新型コロナウイルスの影響により5月末まで休校が続いていましたが、6月1日から再開されました。
定時制の生徒は、みんな元気に登校していました。
機械科4年生は、課題研究という授業がスタートしました。
この授業は、今まで学んだことを基礎にして、総合的または発展的な研究テーマについてグループで取り組みます。
6月5日(金)にテーマおよび班員を決め、6月12日(金)より、各班で研究がスタートしました。
昨年度の研究テーマを引き継ぎ、発展させていく班もありますが、新しいテーマに取り組む班も出てきました。
研究テーマは、次の通りです。
A班 溶接技能の習得・鍛造によるものづくりの研究B班 レゴマインドストームを用いた制御技術の研究C班 レーザー加工機を活用したものづくりD班 マシニングセンタによるものづくり
E班 ゴルフカートの分解
F班 ミニスケートボードのコース製作各班の取組みをご紹介いたします・・・。
A班 溶接技能の習得・鍛造によるものづくりの研究
溶接や鍛造などの基礎的な加工を研究します。
溶接とは、母材(材料)を加熱・溶融させ、溶加材を加え、接合する加工法です。
A-2Fという中板の被覆アーク溶接の練習をしています。
今後、
JIS溶接技能者評価試験の資格を受験する予定です。

鍛造とは、素材をたたいて、成型していく加工法です。
金敷の上に素材を置き、ハンマでたたいていきます。
たたく練習として、素材を加熱しない冷間鍛造で、丸棒の断面が四角形になるように加工しています。
今後、素材を加熱する熱間鍛造に取り組む予定です。
(左の写真の奥にある火床(ほど)で過熱します。)
B班 レゴマインドストームを用いた制御技術の研究
レゴマインドストームとは、レゴブロックで作ったロボットや車に、プログラムを転送することで、自由に制御できるものです。
世界中の教育機関や企業で学習や研修等で使用されています。
今年度は、新型コロナウイルスの影響により、大会の開催は未定ですが、過去のロボットを参考にして、基本的な機構やプログラムを試作しています。
C班 レーザー加工機を活用したものづくりレーザーによって、いろいろな素材(木材、アクリル、鉄鋼、アルミニウム、ステンレス・・・)を切断・穴あけ・彫刻ができる機械がレーザー加工機です。
文化祭での出し物の製作を目標に、作りたいものをパソコンで調べています。
D班 マシニングセンタによるものづくり
3年生の実習で学んだマシニングセンタを使ったものづくりです。
アクリルのネームプレートや真鍮の文鎮に文字や絵をかくようなものを考えています。
NCプログラムを復習して、最終的にはCAD/CAMでつくっていきます。
E班 ゴルフカートの分解
古いゴルフカートを分解することで、その機構などを学びます。
(最終的には廃棄します。)
まずは、丁寧に分解し、清掃をしていきます。
(自動車工学の授業で学んだことが、機構の理解に役立っているようです。)
今後、どのような形で行うか、意見を出し合っています。
F班 ミニスケートボードのコース製作
ミニスケートボードのコースを製作します。
段ボールなどで模型を製作しています。
今後は木材や金属で制作していく予定です。

各班の作業に進展がありましたら、またご紹介いたします。
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