豪州研修報告
1~2日目
3月19日木曜日午後19時過ぎ
小雨のぱらつく成田空港から豪州派遣の生徒20名が出発しました。


「翼よ、あれが豪州の大地だ」


空港で現地ガイドと合流し、シドニーから西へ約100kmの
ユネスコ世界遺産ブルーマウンテンズに向かいました。



3月末のオーストラリアは秋に入ろうとしている時期…のはずですが、
この日の最高気温は30℃を上回る、夏のような陽気でした。

後ろに見える3つの岩はアボリジニの伝説に語られている、通称”Three Sisters”
です。どんな伝説なのかは…、興味にある方は是非調べてみて下さい!

3日目
豪州派遣3日目、昨日の日差しで日焼けした肌をいたわるような優しい雨が降るシドニーです。


そんなシドニー市街地を北部の岬から見つめるこの横顔は…


…そうオペラハウスです!


予定の約14倍の予算超過、10年の工事期間超過、そしてデザイナーの解雇ー
それでも愛される街のシンボルの内装を、その初代デザイナーであるヨーン・ウッツォン原案通りに再現しようという声も、近年はあるそうです。

オペラハウスのポーズ

さて、そんなシドニーNo.1の有名人に別れを告げ、
我々はまだ見ぬ我々の友人に会いに南へ向かいます。
  
安堵感ーホストファミリーと対面した彼らの表情は柔らかく、まるで古い友人にでも会うかのようでした。


ホストファミリーと着席し、ウェルカムスピーチを頂きました。


今日から26日まで、ここウォーリラハイスクールで研修を行います。

4日目

本日、3月22日は日曜日。
生徒はホームステイ先のファミリーとともに各々の週末を過ごしております。
ということで、本日は私たちのホームステイ先であるシェルハーバー(SHELLHABOUR)
の街を紹介致します。

オーストラリア南東部のニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州の州都シドニーから南へ約100km、NSW州第三の都市ウロンゴン(WOLLONGONG)の南部に位置するのが、私たちの滞在するシェルハーバーです。
 

街の中心地を貫く坂道を下れば、南太平洋タスマン海が広がります。
 

一方で山々や緑に囲まれた、自然豊かでのどかな土地です。
 

夏の終わりのこの時期の気温は25℃前後、今日は雨が降ったり止んだりの1日でした。
人々はサーフィンをしたり、カフェでおしゃべりをしたりして、のんびりと休日を過ごしていました。
生徒とファミリーはどんな素敵な休日を過ごしたのでしょうか。

明日からはいよいよハイスクールでのプレゼンテーションが始まります。
See you Monday!!

5日目
いよいよ本日からウォーリラハイスクールでの日々が始まります。

まずはモーニングティータイム(左)。家庭科の先生が今朝作ってれたオーストラリアの伝統的なおかしを頂きました。右から三番目の女性は、千葉東校生にとっての現地での担任的存在であるHelen(ヘレン)氏です。
続いて校内見学(右)。写真は調理室です。
教卓頭上の鏡は何のためかって?それは木曜日以降の記事で明らかになるでしょう。
 

続いて、いよいよ初めての英語でのプレゼンテーションです。
今日は7年生(中学1年に該当)の日本語の授業にて、Traditional toy(昔遊び)
のプレゼンテーションを行いました。

▲現地生徒の体験時間にて、けん玉のコツを教える東校生。
 現地生徒が成功させては歓声がわきました。


▲たとえ年下の婦女子が相手であっても勝負事には全力で望む姿勢こそ、日本男児の粋であることを、羽子板を通じて伝える東校生。


授業の締めには、現地生徒・東校生双方から日本語で自己紹介を行いました。
現地生徒にとってもネイティヴの日本語に触れる良い機会になったと、喜んで頂けました。

さらに、Helen氏によるESL(English as a Second Language:非英語ネイティヴ向けの英語授業)を受講しました。この授業は滞在中、毎日行われます。
まだまだ英語での受講に十分慣れませんが、ベストを尽くそうと食らいつきます。
 

最後に、School Buddy(学校生活をともに過ごす現地生徒。ホームステイ先の家族であることが多い)の受講する授業に同席しました。こちらは金属加工の授業。金属加工の授業があること自体が驚きですね…。欧米DIY文化の源泉を垣間見た気が致します。
 

6日目
豪州に入って6日目、そろそろ生徒諸君も英語での会話に慣れてきた頃でしょうか。今日の午前中は特別なゲストを招いてのプログラムを2つも体験することが出来ました。

今日のESLは、校長代理Michelle(ミシェル)氏と、その息子Zachery(ザッケリー)氏による、アボリジニ文化の講義でした。Zachery氏はDidgeridoo(ディジュリドゥ:アボリジニの伝統的な金管楽器*1)奏者として活動しており、今回は特別講義に訪れてくれました。
 
▲左/本来、女性は触ることすら許されていないそうです。
 右/実演する男子生徒。 
*1木製ではあるが発音原理から木管ではなく金管楽器に分類される。(参考:Wikipedia)

また、体育の授業では、AFL(
Australian Football League:オーストラリアのプロフットボールリーグ)のシドニー・スワンズに所属するJosiah(ジョシュア)氏とSamuel(サミュエル)氏が特別講義に駆けつけてくれました。
 
▲右/キックのレッスン
 左/両氏を囲い、囲まれ。女子は2ショット写真も…。

その後、School Buddyとともに化学の実験やパワーポイントの授業に出席し…
 

午後は、2回目のプレゼンテーションです。今回は8年生(中学2年に該当)を対象に、書道のプレゼンテーションを行いました。校内で日本語で挨拶をしてくれる生徒もいる程、日本語に関心の高い現地校生徒を相手に、象形文字としての漢字や、書き順の作法などを説明しました。

▲左は現地生徒の作品。
 ほのぼのしててもいいじゃないか、コアラだもの。

クイズあり、体験ありの充実した内容を届けられたのではないでしょうか。作品や筆は、現地校に寄付致しました。


放課後、自治体が運営するYouth Centre(ユースセンター:児童館のようなもの)で時間を過ごす生徒もおりました。遊び場は勿論、食べ物や飲み物も提供されるとても快適な空間でした。
 
左/友達の顔を、手元を見ないで書くという活動。出来上がりを見せ合って大笑いでした。
右/大人でもハマる、皿回し。Say "OMEDETOUGOZAIMASU*2"!!
*2分からない中高生諸君は「皿回し おめでとうございます」で検索!

7日目
はい、突然ですが、正解を発表します。
「お手本の手元がよく見えるようにするため」でした。


というわけで今日は丸1日をオーストラリアで過ごす最後の日なのです。
この学校にやってきた最初の日に饗されたオーストラリアの伝統的な食べ物を、明日のお別れパーティーのために、今日は千葉東校生が主体となって作りますー勿論、今は明日がお別れという実感はありません。
 
左/「いい、チョコレートが滴らなくなったら砂糖をつけるのよ」
右/「おい、薄味にしておけよ、明日涙で仕上げをするんだからな」

そしてこの日のメインは、10年生(高校1年に該当)のTextiles(テキスタイル:服飾)履修生を主な対象とした、浴衣着付けのプレゼンテーションです。浴衣は、シドニー市内でアンティークショップがオープンする程、オーストラリアでは注目されているそうです。それだけに…

▲「Someone wants to try(やってみたい人)?」の反応に入れ食い状態。


▲女子のみならず、男子も挑戦。

資料と浴衣1着を現地校に寄付致しました。この1着からパターンを起こして、授業に浴衣作りを取り入れてみたいとのことでした。いつかこの街で、イースター*1の日に浴衣を着た若者を見かける日が来るかもしれませんね。
*1イースター:復活祭。イエスの復活伝説に因んだ、キリスト教の最重要年中行事。(参考:Wikipedhia)

昼に校内を歩いていると、現地の生徒が「OHAYOUGOZAIMASU」「KONNICHIWA」
(稀に「KONBANWA」)と声を掛けてくれます。プレゼンテーションの反応に加えて、このような日常的な遣り取りからも、ここウォーリラハイスクールの生徒が日本に高い関心を抱いていることを実感致します。

8~9日目
Thank you for  your hospitalityー


いよいよウォーリラハイスクールで過ごす最後の日がやって参りました。

まずSchool Assembly(スクール・アセンブリー:毎週定例の全校集会)にて紹介され、全校生徒の前でスピーチを行いました。
続いて、演劇の授業にて、最後のプレゼンテーション「昔話 浦島太郎」を行いました。
 
▲上/快晴の下、中等部・高等部を合わせて1200名程のネイティヴを前にして、英語でスピーチを行う本校生徒。
 下/「主人公の浦島太郎はダブルキャストでお送りします」
   「亀が出てきたけど、オーストラリアだったら何の動物に置き換えられる?」
   「カンガルーかな」
   「じゃあ竜宮城は砂漠の向こうだな」

そしてスクールバディとホストファミリーを招いてのGraduation Ceremony(修了式)が挙行されました。
  
▲左・中/お世話になった先生方へ花束贈呈。ESLのヘレン氏と日本語のXu(シュ)氏へ。
 右/校長代理(副校長)のJennifer Raison(ジェニファー・レイソン)氏から修了証を手渡される本校生徒。

  
▲セレモニーでパフォーマンスを披露する本校生徒。法被は寄付いたしました。
 「Wearing HAPPI, being HAPPY ! 」
 「Who'll come a-waltzing Matilda with me?」ー何なら一緒に日本までー?
 (Waltzing Matilda:オーストラリア民謡。日本人にとっての「さくら、さくら」のような存在。)

   
▲別れの笑顔と涙には、豪州晩夏の乾いた晴天がよく似合う。


▲最後の集合写真。中央は滞在中、私たちに終止随行し写真と撮ってくれた、高等部生徒のEさん。

3月27日早朝、生徒職員含め22名、全員無事に成田空港に到着しましたことをご報告致します。