千葉盲通信 第169号 令和4年10月28日 千葉県立千葉盲学校 校長 青木隆一 四街道市大日468−1 電話043(422)0231 冬の支度はできていますか? 主幹教諭 工藤 正隆 ついこの間まで冷房がないと暑かった日々が嘘のように涼しくなってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。日本は温暖湿潤気候で、季節の変化がはっきり分かりやすい地域と言われています。しかしながら、日本のように四季をはっきりと意識して暮らす国は世界的にも珍しいと言われています。それは、古代中国から日本に伝わってきた二十四節季と日本独自の雑節を組み合わせて農耕生活を送り、それが現代の生活に定着して季節の変化を感じているからではないかと考えています。 とはいえ、猛暑から一気に肌寒くなると秋がとても短く感じ、暦と体感とのずれも相まって身体が追いつかなくなってきています。特に夏が暑かった今年は寒さに慣れる「寒冷順化」が重要だと言われています。具体的にどんなことをするのが効果的なのか調べてみると、一様に「しっかり着込んで外へ出る」ことが重要だと書かれてありました。 私が千葉県の教員として赴任した時、「千葉は暖かくて良いよ」と言われてこちらに来ました。ですが、千葉の冬は秋田より寒く感じます。これは太平洋側の乾燥した風のせいなのか、建物の違いなのか未だにはっきりとした理由は分かりません。結果、冬は東北にいた時よりも早く厚着になってしまっています。 未だ新型コロナウィルス感染症は収束の見通しが見えない状況が続いています。さらに今年は寒い冬になるとの予報が出ていますので、例年以上に換気は寒さを感じてしまうかもしれません。また、寒さに追い打ちをかけるように電気代や燃料代の高騰が続くと、どこでも暖かい屋内とは限らないかもしれません。だからこそ、寒さが本格化する前に寒冷順化をすることが必要かもしれませんね。 関東は寒い寒いと言いつつも、私は冬が一番好きな季節です。外へ出ると頬にちくちくと刺さるような寒さと雪を期待する日々がすぐそこまで来ています。さぁ、上着を着て手袋を着けて外へ出てみましょう。晩秋ならではの発見があるかもしれませんよ。 千葉盲祭への御参加ありがとうございました 10月22日(土)に千葉盲祭が行われました。今年も外部の方とともに開催できなかったことは残念でしたが、全校の幼児児童生徒が一体となった千葉盲祭を開催できたのは3年ぶりのことでした。 今回は10年前の在校生が作成したタイムカプセルを開封する年でした。オープニングでは、10年前の実行委員から今年の実行委員に宛てた手紙や、10年前を知っている先生方のインタビューが紹介され、千葉盲学校の長い歴史を感じることができました。校内では、学部ごとに工夫された展示や企画、ステージ発表が行われ、日頃の学習の成果を発揮することができました。裏面に当日の様子を一部掲載しましたので御覧ください。 11月の主な行事予定 11月1日(火)点字競技大会、模擬試験(高等部) 2日(水)関盲頭秋季大会会場校、実習壮行会(高等部) 4日(金)振替休業日(千葉盲祭) 7日(月)後期あいさつ週間〜11日、バス体験(中学部)、後期現場実習(高等部) 9日(水)駅見学(幼稚部)、関盲連文化祭(高等部) 10日(木)持久走前検診(幼小中高)、模擬国家試験〜11日(理療科) 11日(金)義眼相談、関盲陸上大会(横浜)、校外学習(幼稚部) 14日(月)歯科経過検診 16日(水)シェイクアウト訓練、移動動物園、校外学習(中学部) 17日(木)ロービジョンサポート、校外学習・宿泊学習〜18日(小学部)、開かれた学校づくり委員会 18日(金)校外学習(小学部) 22日(火)後期中間試験〜25日(理療科) 24日(木)後期中間試験〜25日(中学部・高等部) 25日(金)交番見学(小学部) 29日(火)博物館学習出前授業 30日(水)後期実習報告会(高等部) 以上