そよかぜ 令和4年度 寄宿舎だより 第3号 千葉盲学校寄宿舎 12月発行 松尾教頭挨拶 2022年もあと・・・今年を振り返って 2022 年もあと数日となりました。 毎年 12 月になると、街はクリスマスムード一色に染まります。近年では、ハロウィンが急速に盛り上がりを見せ、バレンタインに匹敵するほどの経済効果をもたらすイベントになりましたが、それでもクリスマスに比べればその差は歴然、改めてクリスマスの凄さが際立ちます。クリスマスの経済効果・市場規模は約7000 億円(2000年代初頭までは1兆円超)と言われ、対するバレンタイン・ハロウィンはそれぞれ 1300 億円前後で拮抗しています。 新型コロナウイルス感染症が世の中に出回って3年 、私たちの生活は大きく変わりました。今年は、感染症に注意しながら、コロナ禍でもできることに挑戦した1年でした。3年ぶりに行われた行事もあり、子供たちの笑顔が帰ってきた1年でもありました。来年は、今の時代に合った挑戦を子供たちとたくさんしていきたいと思います。 今年1年間を振り返り、よい年が迎えられるように、来年やりたいことリストをつくりに「挑戦する」年にしてみてはいかがでしょうか。 寄宿舎体験 今年度も、通学生を対象に、より寄宿舎の教育活動を知っていただくために、新型コロナウイルス感染症拡大予防を最大限に考慮し、寄宿舎体験を実施しました。今年度は、13名の児童生徒が寄宿舎体験に参加してくださいました。今年度初めて寄宿舎体験に参加してくださったKさんには、入浴の体験をしてもらいました 。洗髪では、洗ってほしい部位を職員が言葉掛けすると、その部位を地肌まで洗うことができました。Kさん自身、「汗をかいて臭くなるよね」と話していました。 複数回参加のIさんの食事体験は、エジソン箸を使用して 食べることを目標に行いました。一口大にしたものを上手につまんで食べることができました。同じく複数回参加のOさんの食事体験は、異なる環境でも食事ができることを目標に行いました。一口大にカットしたものを自分で選び食べることができました。 複数回参加の児童生徒の皆さんは、毎年成長した姿が見られ、担当した職員からも感嘆の声が上がっていました。舎生の皆さんも 、体験生に負けず、生活スキルの向上と習得に向けて頑張りましょう。 体験生と舎生との交流も見られ、とても和やかな体験となりました。 お弁当デー&カレー 10月4日、2回目のお弁当デーが開催されました。今回は、決められた予算内で 栄養バランスの良いお弁当を買うこと、更に秋の食材を取り入れることが課題でした。4つの班に分かれてスーパーに向かいました。 「秋の食材ってなんだっけ?」「こっちのサラダには秋の食材が入っているから、こっちにしよう!」と 班のメンバーで相談をしあいながら、それぞれの夕食を選びました。寄宿舎に戻ってから、栄養士の先生より講評をしていただきました。お話の中で、実はお米が秋の食材と知り、一同から「 なるほど!」の声。めでたく、全員が「秋の食材」クリアとなりました。 そして12月5日は、楽しみにしていたカレー作りでした。それぞれの班でカレーの作り方やルーの種類、隠し味を相談していました。中には、野菜を切るリハーサルをして備えていた人も ・・・。それぞれの家庭の味がまざり合った、寄宿舎らしい味にできあがりました。 お掃除グランプリ 今年も、お掃除グランプリ」を実施しています。月末の一週間、その月に設定されたテーマを意識して掃除を行ない、色々な場所へ清掃の意識を向ける取り組みです。今までに机とその周り」、「居室の床」、「掃除用具入れ」とテーマに沿って清掃、整理整頓を行なってきました 。机の引き出しやロッカーの中に忘れられていたものを見つけたり、ため込んでしまった段ボールやペットボトルを処分したりすることができました。普段からゴミはその都度捨てる、使ったものは決められた場所にしまうと言いますが、なぜその行動が大事なのかを知る機会になっています。 また、掃除機のかけ方を練習しています。ぜひご家庭でも、一緒に取り組んでいただければと思います。 綺麗な居室で過ごすことは、自分のためでもありますが、継続して取り組んだ舎生には、年度末に表彰を予定しています。舎生のみなさんを表彰できることが楽しみです。 今後の予定 12月26日(月)〜1月6日(木) 冬季休業 1月11日(火) 開舎日 3月6日(月) 寄宿舎送別会 3月15日(水)卒業式(在校生は昼食があります) 3月24日(金) 修了式 冬休み中も、体調に気をつけて過ごしてください。 新年、元気にお会いしましょう。 以上