《1年次》工業技術基礎(3単位)
「工業技術基礎」は工業に関する基礎的な技術を実験・実習によって体験し、工業のもつ社会的な意義や役割を理解するための科目です。
定期考査(テスト)はおこないませんが、レポート(報告書)を書いたり、完成した作品で評価がつきます。
工業科1年生を半分に分け、半年毎に機械・電気の基礎を学びます。
次のような機械に関する実習を学習します。(電気に関する実習については、
電気コースのページをご覧下さい。)
《2・3・4年次》
製図(
各年次とも2単位)
「製図」は機械などを設計する人と、実際に製作する人との意思疎通に欠かせないものです。
世界中の機械技術に携わる人々との共通の言語とも言えます。お互いの意思のやり取りをスムーズにするために、製図を書く上での「きまり」を学習するとともに、「正しく・明りょうに・迅速に」機械図面が書けるように練習します。
《2・3年次》
2年次では製図用具の扱い方、線の使い分け方(細い・太いなど)、図面で使用する文字の練習、簡単な作図から始まります。
製図に慣れるにしたがい、「立体を見ながらその形状を図面に書く」などといった課題も出題されるようになります。
最初のうちは皆が初心者ですが、毎時間出題される課題をこなすことで上達して行きます。
また、3年次では、2年次で学んだことを基礎に、より実践的な図面作成に取り組みます。

《4年次》
4年次ではコンピュータを用いて作図する「CAD : C
omputer Aided Design」を学習します。図面を扱う多くの職場ではCADによる作図が主流のため、それに対応できるようにするためです。
2・3年次で学んだ製図に関する知識を活用し、コンピュータ上で図面を製作します。
コンピュータの操作が主体と思われがちですが、製図に関する規則にのっとった作図をおこなうことや、課題で与えられた条件を自分で判断する能力などが求められます。
本校では2校時のあいだに1~2枚の図面を完成させることを目標に授業をおこなっています。

《2・3年次》
機械設計(
各年次とも2単位)
機械製図や機械工作・機械実習などを関連して、機械の設計に必要な機械に働く力や材料の強度、機械を構成する要素などについて基礎的な知識を学びます。
授業では、機械に働く力や機構について、力学的な原理や基礎的な理論及び計算方法を演習をとおして学習します。主に演習問題を解きながら授業を進めます。
《3・4年次》
機械工作(
各年次とも2単位)
素材の形を変えて、機械部品をつくるための各種加工方法や工作機械の仕組みなどを機械実習とも関連させて学習します。また、学習したことがらを基に、課題研究の授業へとつなげられるようにします。
授業では、機械部品をつくるための各種加工方法や工作機械の仕組みなどを機械実習とも関連させて学習します。
《4年次》
課題研究(
3単位)
生徒自身が希望する課題を設定し、その課題の解決を図る学習を通して、機械に関する知識と技術の深化、総合化を図るともに、問題解決の能力や自発的、創造的な学習態度を習得します。
機械コースでは、年度当初に各自でテーマを設定し、製作研究をおこなっています。
機械コースの日誌に記事ありますので、ご覧下さい。
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