幼稚部紹介
 

1 千葉盲学校幼稚部の教育目標

 

<幼稚部の概要>

 

 幼児期における教育は、家庭との連携を図りながら、生涯にわたる人間形成の基礎を培うための大切なものです。幼稚部では、幼児の視覚障害や他の併せ有する障害の状態、個々の発達の状況などを考慮し、幼稚部における教育の基本に基づいて展開される学校生活をとおして、生きる力の基礎を育成するよう努めています。

 

 1 学部目標 「生活の基盤づくり」

 

1.自立

 (1)生活のリズム(睡眠、食事、排泄、清潔、衣服の着脱など)を整えて、情緒の安定を図る。

 (2)視覚、触覚、聴覚など、あらゆる感覚の十分な活用を目指す。

 2.知

 (1)自然や社会の事象、動植物など、身近な環境について興味や関心の広がりを目指す。

 3.徳

 (1)人とのかかわり合いを楽しみ、思いやりの気持ちを育む。

 4.体

 (1)楽しく体を動かす経験を充実させ、生活に必要な体づくりを目指す。

 

 2 日課表

 

 

3 幼稚部の教育課程とねらい

1.「おはようの会」

(1)返事や挨拶、朝の歌などの活動をとおして1日の始まりを知ったり、日付や予定、献立などを知り、1日の流れに見通しをもったりする。

(2)歌や手遊び、楽器遊びなどをとおして、音楽に親しみ、友達や教師と一緒に表現する楽しさを味わう。

(3)集団で活動する中で、友達や教師と関わり合う意識や意欲を高める。

 

2.「生活」

(1)一日の活動をとおして、食事、排泄、衣服の着脱、歩行などの中で、できることを増やす。

(2)友達や教師との楽しい関わりや係活動などをとおして、場に応じたやり取りや挨拶ができる。

 

3. 「さわる・つくる」

(1)いろいろな素材に触れて感触を楽しむ。

(2)積極的に手指を使って素材を変化させたり、飾ったり、道具を使って作品を仕上げたりする活動を楽し
む。
 

4.「課題」

(1)一人一人の実態に応じた課題に取り組む中で、視覚を活用したり、触察力や手指の操作性を高めたりする。

(2)拡大読書器や単眼鏡など、視覚補助具を活用しながら活動に取り組む中で、便利さに気付く。
   

5. 「運動」

(1)友達や教師と一緒に、様々な運動遊びを経験する。

(2)体を動かす楽しさを経験し、自ら体を動かす意欲を高める。

(3)体を動かす経験をとおして、体力をつけ、ボディイメージを獲得する。

 

   

 

6.「あそび・リズム」

(1)集団の中で、友達と関わりをもって遊ぶ経験を増やす

 

  

7. 「体験」

 

(1)自然の草木や周囲の事物に興味や関心がもてるような場所での活動をとおして、季節の移り変わりを感じたり、季節感を味わったりできる。

(2)校外での散歩や買い物活動、年齢の近い幼児集団との関わりをとおして、いろいろな場所や集団での活動に慣れるとともに、人との関わりを広げる。

 

    

8. 「帰りの会」

(1)絵本や物語などに親しみ、言葉に対する感覚を豊かにする。

(2)1日を振り返り、楽しかったことや頑張ったことを、自分なりの言葉で表現する。

(3)興味をもって相手の話を聞いたり、自分の話を発表したりする経験をとおして、やり取りの楽しさや伝え合う喜びを味わう。

(4)1日を振り返って成就感をもち、次の日の活動に期待感をもつ。


4 年間行事

4月  新入生歓迎会(親子行事)

6月  学部運動会

7月  夏まつり(親子行事)

9月  校外学習(千葉市動物公園)

10月 千葉盲祭

11月 校外学習

12月 人形劇・おたのしみ会(親子行事)

 2月  豆まき会

 3月  年長さんを送る会(親子行事)

 

5.教育相談

 視覚支援センターと協力して、0歳から就学前までの視覚障害を有する乳幼児の教育相談に応じています。視機能を補うための手立てをお伝えしたり、音が出る教材や光る教材、視覚補助具などを紹介したりしています。