SPP化学分野
平成24年度サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト
「火山に由来する強酸性河川水の水質浄化についての
現地調査および分析」


 3年目を迎えた本年は、活火山である草津白根山から流れ出る大沢川の河川水を調査しました。これで、草津温泉、谷沢川、大沢川と草津白根山東側から流れでる3本の河川水について、中和している事業の効果を確認しました。
 現地では、気温・水温・水素イオン濃度など現地でなければ測定できないデータを測定し、いくつかのイオン濃度を簡易検査しました。また東邦大学理学部で採取した試料の定量分析をしてその成分の詳細を調べました。

・ 第1回講座(平成24年6月15日):草津白根山と草津温泉について
・ 第2回講座(同6月16日、17日) :草津温泉周辺での現地調査と試料採取
・ 第3回講座(同7月7日)       :東邦大学での定量分析
・ 第4回講座(同7月26日)     :分析結果の検討と発表ポスター製作




 草津白根山にて草津温泉湯畑での試料採取 
湯川中和後の河川水の測定 



 大沢川支流での測定上州湯の湖(品木ダム)での測定 
東邦大学での定量分析 

 分析の結果、pH2~3の強酸性の温泉水(河川水)がpH5前後のほぼ通常の河川水に、水質が浄化されていることを確認しました。
 また、鉄イオンなどの金属イオンが中和のために減少していることも、定量分析の結果確認できました。