1 「教養の復興」をめざして
本校は、平成16年度に千葉県教育委員会から「進学指導重点校」の指定を受け、2学期制(平成19年度)、単位制を導入し、平成20年度からは毎日45分7時限の授業を行ってきました。令和4年度から、50分授業を行い、月~水は7時限、木、金は6時限としました。令和4年度入学生から、新教育課程が実施となり、特に令和4年4月1日からの成年年齢引き下げにともない、地歴公民科では1年次に「公共」を履修し、「総合的な探究の時間」に「理数探究基礎」を実施し、探究学習を推進していきます。
「教養の復興」をうたう本校にふさわしい、幅広くかつ深い教養が身につけられるようなカリキュラムです。
2 「より実践的な」大学との連携
以下のような大学との連携にも積極的に取り組んでおります。
①千葉大学教育学部の基礎教養講座を土曜日に本校で実施。
②千葉大学で行われる授業を千葉大生と一緒に受講できるHOC(High School on Campus)や、同じく千葉大学での理数系の基礎力養成講座や東邦大学で先進の理数教育が受講できる講座。
③東京大学や東京工業大との連携講座。
いずれも多くの生徒が参加しています。以前は、千葉大学の留学生が本校に足を運び、理科系の部活動生徒とお互いの研究を紹介しあう交流会が行われていました。
コロナ禍の現在、実施を見送っていますが、感染状況を確認しながら実施準備を行っています。
3 「充実した」日々の学校生活
本校は勉強だけをしている学校ではありません。教養とは、単に知識が豊富であるだけでなく、豊かな人間性や他者を認め共感する力が伴ったものでなくてはなりません。
在校生は学習面だけでなく、部活動や学校行事にも力を入れています。部活動の加入状況は、運動系は54%、文化系は47%で、あわせて101%に達しています。(R3.5月時点)。近年の実績では、運動系で全国高校総体優勝や県高校総体優勝を誇る部もあります。大会等での結果にかかわらず、時間をやりくりして一生懸命に練習に取り組んでいる姿が素晴らしいと感じます。文化系では、音楽系の部活動による定期演奏会やコンクールへの取組、地域の催し物へ参加を通じた地域貢献を行っている部や同好会と多彩です。
学校行事では、本校文化祭である「東雲祭(しののめさい)」が盛大に行なわれ、恒例となっている3年生によるミュージカルは人気を博しています。令和元年度実績では来客総数が6500名を超え、他校生のみならず、保護者の方々や卒業生、さらには近隣の方々との変わらぬ交流を実現していました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から令和2年度及び3年度は一般公開を実施することはできませんでしたが、今年度は、感染対策、感染状況を確認しながら計画をしています。
4 「歴史ある」国際交流プログラム
実に昭和48年から今日まで継続して、毎年3月に合衆国ミシガン州クラークストン市でホームステイしながら現地の高校に通う国際交流を実施しています。また、平成25年度からは、オーストラリアのサウスウェールズ州での語学研修プログラムも始まっています。
★令和2年度及び3年度は新型コロナウィルス感染症拡大防止に伴い、やむなく中止としました。
一方で、海外からの来校者も多く、平成27年度はマレーシアからの修学旅行、平成30年度・令和元年度はクラークストン高校の生徒のホームスティを受入れて交流を図りました。
5 進学実績について
生徒の頑張りは、進学実績にも表れています。
令和3年度の進学実績は、現役で国公立大学に104名、私立大学に1024名合格し、現役合格率は83%に達しています。このような進学実績を支えているのは、3年間を通した計画的な進路指導と、日頃の授業、そして家庭学習の弛まぬ実践です。勉強に追われて忙しい日々ではありますが、それぞれが工夫しながら苦しさに耐え、逞しさを育んでいます。
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