってしまったことは、皆さんにとって辛かったと思います。毎朝通信制課程や衛生看護科の記念碑が設置されているセミナーハウス前で声をかけていた私にとっても、皆さんの顔を突然見られなくなったことが大きなショックでした。


 皆さんと会えなかった1か月間に、私は改めて「一人一人にとって豊かな人生とは何か」を考えてみました。たどり着いたのは「自らどのように社会貢献できるか」を問い続け様々に実践を続けることだという答えでした。以下に少し書いてみます。
 将来的にグローバル化や社会情勢の複雑化が一層進行することが確実な中で、今後を生き抜くため欠かせない能力は、対人コミュニケーション力であることは論を待ちません。コミュニケーション力を高める重要な3つの要素が
 1 相手と関係性を築き安易に他の意見を排除しない(寛容)
 2 安易に他に頼らず自分自身で考え抜く意欲を持つ(思考力と判断力)
 3 あきらめず我慢して取り組み続ける(忍耐力と精神力)
であり、この3つは教養との相乗効果によって人間力をはぐくみ、各自の実践に向けた大きな原動力になるわけです。
 人に相談することはコミュニケーションの基本ですが、人に頼り人に決めてもらうのではなく、「自らの決断で」「あきらめずに自分を信じて」「全力で挑戦し続ける」ことがここ千葉東高等学校で学ぶ皆さんの責務です。進路実現のその先にあるものを見据えて、皆さん自身の人生がより豊かになるよう一層励んでほしいと願っています。
     
    ▲ 創立80周年を迎える本校の「伝統」にも思いを寄せてください。
       (記念碑の由来については、新年度ぜひ再確認を!)


 既に新聞発表がありましたが、本日を以て私は定年で本校を去ることになりました。大変充実した3年間を本校で過ごすことができ、改めて皆さん一人一人をはじめ多くの方々に感謝しています。私は高校の教壇に立ちたいという夢をかなえるために大学に進み、千葉県公立高等学校教諭として採用されてからの38年間で、数多くのすばらしい方々と出会い、何ものにも代え難い数多くの貴重な経験ができました。この経験を活かしながら、明日以降また別の立場から社会貢献できるよう実践し続けたいと考えています。
 皆さんのますますの健康とさらなる活躍に期待し、ここでペンを置くことにします。 
                                  校長 渡部 徹


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日誌

2019/09/03

マレーシア派遣

| by 千葉東61
令和元年度千葉県国際教育交流事業(マレーシア派遣)
引率教諭 小宮初喜
 千葉県は、高校生の異文化理解の促進及び外国語によるコミュニケーション能力の向上を目的に、高校生をマレーシアに派遣する交流事業を平成28年度から実施してきた。今回の派遣団は、千葉東高校、柏南高校、成東高校、袖ケ浦高校、流山おおたかの森高校、植草学園大学付属高校の合計6高校、生徒29名、引率教員6名に県教育庁職員2名であった。本校が県の選定を受けるのは、昨年度に続いて2回目であり、今年は(順不同)大久保沙彩さん、山田優衣さん、西出万里萌さん、藤本のぞみさん、横田遼花さんの2年生女子生徒5名と教諭1名(小宮)が、8月18日(日)から24日(土)の1週間 (ただし23日夜は機内泊であった。) 、忙しくも充実した異文化交流体験をしてきた。

【現地交流1】 初日の訪問先は地方教育事務所、国立モスクとイスラーム美術館の見学であった。教育事務所では、小学生たちによる可愛いらしい歓迎のダンスで迎えられて驚いた。観光施設以外の訪問先ではどこに行ってもダンスや太鼓での歓迎に加えて、軽食レベルの茶と菓子が供され、菓子等が入った土産バッグが用意されている。当地なりの「おもてなし文化」を感じた。


【現地交流2】 二日目に、今研修のハイライトである現地校訪問をした。どう伝わっていたのかわからないが、本校生徒が配属されたのは校内で一番学習レベルの高いクラスであったらしく、インド系の女性数学教諭が英語で微分の授業をしている中での交流から始まった。東高生たちはこの日のために用意した「日本の折り紙」紹介プレゼンを行い、現地校のバディたちとの時間を楽しんだ。現地校SMK Seafieldは、日本人高校生のために様々な体験を用意してくれていた。


【現地交流3】 四日目には国立プトラ大学の日本語学科の学生をバディにつけてもらって異文化交流授業を受けた。日本人高校生たちは英語と手描きイラストを使って、マレーシアに来て発見した日本との違いを発表した。






【現地交流4】 五日目はカンポンステイ(田舎の村での民泊)である。畑に行き、パームやし、コーヒーの実、生ゴムの収穫を見学した。その後ホームステイ先の人を紹介されて、農村交流館からステイ先ごとに分かれていった。村では朝夕、イスラームの礼拝を告げるアザーンが聞こえてくる。わずか一泊、それも政府認定のホームステイ家庭での滞在ではあったが、翌日のお別れ会では肩を抱き合って名残を惜しむ光景さえ見られた。