千葉工業高校は、蘇我駅から徒歩20分ほどの東京湾を臨む丘の上にあり、「お山の工業高校」と呼ばれています。全日制は、平成28年度から進学を重視した千葉県初の工業専門学科「理数工学科」を増設し、現在、各学年5学科7クラスで構成されています。定時制は、本年度入学生から工業科1クラスとなり、2年次以上は2クラスで構成されています。専門高校であり、区域の指定がないので、県内どこからでも通学可能です。中学生の皆さん、社会人の皆様で、工業に興味のある方は、ぜひ学校説明会や体験入学にご参加ください。本校で身に付けられる専門的な知識や技術について知っていただき、学びの場として選んでいただければと思います。 本校は、創立84年の県内で最も長い歴史をもつ工業高校です。卒業生は2万4千人を超え、良き伝統を引き継ぎ、国内はもとより、世界各国で工業技術者・技能者として活躍しています。創立80周年の記念として、千工会、PTA、同窓会のご支援により、すべての教室に電子黒板機能付きのプロジェクターが設置されました。ICT(Information and Communication Technology)教育が注目を浴びる中、工業高校にふさわしい先端技術を駆使した教育環境が整っています。 本校では、1年生から普通科目と同時に専門科目の授業があります。専門科目は、教室での授業と専用の実習室での授業があり、ものづくりの基礎を学びます。実習は、5~10人の班編成で、少人数での手厚い授業が行われます。また、通常の体育系と文科系の部活動も頑張っていますが、それに加え、工業ならではの機械系の自動車部、機械発明創作部、旋盤競技部、電気・情報系の電気発明創作部、コンピュータ技術研究部なども意欲的に活動しています。ガソリン1リットルでの走行距離を競うエコランに参加したり、ライントレースカーや相撲ロボット、2足歩行ロボットなどを作り各種大会に挑んだりしています。生徒たちは、ものづくりコンテストの数多くの部門で受賞を果たし、社会で役立つ資格取得にもたいへん熱心です。 その他、平成26年に設立された「工業系高校人材育成コンソーシアム千葉」では、本校を含め、産官学が連携することにより、工業高校の活性化を図るとともに、地元産業に有為な若い技術者を育成するために、生徒・職員が一体となって、様々な活動を行っています。また、平成27年度には、文部科学省「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール」の研究指定を受け、社会・地域のニーズに応じた課題研究や大学・企業との連携による先端技術の学びなどによって、工学的センスをもった生徒の育成に取り組みました。 本校のWebページを、生徒、保護者、卒業生はもとより、広く中学生や県民の皆様にもご覧いただければと存じます。皆様のご意見もいただきながら、地域に愛され、開かれた学校を目指してまいります。今後とも、千葉工業高校へのご支援をお願いいたします。